ニューモデルマガジンX

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新車スクープや「ざ・総括」を代表としたクルマの辛口批評をメインコンテンツとした雑誌およびウェブサイトです。メーカーに遠慮しないユーザー本位の歯に衣着せぬ記事づくりを貫いています。 https://www.mag-x.com/

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マガジンX 2024年10月号『ざ・総括。』デザイン総括【後編】

日本車のデザインはどうか【後編】 日本の道でよく見かけるクルマは軽自動車と小さなミニバン、乗用車っぽい小型のクロスオーバー、それと小さなハッチバックだけで8割以上を占めるだろう。セダンは欧州車以外ではあまり見かけない。日本市場はかなりイビツになった。走っているクルマのプロポーションは21世紀になって以降、大きな変化はない。かつてのバブル時代のように、思い切ったデザインのクルマもあまり出てこない。「カーデザインは停滞している」と言っていいだろう。これは何が原因なのか。日本車の

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    • マガジンX 2024年10月号『ざ・総括。』ホンダ・アコード

      オススメ度 ★★★★☆ めずらしく「おっとり」系 1976年に発売された初代アコードから数えて11代目となる新型アコード。日本国内向けは2ℓ4気筒ICE(内燃機関)に電動モーターを合体させたストロングHEV(ハイブリッド・エレクトリック・ビークル)のホンダe:HEVだけに集約された。主要市場は北米で昨年は約20万台が売れたが、日本では500万円クラスのセダンはあまり売れないだろう。しかし、本誌評価陣は「乗ってみれば、このクラスの国産セダンのなかではイチオシ」と言う。ただし

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      • マガジンX 2024年10月号『ざ・総括。』BYDドルフィン/BYDシール

        オススメ度 ★★★★☆ 「まだまだ」だが、進歩中 中国のBYDオート(比亜迪汽車)はBEV(バッテリー電気自動車)とPHEV(プラグインハイブリッド車)の専業メーカーだ。日本ではBEVメーカーとしてアピールしているが、じつはPHEVでの利益をBEVに投じることでライバル他社より有利に事業を進めている。親会社のBYDから車載電池を調達している点も、利幅の小さいBEV事業を有利に進められる理由だ。日本への進出は昨年だったが、最近ではテレビCMも展開しており、知名度は少しずつ上

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        マガジンX 2024年10月号『ざ・総括。』デザイン総括【後編】

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        • マガジンXスクープ記事
          8本

        記事

          マガジンX 2024年9月号『ざ・総括。』デザイン総括【前編】

          日本車のデザインはどうか【前編】 カーデザインの本場はヨーロッパだ。アメリカ車のデザインは大味、日本車は線が細い…など、いまも昔も、世の中にはこういう声がある。でも実際のところどうなのだろうか。「ざ・総括。」のデザイン評価陣は、ひとりが某OEM(自動車メーカー)の現役デザイナーで、ひとりは欧州で活動していたデザイナー、もうひとりはOEMにアドバイスする立場のデザイナーだ。3人ともプロフェッショナルである。この3人にとって、いまのカーデザイン、とくに日本車のデザインがどのよう

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          マガジンX 2024年9月号『ざ・総括。』デザイン総括【前編】

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          マガジンX 2024年9月号『ざ・総括。』スズキ・スーパーキャリイ

          オススメ度 ★★★★☆ 軽トラを新スポーツカーに 軽トラックの運転台(キャビン)を少しだけ広くした仕様は、スズキ・スーパーキャリイとダイハツ・ハイゼットトラックジャンボ/ジャンボエクストラだけだ。運転席と助手席のシート後方にキャビンを広げ、シート背もたれのリクライニングを可能にし、少々の手荷物なら収容できるスペースを設けた仕様だ。これが結構使える。丈夫なラダーフレームとシンプルなサスペンションで走りも上々。「クルマの運転を練習するなら、軽くて小さくて非力な軽トラがいちばん

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          マガジンX 2024年9月号『ざ・総括。』スズキ・スーパーキャリイ

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          マガジンX 2024年9月号『ざ・総括。』三菱トライトン

          オススメ度 ★★★☆☆ ちょっと「丸めすぎ」が残念 三菱自動車がタイで生産する1トンピックアップトラック「トライトン」は、昨年FMC(フルモデルチェンジ)されて3代目になった。三菱にとっては世界戦略車であり、タイのラムチャバン工場からアセアン、豪州、中近東、中南米、欧州など、北米を除く世界各国へ輸出されている。ルーツは1978年に発売された「フォルテ」、その後を継いだ「ストラーダ」であり、欧州では「L200」の車名で販売されている。3代目の日本仕様は、日本市場向けにマイル

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          『ざ・総括。』 型式認証不正は何が問題なのだろうか?

          しばらくBEVは停滞か? トヨタ、ホンダ、マツダ、スズキ、ヤマハ発動機の5社で、型式指定申請に必要な認証試験の不正が見つかった。対象は2輪車を含めて合計38車種、現在生産中の製品もあり、合計513万台にもおよぶ不正である。発覚のきっかけはダイハツの不正を受けて国土交通省が自動車業界85社に社内点検を指示したことからだった。トヨタなどは「認証基準よりも厳しいテストを行っていた」などと言うが、不正があった試験の多くは国際基準に沿ったものであり、その試験を行っていなかったという点

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          『ざ・総括。』 型式認証不正は何が問題なのだろうか?

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          『ざ・総括。』ボルボEX30

          オススメ度 評価せず(参考★★★☆☆) こんなはずじゃないのに… ボルボの親会社である中国の吉利集団が開発したBEV(バッテリー電気自動車)プラットフォーム「SEA2」を使い、中国で生産されているボルボEX30。いずれベルギーでも製造される予定だが、現在は中国製のみが販売されている。同じプラットフォームからはスマート「#3」や吉利の高級ブランドZeekr(ジーカー)の「007」も製造される。いまや吉利はボルボ、ロータス、プロトン(マレーシア)などを傘下に持ち、ダイムラーベ

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          『ざ・総括。』ボルボEX30

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          『ざ・総括。』ポルシェ718ボクスター 他

          オススメ度 評価せず(参考★★★☆☆) 2000万円の幸福度とは? 911カレラT、ボクスター・スタイルエディション、カイエンSと3台のポルシェに乗った。前号で試乗したタイカンはBEV(バッテリー電気自動車)だったが、今回はICE(内燃機関)搭載車だ。RR(リアエンジン・リアドライブ)の356で始まったポルシェは、いまやSUVのカイエンやセダン的なパナメーラを持つ。北米でのセールスを考えれば自然な成り行きでもあるが、本誌評価陣は「だれでも乗れるクルマばかりになった」「ポル

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          『ざ・総括。』ポルシェ718ボクスター 他

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          『ざ・総括。』自動車業界におけるBEV最新情報

          しばらくBEVは停滞か? BEV(バッテリー電気自動車)市場はどうなるだろうか…というテーマで座談会を行ったのは2カ月前だった。すでに販売失速の兆候はあったが、3月以降はBEVの販売が目立って鈍ってきた。しかし、英・ローモーションのように「電動車」の販売台数を調査している会社はPHEV(プラグイン・ハイブリッド車)とBEVの合計を「EV販売台数」と称して発表するようになり、BEV不調を隠そうとしている。タイで中国製BEVが売れている件も「関税がゼロになった」ことを日本のメデ

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          『ざ・総括。』自動車業界におけるBEV最新情報

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          『ざ・総括。』ポルシェ・タイカン

          オススメ度 評価せず(参考★★☆☆☆) ポルシェは何をしたかったのか タイカンはポルシェ初のBEV(バッテリー電気自動車)として2019年秋に発表された。前身は2015年に公開されたショーモデル「ミッションE」であり、テスラ「モデルS」などとともにハイエンドのBEVカテゴリーを形成する。本誌評価陣は「日本の常用速度域ではただストレスが溜まるだけ」「つねに重さを意識するクルマ」と評価した。「BEVは環境にやさしいなどとはタイカンに乗る限りはただの戯言」とも言い切った。あらた

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          『ざ・総括。』スズキ・スイフト

          オススメ度 ★★★★☆ Bセグ日本代表になれる出来 5代目スイフトは2023年12月に発表された。2000年の初代デビューからすでに24年。いまだに日本国内向けにMTの設定がある国産Bセグメント車であり、今年5月からインドでの生産・販売も始まった。欧州向けはハンガリーでの生産が始まる予定だ。スズキにとってスイフトは世界戦略の要であり、本誌評価陣は「なかなかよくまとまっている」「国産の同クラスではいちばん出来がいい」と評価した。「もう少し電池容量を増やして電動モーターの出番

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