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全記事入ってます。上から古い順です。 とにかく、全部、眺めてみるって結構重要です。
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2021年11月の記事一覧

目を開くから呼んでいて

目を開くから呼んでいて

朽ちることが怖いのではない。
生きたいから痛いのだろう。
溶けるように、土に還る。
目を閉じ、頭の中に、描く。

己の身体がどこへ行くのか、
分解される生きた身体を、
思うとどうにも幸せで、
なにかやりきれない気もする。

ただ泣くことしかできない時間を
過ごしたあとの、夜明けの気配。
あたらしい旅のにおいがしている。
もう、気がついてはいるけれど。

そろそろ行きたくなっているだろう。
留まるこ

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季節を想う

季節を想う

窓を開けて掃除をする。秋だなと思う。
傷みが気に掛かっていた本を手入れした。
コートやかばんも、クローゼットから出して風を通した。
窓をよく拭く。結露の季節になるから、気をつけなければ。カーテンも洗いたい。日が短くなってしまう前に、洗濯しておきたいものは何だったかな。急かされるように部屋を見渡す。
秋の掃除が好きだ。初夏に風を入れるときとはまた違う。爽やかで乾いている。
ぴかぴかの窓から外を見る。

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風をつくる

風をつくる



風を待つ。

風を読む。

風に乗る。

風を入れる、
風を通す。

風になる。

風が吹いている。

風が撫でる。
風が呼ぶ。

「風をつくるよ。」
そう思って描いた絵。
ぐるぐる。様々な向きの、流れがあるでしょう?

やわらかなイメージの線だけど、原色に近いはっきりした色を使った。
強い意志の風が在る。心が広がりを求めている。

グリーンとサンド(イエロー)を中心に描きたくて、浮くかなと思

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庭に鳴る宇宙

庭に鳴る宇宙

君のための僕であることを僕は知っている。
僕のための君が君の全てではないことを僕は知っている。

僕の愛はそれほど大きな愛ではない。
僕はこれで足りている。
君の愛は大きくてその全てを僕が受け取ることはできない。
だから僕は、君のその愛を、必要とするものに惜しみなく与えて生かせるように、君が愛したいもの全てを愛せるように、君の歩みを支えて生きる。

君は選んで僕の隣にいる。
君が僕を信じているから

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まだ、たまご

まだ、たまご

たまごを割る。時々、硬くてなかなか割れないのがあることに感動する。守られている感じがする。だけど、もしそのたまごがヒナの孵るたまごなら、ちょっと大変だろう。そのヒナには、たまったものじゃないのかもしれない。だって、ただでさえ簡単じゃないよね。たくさん時間をかけて、へとへとになって生まれてくる。ひと一倍硬い殻に包まれて生まれてくるヒナは、一大事なのではないかな。
殻は、強く守ってくれる。だけどそこか

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きっといいことがあるよ

きっといいことがあるよ

ゆっくり読む。
ゆっくり書く。
ゆっくり話す。
ゆっくり聴く。

忘れがちなこと。ゆっくりね。ひとつひとつね。

しっかり吐く。ゆったり寛ぐ。
じっくり考える。どっしり構える。
のんびり過ごす。

せわしない時間の中にいるのであればこそ。
だいじなこと。現在地を確かめる。

今日の天気はどうだった?
お月さまはいつでてた?今日はまだ、見えなかったかなあ。
朝ごはんはおいしかった?なにを食べたかな。

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大地を確かめる

大地を確かめる

君のための森がある。
開く必要はないんだよ。
迷わせる場所ではないのだから。
入ってみれば分かるのだから、
深い優しさで作られた森であること。
喜びで育った木々であること。
豊かな土と美しい水が守られていること、
澄んだ空気がそこにあること。

この森を誰にも開きたくないことを、悲しく思わなくていい。
君のための森だよ。
君を本当に分かってくれるのなら、
そのひとはきっとこの森を癒しと感じるはずだ

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みんながしあわせだといいよね(秋の話 1)

みんながしあわせだといいよね(秋の話 1)

って、話しながら君と秋を歩いた。
君と外を歩くとき、他に誰もいないところで君と二人で過ごすより、二人でいられる気がするのは何故だろうね?
だって二人きりなら、それが世界だからね。
そこではあんまり、二人きりって思わない。
「孤独」が守られる。おたがいの「ひとり」の時間が、大事に存在する。

君と話したいから一緒に歩こう。
みんなの声を聴きながら、僕たちはふたりぼっちだね。

みんながしあわせだとい

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秋の話 2

秋の話 2

あの日、君と歩いたことを、
まだ、懐かしまなくてもいい。
君は今でも隣にいる。
僕の隣にきょうもいるから。
ことしもきっと、あの日と同じ、
あの道を君とならんで歩くよ。

落ち葉を拾い集めるように。

もう冬の匂いがしているね。

どんな日も美しい。

今日という日も美しかった。

秋の話 3 「公園の道」

秋の話 3 「公園の道」

「去年は歩いてない」と、君が言った。去年の秋は行ってない。あの、公園の道。「この間の春は歩いたけど」と言う。
じゃあ、僕の記憶はいいかげんだから、やっぱり君が必要だなって笑う。
「気持ちを憶えていてくれるから」
それでいいんだって。そうだといいけどなあ。
まあ、なんでもいいからいっしょにいさせてよ。僕も君もお互いに必要なんだって、思っていたいんだよ。
ほんとうは違ってもさ。

もうそろそろ寒くなる

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真っ直ぐに行く先を見る

真っ直ぐに行く先を見る

彼らは無事に行けるだろうか。僕には、道を渡すことしかできないけれども。それでも彼らは行くと言った。だいじなひとの力になれるだろうか。きっと大丈夫だ、彼らはとても勇敢で、本当によく、使命を分かっている。きっと大丈夫。怖くてもいいんだよ。その先に行かなければ出会えない時間が必ずあるんだから。怖いね。泣きながら行こう。そこへ抜けたら、きっと泣いている暇もなくなるよ。今のうちに泣いておこう。怖いね。僕は、

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