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#推薦図書
『リエゾン-こどものこころ診療所-』連載第4回より 〈凸凹のひと〉たちの〈眼〉が我々に投げかける〈問い〉について
ちょうど私が発達障害に端を発する抑うつ状態の療養に入るのと時を同じくして連載が始まった『リエゾン-こどものこころ診療所-』に、勝手な縁と親近感を感じてすっかり毎週この作品を読むことが習慣となっているのだが、3月26日発売の『モーニング』2020年第17号に掲載の連載第4回目も非常に興味深く拝読させていただいた。今回も作品を通じての発達障害への学びは非常に多くあり(何度も繰り返す通り私は専門家では
もっとみる発達障害の所見が下り、ついでにうつになったので、お手紙を書こうと思います。~前略、街の底より~
職場で衝突してうつになった。
今の私を一言で自己紹介するならば、この一文に尽きる。
まるで志賀直哉の『城の崎にて』の冒頭、【山手線の電車にはねられて怪我をした】みたいな書き出しで恐縮ではあるが、勤め人である以上は守秘義務というものがついて回っているので何があったのかを事細かに記すことはできず、きわめて抽象的な書き出しとなってしまうことはなにとぞご容赦いただきたい。
ともあれこのたび、私
モーニング新連載『リエゾン―こどものこころ診療所―』の〈画のお芝居〉のすごさをみんなにわかってほしい。
先週から週刊コミック誌「モーニング」で、『リエゾン―こどものこころ診療所―』(漫画・ヨンチャン、原作・竹村優作)という連載が始まった。
どんな漫画? 『リエゾン―こどものこころ診療所―』はサブタイトルが示す通り児童精神科を舞台とする作品で、曰く、「生きづらさを抱えた親と子に向き合う児童精神科医を描く――。」とのこと。意図をひとことで言い切れる作品や企画にハズレなしの個人的経験則から、すでに期待
noteをひと通りいじってみての気づきと、坪内祐三さんが生前に「いよいよ雑誌の時代がやって来た」と言っていたこと。
文筆家で評論家で編集者でもあった坪内祐三さんが突然亡くなられたのは、2020年も明けてすぐの1月13日の事だった。まだ61歳という若さで、死因は急性心不全だったそうだ。もちろん私は坪内さんと面識などあるはずもなく、その著書の一読者に過ぎないのだが、それこそ学生時分から坪内さんの書くもの・語るものを好んで読ませていただいていただけに、このたびのあまりにも突然の訃報には驚くことしきりだったし、その喪
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