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講演資料集

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各地でお招きいただいた際の講演に関する資料、音声データなどを公開いたします。少しでも何かのお役に立つことができれば幸いです。
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#牧師

ルターとキングと手塚治虫~空気の読めない〝改革〟の旗手

ルターとキングと手塚治虫~空気の読めない〝改革〟の旗手


「推し」への愛

 「10月31日は何の日ですか」。今日は宗教改革記念日なんです。でも、世間的にはもうハロウィンのイメージですね。今や渋谷区長が会見して「渋谷に来ないでください」と呼びかけなければならないくらい東京では盛り上がっておりますが、北海道ではどうなのでしょうか。ディズニーランドの影響も多大にありますが、もともとは宗教改革記念日です。

 ルターが、95か条の論題を教会批判という形でドア

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■日 時:2016年11月5日(土)11:00~17:30
■場 所:ウインクあいち 1001会議室
■登壇者:イラストレーター ましう × ゲームデザイナー 中村誠 × 僧侶、「御朱印あつめ」「檀家-DANKA-」発案者 向井真人
■主 催 いのフェス2016実行委員会(有志)
■協 賛 キリスト新聞社、あいちゴスペルネット、ようがくじ「不二の会」
■いのフェス公式サイト http://www.

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※試聴版です。オリジナル版(30:00)は購入後に視聴できます。

■日 時:2016年11月5日(土)11:00~17:30
■場 所:ウインクあいち 1001会議室
■登壇者:イラストレーター ましう × ゲームデザイナー 中村誠 × 僧侶、「御朱印あつめ」「檀家-DANKA-」発案者 向井真人
■主 催 いのフェス2016実行委員会(有志)
■協 賛 キリスト新聞社、あいちゴスペルネット、ようがくじ「不二の会」
■いのフェス公式サイト http://www.

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東京バプテスト神学校 前期公開講座の初回分資料を無料で全公開!!

東京バプテスト神学校 前期公開講座の初回分資料を無料で全公開!!

4~5月に全15回で開講される東京バプテスト神学校主催の公開講座で、「宣教学:日本のキリスト教会の現状とこれから」の最初の5回を担当することになりました。案内文は以下。

各回のテーマはこちら。

しかも、どうやら初回の4月10日(月)分(宣教学①)は「オープンウィーク」期間中のため、無料で誰でも講義を視聴できるようです。

詳しくは以下の講座案内と申込書をご参照ください。申し込み締め切りは4月3

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仁義なきキリスト教雑誌の世界(『福音と世界』創刊70年に寄せて)

仁義なきキリスト教雑誌の世界(『福音と世界』創刊70年に寄せて)

(『福音と世界』2022年6月号への寄稿)

 錚々たる面々に肩を並べて創刊七〇年に寄稿できるような立場でないことは重々承知の上で、日ごろお世話になっているご近所のよしみもあり、依頼を断り切れずに筆を執っている。業界歴もたかだか十数年の若輩者が、七〇年にも及ぶ長い歴史について語る言葉は持ち合わせていないが、新聞だけでいえば七〇年以上の伝統を背負ってしまった同業の身ではあるので、現在地から見える景色

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そろそろ考えドキ?モヤる“教会文化”全5回シリーズ(5)いわゆる「牧師夫人」問題

そろそろ考えドキ?モヤる“教会文化”全5回シリーズ(5)いわゆる「牧師夫人」問題

▼日本FEBC 公式サイト

Vol.5 いわゆる「牧師夫人」問題

 この間、TwitterをはじめとするSNSでもさまざまな議論が展開されている「牧師夫人」問題。独身制を続けるカトリックと異なり、プロテスタントの牧師は結婚ができる。もちろん、生涯結婚しないという牧師もいるが、結婚して家庭を築く牧師も多い。その場合でも、

夫婦ともに牧師の場合

夫が牧師で妻が信徒の場合

妻が牧師で夫が信徒の

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そろそろ考えドキ?モヤる“教会文化”全5回シリーズ(4)「青年会」「婦人会」

そろそろ考えドキ?モヤる“教会文化”全5回シリーズ(4)「青年会」「婦人会」

▼日本FEBC 公式サイト

Vol.4 「青年会」「婦人会」

 「特別に伝道される」礼拝に出席し、最初の関所「受付」をクリア、礼拝終了後の「新来会者の紹介」も耐え抜いた。そんな鋼メンタルの持ち主なら、これから待ち受ける教会生活の試練も恐れるに足りないかもしれない。しばらく教会通いが続くうちに、「そろそろ洗礼を…」とのお誘いがあり、晴れて教会の一員となったあかつきには、何らかのグループ(会)への

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そろそろ考えドキ?モヤる“教会文化”全5回シリーズ(3)新来会者の紹介

そろそろ考えドキ?モヤる“教会文化”全5回シリーズ(3)新来会者の紹介

▼日本FEBC 公式サイト

Vol.3 新来会者の紹介

 前回、教会に来て最初の難関である「受付」を無事クリアしたあなた。ようやく礼拝までたどり着き、ほっと安堵したのも束の間。次の試練は、礼拝終了後に突然訪れる。そう、新来会者の紹介という「イベント」である。名前を呼ばれ(しかも間違えていたりすることも多々)、その場で立たされ、全会衆に顔をさらされ、拍手をされ、挙げ句マイクを渡され「何かひと言」

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新世代エヴァンジェリストの憂鬱(5)僕たちの前途

新世代エヴァンジェリストの憂鬱(5)僕たちの前途

『若者とキリスト教』(2014年、キリスト新聞社)より抜粋。

軽やかな「越境」と緩やかな「連帯」 以上の問題意識を前提に、今後のキリスト教について若干の希望的観測と提言をしたいと思います。キーワードは、「越境」と「連帯」です。しかしそれは、何らかの強制力や義務感を伴うようなものではなく、境界の「あちら側」と「こちら側」を気軽に往来できる軽やかさと、ある程度の自由度を許容し合える緩やかさが保持され

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新世代エヴァンジェリストの憂鬱(3)教会/業界の憂鬱

新世代エヴァンジェリストの憂鬱(3)教会/業界の憂鬱

『若者とキリスト教』(2014年、キリスト新聞社)より抜粋。

発信力の欠如 牧師個人が抱える「憂鬱」を見てきましたが、次により根本的なキリスト教「業界」全体の抱える課題を考えてみたいと思います。キリスト教の全教派・団体に共通する課題として、発信力に乏しさをまず挙げたいと思います。「見えざる奉仕」を美徳として自己主張を控えるあまり、あまりに奥ゆかしすぎる。むしろ、「善いことをやっていれば、いずれ伝

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新世代エヴァンジェリストの憂鬱(2)牧師たちの憂鬱

新世代エヴァンジェリストの憂鬱(2)牧師たちの憂鬱

『若者とキリスト教』(2014年、キリスト新聞社)より抜粋。

「紛争」だけが理由でしょうか? 今度は具体的に、牧師、教会、キリスト教関連業界が抱える「憂鬱」に焦点を当てたいと思います。『Ministry』第11(2011年秋)号の特集「ボクシたちのリアルⅡ」で現役牧師約300人を対象に行ったアンケートによれば、「牧師の仕事に困難を覚えるとき」として、最も高い比率(45%)を占めたのは「教勢(教会

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「教会のウイルス対策​」について感染症対策の専門家(現役神学生)にアドバイスもらいました。

2020年11月28日に開催された教会関係者の方を対象とするオンライン相談会(キリスト新聞社主催)の中から、冒頭の解説部分を公開。各教会で行っているウイルス対策が有効か否か、祝会や聖餐式はいつ、どのような形で再開できるのかなど、さまざまな悩みに感染症対策コンサルタントの堀成美さん(日本聖書神学校3年)が答えます。

*昨年11月末時点での情報ですが、感染対策については変わりありません。ワクチンの接
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コロナ時代に問う「神学+教育2.0」 小原克博(同志社)×中道基夫(関西学院)×西原廉太(立教)オンライン鼎談

オンライン化がもたらすキリスト教の“希望”とは?

 長引くコロナ禍で、すでに語り尽くされた感のある「新しい教会様式」。礼拝や授業のオンライン化がもたらしたものは何だったのか? 形骸化する「エキュメニカル」運動の課題を克服し、この危機を前向きな原動力に変えていくための知恵とは? オンライン(バーチャル)かオフライン(リアル)かという二者択一の議論を越えて、これまでの教会、神学の課題と向き合い、単な
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キリスト教は非リア充にとっての福音である。

キリスト教は非リア充にとっての福音である。

敬虔でもなく、薄っぺらい信仰の持ち主である私にも、これだけは確信を持って言えることがある。キリスト教は、非リア充(彼氏・彼女がいる、交友関係が広い、仕事やお金があるなど、リアルな実生活が充実した「リア充」の対義語)にとっての福音(ふくいん)である。

たまたま性格が内気でコミュ障で、趣味にも偏りがあり、オタク的傾向をもつだけで「陰キャ」などとカテゴライズされ、スクールカーストの最底辺に位置付けられ

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