記事一覧
「キリ新」電子版 2024年9月11日付(メルマガ 第221号)
昨日は、焚き火🔥塾とのコラボによるオンラインセミナー、清野勝男子さん、濱和弘さんによる対談「一般恩恵と普遍啓示論の邂逅~震災とコロナ禍を経て」が行われました。予想どおり90分ではまったく時間が足りませんでしたが、かなり凝縮された内容となっています。いわゆる「福音派」の現在地を知るには、とても秀逸な教材かと思います。コメント欄へのご感想、ご質問もお待ちしております。
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「虎に翼」で省みる 書評誌『本のひろば』2024年9月号「編集室から」
NHK朝ドラ「虎に翼」から目が離せない。日本初の女性弁護士で後に裁判官となった三淵嘉子をモデルに描くオリジナルストーリー。法曹界をはじめ多くの識者も熱心に視聴し、さまざまに論評されている。
女性が一人格として認められなかった昭和初期。本当にこんな時代があったのかと目を疑いつつ、どこか現代にも通じる台詞が胸に刺さり、今なお変わらない根源的な問題に気づかされたというシーンは枚挙に暇がない。「女の
「キリ新」電子版 2024年8月11日付(メルマガ 第219号)
79年目の夏を迎えています。8月9日の平和祈念式典にイスラエルの駐日大使を招待しなかった長崎市の対応を受けて、日本以外の先進7カ国(G7)の駐日大使らが式典への参加を見合わせるという異例の事態となりました。ロシア、ベラルーシ、パレスチナは招待せずイスラエルは招待した広島市とも、対応の差が浮き彫りになった形です。核兵器廃絶に向けて、宗教界のとるべき姿勢を考える機会にできればと願います。今回も最後ま
もっとみるキリスト教学校に多様な事務職員が不可欠な理由
事前アンケートの結果によると、参加者の約7割が各校からの業務命令で、自分の意志とは関係なく参加したという事務職員夏期学校。個人的には2018年、19年以来5年ぶり3回目となる参加でしたが、毎度のように最終日に得られる充足感に引き換え、無味乾燥なプロモーションで、モチベーションが低いまま参加者が集まらざるを得ない現実はとても残念に思います。学期末の多忙さを押して日常の雑務から離れ、わざわざ山梨の奥
もっとみる講師あいさつに代えての自己紹介
厳格で敬虔なクリスチャンの両親のもとで育ち、「ドリフ」も「ひょうきん族」も見せてもらえず、ファミコンも買ってもらえなかった不遇な幼少期。その反動もあって、「ジャンプ」漫画をはじめとする空想の世界に魅せられ、中二病をこじらせたオタク街道まっしぐら。鳥山明に憧れ、高校卒業まで本気で漫画家を目指すも挫折。からくも脱・東北の夢だけは叶えることができ埼玉大学で学んだ後、制作会社に入社。テレビ朝日の報道編集
もっとみる「キリ新」電子版 2024年7月11日付(メルマガ 第216号)
安倍晋三元首相の銃撃事件から2年を迎え、宗教界を取り巻く変化などについて聞く朝日新聞の「耕論」欄にインタビューが掲載されました。事件以来、耳目を集めた「2世問題」を含むさまざまな社会課題について、未だ他人事のように捉える宗教者の姿勢について問題提起しました。今回も最後までお付き合いください。
銃撃2年、寝た子を起こしたくない宗教界 キリスト新聞編集長の懸念
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いい加減、自己満と内輪受けを打破しませんか?~改めて言っておきたい五つのこと
何度も何度も繰り返し見てきた光景が、また眼前で繰り返されようとしている。もううんざりである。
これがかれこれ7年前。キリスト教ギョーカイの内向きっぷりには慣れきっているので、もはや何も驚かない。齢50に近づき、巷ではすでに「ソフト老害」の域に片足突っ込んでいるとの自覚はありつつ、いまだ「若手」と言われてしまう界隈の超高齢化を嘆く一方、後進のためにどうしても言わなければならないことがある。これまで