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病院経営

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2024年6月の記事一覧

★院長の心得2
某勉強会で何か新しい試みをしたければ、リーダー/院長自身が汗を流す必要があると学びました。防空壕の中に隠れて命令するようなリーダーは誰もついてこないと。気が引き締まりますね。

★僻地に民間病院はあるか?
某勉強会で改めて認識しましたが、僻地に民間病院はありません。人口が少なく、採算がとれないからです。僻地は不採算医療であり、公立病院が繰入金をもらっていながら担っています。民間病院はこのゲタをはいてない上に赤字だと潰れてしまうので存在しません。

★地域医療の醍醐味!?
学生時代に知られてない僻地医療の醍醐味として"嫌でも病院の運営に関われる"ということがあげられる。もっとアピールしてもいいかもしれない。経営に興味のある学生にはいいぞw

★病院の宣伝方法1
市民公開講座を行うことで、地域住民に病院を知ってもらい、親しんでもらうことができる。

主治医制とチーム制

主治医制とチーム制

当院はこれまで、日中の入院患者を主治医制でみていました(夜間は当直医が対応)。
今年度に入って主治医が日中、院外の施設で勤務する時間も増え、入院患者に適応できない時間が増えました。

そこで日中、部分的に病棟チーム制を導入しました。
基本的に主治医がいる日は、主治医が対応しますが、不在日はチームメンバーの医師が回診することにしました。基本的には責任の所在は主治医にあり、そのバックアップをチームメン

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議会について

議会について

病院長になって議会に興味を持つようになりました。
病院の方向性は病院だけでは決定できず、大きな事業(特にお金のかかること)においては行政と相談が必要です。ところがそれだけでは不十分で、各地方自治代長であるは市長や町長は議案の執行にあたって、議会の承認が必要になります。
各地域によって市長/町長と議会との関係は異なるとは思いますが、その構図について知っておくことは重要だと思います。

安芸高田市市長

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★院長回診の意義
①患者状態の把握
②診療内容の確認
③診療報酬の点数の取り忘れの確認

臨床的な意義だけでなく経営的な視点でもしています。

★院長の心得
自分が悪くなくとも、「院長が悪かった」と言っておけば、丸くおさまることはよくある

★ピンチはチャンス
ピンチはチャンス。臭い飯を食え。
院内で揉め事がおこればチャンスと思った方がよい。人は助けてくれた人を信頼してくれるようになる。つまり信頼を勝ち取れるチャンス!
信頼がないと正しいことを言っても聞いてくれない。何を言うかではなく、誰が言うかなのだ。

医師同士のコミュニケーションアプリ「Join」について

医師同士のコミュニケーションアプリ「Join」について

私の病院は常勤医が数名しかおらず、地域の中核病院でもあるので近隣の診療所にも医師を派遣しています。そのため日中でも院内で医師が1人になることもあります。そんなときに大活躍してくれるのがこの「Join」というアプリです。機能としてLINEのグループラインと似ており、複数人で患者の相談を行うことができます。プライバシーはLineよりも強化されているのが強みです。写真、メッセージのみならず、CTやMRI

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Drop boxを使った動画付きマニュアル作り

Drop boxを使った動画付きマニュアル作り

今年度に入って、外来や当直にバイト医師が入ることが多くなりました。
一人一人にカルテの操作方法やローカルルールを伝えるのは非常に手間がかかるのでマニュアルを作ることにしました。

マニュアルの中身としては
①カルテの操作方法
②院内でよく行う業務の説明
③こんなときどうする!?フローチャート作り
④CT撮影方法(当院は夜間休日は放射線技師不在のため医師が撮影する必要があります泣)
基本的にWord

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★タスクシェア
昨今、タスクシェアの重要性が強調されています。院内で取り組んでいることを紹介します。”いつ自分が死んでも、職場が回るように”を意識しています笑
①行政に提出する書類内容の共有
②drop boxを用いたファイル共有
③院内の中心メンバーでのLineグループ作り

職場でも使える「妻のトリセツ」

職場でも使える「妻のトリセツ」

職業柄、他人と会話をすることが多いのですが、どれだけ理屈を説明してもわかってもらえないことがあります。
こんなときに”傾聴”、”共感”を意識するとうまく機会が少なからずあります。大事なことですが、つい忘れがちになります。完全に私見ですが、特に医師は忘れがちになっているのではないでしょうか(笑)
これは医師はカンファレンスや学会発表でロジカルな考え方が求められるからではないかと思っています。
患者の

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