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我が子育ての現場から

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娘2人を育てる中での気づきなど。
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#コラム

思春期に片足つっこんだ小3女子とのニンテンドーSwitchを巡る攻防。

思春期に片足つっこんだ小3女子とのニンテンドーSwitchを巡る攻防。

これは、2019年5月~12月にかけて、
思春期に片足つっこんだ小3女子が、
幾多の困難を乗り越えて、
ニンテンドーSwitchを手にするまでの、
壮絶な物語である……

2019年5月20日の夜のこと。

風呂上がりに、思い詰めた表情で、「ママ……」と長女(当時小3)が声をかけてきた。

何事かと思うと、かく訴える。

「ニンテンドーSwitchが、欲しいの……」

友達の家に遊びに行って、ニン

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子どもの読解力と記憶力を鍛える「お風呂でクイズ遊び」のススメ~出題する大人にとってはわりと脳トレ~

子どもの読解力と記憶力を鍛える「お風呂でクイズ遊び」のススメ~出題する大人にとってはわりと脳トレ~

シリーズ「我が子育ての現場から」
~No.20~

子育て業務において、わりと「負荷の塊」である、お風呂タイム。子どもが幼ければ幼いほど、また同時に入れる子どもの人数が多ければ多いほど、「お風呂でゆっくりリラックス」とは程遠い、ある種の地獄になる……というのは、経験者にはわかりすぎると思うのですが……

しかし、子どもがある程度育ってくると、お風呂タイムほど、雑音も雑念もなく、子どもとじっくり向き

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お菓子作りド素人なのに、我が子の誕生日ケーキ用のチョコプレートだけは必死に作っている。

お菓子作りド素人なのに、我が子の誕生日ケーキ用のチョコプレートだけは必死に作っている。

シリーズ「我が子育ての現場から」
~No.19~

ケーキに乗ってるチョコプレートを作ったことって、あります?

作り方自体は至ってシンプル。
チョコペンで絵を描き、
チョコペンで色を塗り、
仕上げにホワイトチョコを溶かして全体を固めて、
出来上がり。

しかしー
これがー

図案によっては猛烈に手間がかかる!

長女の誕生日が、1月3日でして。

5歳の誕生日から、ほぼ毎年、正月早々チョコプレー

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子どもが学校のテストを持ち帰ってきたら、まず何を確認しますか?

子どもが学校のテストを持ち帰ってきたら、まず何を確認しますか?

シリーズ「我が子育ての現場から」
~No.18~

学期末ですねぇ……
毎日のように、いわゆる「カラーテスト」というやつを持ち帰ってきては、そのへんにポイポイ置いて散らかしていく……のは、うちの子だけではないはず……(汗)

さて。

子どもが学校のテストを持ち帰ってきたら、何をまず確認しますか?

点数ですか?
間違えた問題はどこか、ですか?
字の汚さですか?(笑)

それらも大切かもしれません

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兄弟姉妹、「同じように育てたのにどうしてこんなに違うのかしら?」って、絶対なるから、私はむしろ「全部真逆にしてやろう」と思って子育てしている。

兄弟姉妹、「同じように育てたのにどうしてこんなに違うのかしら?」って、絶対なるから、私はむしろ「全部真逆にしてやろう」と思って子育てしている。

シリーズ「我が子育ての現場から」
~No.17~

聞きたいのですが、どうしてわりとみんな、「同じように育てようとする」んですか?兄弟姉妹を。

兄ちゃんがサッカーやってるから、弟もサッカー?
姉ちゃんがピアノやってるから、妹もピアノ?
男女問わず、とりあえず水泳はみんなやらせてたりして?

なんで?

あと、「上の子がこの年齢の時にはこんな感じだったのに、下の子はこんな状態で……大丈夫かしら……

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子どもの自己肯定感をアップさせる、シンプルな方法に気づいた話。

子どもの自己肯定感をアップさせる、シンプルな方法に気づいた話。

シリーズ「我が子育ての現場から」
~No.15~

我が家の次女5歳。
5学年上の、「出来杉くんキャラ」な姉がいるために、勝手に自己肯定感が低いのです。
それが、私の1つの悩みの種でして。

何とかならんかな?と、その後もあれこれ考えつつ過ごしていたのですが。

ふと、すごくシンプルに、自己肯定感を高める方法に気づいたのです。

それは、

「(次女)ちゃんは、自分のこと、好き?」

と、尋ねるこ

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小4女子の週1の塾通いが、楽しそうで微笑ましい。

小4女子の週1の塾通いが、楽しそうで微笑ましい。

シリーズ「我が子育ての現場から」
~No.13~

金曜日の朝、学校へ行く前に、「ママ、今日の分のおやつ、よろしくね☆」と言ってから家を出ていく小4長女。

今日のリクエストは、「かむかむの、珍しい味のやつ。珍しいのなかったら、普通にレモン味で」とのこと。

私は次女の幼稚園送りのついでにコンビニに寄り、「かむかむの、珍しい味のやつ」を探し……

期間限定の、いちご味を発見。
(こういうのは、スー

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突然の断水から子育てと防災教育について考えた話。

突然の断水から子育てと防災教育について考えた話。

シリーズ「我が子育ての現場から」
~No.11~

一昨日の話ですが、マンションの水道ポンプの故障で、6時間ほど断水しまして。まあ、6時間で復旧したので、大して困りはしなかったのですが。しかし時間帯が14:30~20:30という、幼児と小学生を子育て中の家で水が止まったら、1番アカン時間帯だったため、結構いろいろと考えさせられました。今日はそれについての覚え書き。

救世主①風呂の残り湯前の晩の風

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子どもの「会話力」や「表現力」を育てるには。

シリーズ「我が子育ての現場から」
~No.9~

結論から先に言うと、
「どんな意味不明なおしゃべりでも、子どもが何かしゃべり出したらウンウン頷きながらしっかり聞く」
これに尽きます。

逆に言うと、これができないくせに、
「うちの子、なかなかしゃべらなくて」とか、
「うちの子、作文が書けなくて」とか、
グダグダ悩むんじゃ、ありません!と、思います。

まずは、聞く。
大人が、聞く。
しっかり、聞

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我が子は、よその子のように。よその子は、我が子のように。

我が子は、よその子のように。よその子は、我が子のように。

シリーズ「我が子育ての現場から」
~No.8~

「我が子だから」
「私がしっかり育てないといけなくて」
「この子に関する全責任は私が負っていて」
…という思考から、自由になろう!という話。

「我が子は、よその子のように接し、よその子は、我が子のように接すればよい」というのは、私の子育て経験上の最大の発見だったように思います。

子育て仲間との付き合いの心得も、突き詰めて一言で表すと、これかもし

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「パパの方が良かったのに~!」と泣かれたママは、子どものつたない言葉から「真実を受け取る心得」を学んだ。

「パパの方が良かったのに~!」と泣かれたママは、子どものつたない言葉から「真実を受け取る心得」を学んだ。

シリーズ「我が子育ての現場から」
~No.7~

「パパの方が良かったあぁぁぁ~!」

「パパに会いたいいぃぃぃい~!!

「パ~~~パ~~~~!!!!」

…………5歳の次女が、泣きわめいている。

月曜日の、夕方18時。
私は洗濯物をたたんでいて、何か言いたげな次女が側に寄ってきた時に、顔も見ずに言ったのだ。

「ちょっと待ってね、いま洗濯物たたんでるから」

そしたら、スイッチが入ってしまっ

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上の子が「出来杉くんキャラ」だと、下の子は勝手に「自己肯定感が低くなる」のかどうか問題。

上の子が「出来杉くんキャラ」だと、下の子は勝手に「自己肯定感が低くなる」のかどうか問題。

シリーズ「我が子育ての現場から」
~No.6~

久しぶりに、真面目に子育てについて悩んでいて。その内容が標題のもの。
次女(5歳)の自己肯定感が、低い気がするのです。

何かと言えば、「できないんだよ~」と言って泣く。
そもそも失敗を恐れて挑戦しない。
お友達とうまくつきあえない(らしい:本人談)。
幼稚園の先生にほめてもらえない(らしい:本人談)。

どうも、自分は「ダメな子」だと思い込んでい

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旅には出にくいご時世だけど、「可愛い子に旅をさせる」ことはできる。

旅には出にくいご時世だけど、「可愛い子に旅をさせる」ことはできる。

シリーズ「我が子育ての現場から」
~No.4~

「可愛い子には旅をさせよ」と言います。親側がこの言葉を日々意識して子育てすれば、現代の子育てを取り巻く様々な負の現象(過保護・過干渉など)の多くが好転する気がします。いつもベッタリな親子ほど、「思いきって離れてみる」ことにより得られるものは、子どもにとってはもちろん、親にとっても相当大きいのです。

とは言え今年はコロナ禍で、子どもだけで参加できる

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主体性が、育ってないのかと思ったら。

主体性が、育ってないのかと思ったら。

シリーズ「我が子育ての現場から」
~No.3~

うちの子どもたちは、すぐ聞いてくる。
「○○してもいい?」と。
しかも大抵、私が即答で「いいよ」って、言いそうなことを、わざわざ聞いてくるのです。

「ブロックで遊んでいい?」
「今日はこの服着ていい?」
「このおやつ食べていい?」

自分で決めてよ!主体性が育ってないの!?

と、わりとイラッとくる時も多々あり。
なまじ、「子どもの主体性を養う」

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