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幸せのてっぺん 後編
独立して
新しいBARの開店準備して
毎日忙しい中でも連絡をくれて
彼にとっては気まぐれだったかもしれないけど
私には極上の幸せなことだった
会うのはもっぱら
彼のお客さんとお客さんの間の時間
もしくは
泊まりがないときの夜
ある日の連絡で
"明日は久しぶりにホテルでイチャイチャしよう"
ちょっと照れくさかった
彼とプライベートで会うようになって
初めてホテルに行く
ホテルの空間に2人だ
幸せのてっぺん 前編
年が明けて私は仕事が忙しくて
なかなか彼と会えなかった
ある日、彼から連絡があった
「どうしても会いたい」
めずらしい…
2週間ぶりに会う
何かあったのかと心配だった
「ごめん。どうしてもcotoに会いたかったんだ」
きっと何かあったのだろう
理由なんてなんでもいい
彼が私を思い出してくれて
会いたいって会いに来てくれたんだ
別の日も
同じようなことが続いた
何か不安なことがあるのかもし
泊まり明け 女風セラピストのプライベート
新宿の高級ホテルでの泊まりが終わると
私の家に来ることがあった
次の仕事までの休憩を兼ねて会いに来てくれる
嬉しかった
少しでも一緒にいたくて車で次の仕事まで送った
車内での何でもない会話や時間が好きだった
「次は渋谷で取材」
「あ!この間のキャス、運営のミスでcotoの声が入ってて大変だったんだよ!!」
「え?声入ってたの?ごめん」
キャス中は息を潜めてたのに…
「cotoは悪くな
新しいお店の講習 女風セラピストのプライベート
時系列がやっぱりぐちゃぐちゃだけど
頭に浮かんだことから書いていこう
新しくオープンするお店のセラピストの講習を頼まれた
私はやったことがないし
複数人の前で裸を披露できるほど自信がない
「裸にならないなら」
「それでも良いからお願い!」
彼の役に立てるなら
私ができることをしたかった
初めての講習は彼のお誕生日だった
皮肉だな…
付き合えない理由に
"誕生日とか記念日に一緒にいられない
イベント翌日 女風セラピストのプライベートな時間
イベント翌日の夜
彼と食事をした
2日連続で会えるなんてすごい嬉しい!「イベントお疲れさまでしたー!」
乾杯をして昨日のイベントの話をした
「昨日、俺がシャンパン1番売上げたんだ!」
子どものようにはしゃぐ彼
「でもさ、ホスト初めてだから呼ばれても気づかなかったよ。お客さんいっぱい来るしさ」
「あのね、私、あなたとお客さん見ちゃった」
一瞬彼の表情が固まった
「うそだろー?セラピストのお
独立 女風セラピストのプライベート
「お店辞めたんだ」
ビックリした
忙しいのは、それに向けてもあったみたい
「お客さん寂しがったでしょう」
「ううん、cotoさんとお幸せにだって」
「ずいぶん理解のあるお客さんたちなんだね」
いつものように彼らしい冗談を言いながら
いつ辞めたのか
これからのことを話してくれた
私に話してくれた内容は本当の内容じゃなかった
自分でやっていくのに
知り合いのお店で働くって言ったり
私はきっと彼の
女風セラピストとのプライベート 隙間時間のデート
「付き合ってない」
「俺の中でcotoの存在が大きくなってる」
相反することを言う彼に
モヤモヤした気持ちを持ちながらも
彼との時間が私の中で最優先になっていた
私のこと、バカだなぁって思うかもしれないけど
毎日何回も、大好き、愛してる、会いた過ぎる
なんて甘いLINEがきたら勘違いしちゃうよ
その頃よく彼の仕事の移動を利用して会ってたの
その日は新橋にお迎えに行って
次の渋谷の道玄坂までの
女風セラピストを好きになって 幸せと苦しさ
時系列がめちゃくちゃだ
本当は昔を思い出しながら書こうと思ってたけど
彼との思い出は幸せと苦しみがセットになってるから
苦しみも吐き出さないと
幸せだった気持ちを書けない
私は私のために書いてることを改めて理解して
また書き続ける
あるとき私は気づいた
彼は何も変わってないのかも…って。
変わったことは何?
自分に問いかけてうっすら気づいたことは
彼と一緒にいるときの自分が好きじゃなくなっ
幸せだったとき 女風セラピストのプライベート
久しぶりに再会した日から
気まぐれで連絡が来るようになった
日を追うごとに連絡の間隔は短くなっていき
なんだか普通のカップルみたいだった
世界的に流行した感染ものの影響で
セラピスト業を休んでいた彼が
そろそろ復活する少し前に会ったとき感じたこと
もしかしたら本当に私のことを好きなのかもしれない
再会から半年後
彼は仕事の合間に私に会いに来るようになっていた
たとえ次の予約が今いる場所に