見出し画像

女風セラピストを好きになって 幸せと苦しさ

時系列がめちゃくちゃだ
本当は昔を思い出しながら書こうと思ってたけど
彼との思い出は幸せと苦しみがセットになってるから
苦しみも吐き出さないと
幸せだった気持ちを書けない

私は私のために書いてることを改めて理解して
また書き続ける


あるとき私は気づいた
彼は何も変わってないのかも…って。

変わったことは何?
自分に問いかけてうっすら気づいたことは

彼と一緒にいるときの自分が好きじゃなくなった

それに尽きる

セラピストとして人気者の彼といる時間は楽しい

しかし、素の部分も少なからずあって
そこが驚くほど冷淡だった
自分のことしか考えていない

彼の何も考えずに言う軽口で
相手がどんな気持ちになるのかも分からない
分かろうとしない

彼には理解する必要がない
だって、彼の世界には彼しか存在しなくて
他の人は
たまたまその時に目の前にいた人なだけだから

私は彼がどんな人でも好きだった
正確には
大切だったって感覚の方が合ってるかも知れない

彼が何を言おうと
どんなことをしようと
大切に思える人と一緒にいられるだけで良かった

だけど、人は変わる
彼も予約の合間に私に会いに来ていた彼じゃないし
私も彼を大切に思う気持ちより
私自身を大切にしたい気持ちが芽生えてきた

彼との時間を過ごすためには
私は色々な時間を調整(工面)する必要があった

ある時期から、ふと考えるようになったのだ
私の楽しい時間は私の大切な人たちの犠牲のうえに成り立っているのではないか…って

彼を追いかける日々は正直ツラかった
あれだけ好意を全面に出してくれていた彼の背中を
追って追って追って

近づいても私の気配を感じても
振り向くことがなくて

疲れちゃった

私は私を解放したくて
ある時期から頻繁に
今日で終わりだと彼に告げてきた

その時の彼の反応は驚くものだった
悲しさを伝えてきたのだ

私は、彼が私からの終わりの告白はホッとするものだと思っていたから意外だった

でもそれは私を失う悲しさではなく
使い慣れたタオルを処分する感覚に似てると思う
あれば嬉しいけど
無くなったら新しいの使うから

次で最後
これを何度繰り返しただろう

私は自分の心も守れなくなっていた


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?