coto

女風セラピストとのプライベートな関係だった話。 私の中のおもいでを手放すための埋葬場所。

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女風セラピストとのプライベートな関係だった話。 私の中のおもいでを手放すための埋葬場所。

最近の記事

過去の出来事

彼を忘れるために書き始めて 書くことで あんなに好きだと思ってた彼が 今は立派に過去になった 大切にしてくれていると感じていたことも 蔑ろにされて辛かったことも 良いとか悪いとかじゃなくて ただの出来事としての記憶になってる 連絡が来なくなって なんで?なんで?なんで? そんな気持ちになって 不安と絶望 "返事が来ないことが返事" 頭では分かっていても 心が追いつかなくて苦しかったな… おもえば 色々な感情に振り回されて 楽しくも身を擦り減らした約4年 私にとって

    • 目がさめた

      彼の言動を 今まで いかに自分に都合良く受け取っていたのか 気づいてしまった それでも彼と過ごした時間は 私には大切だったから 無かったことにするのは難しい LINEも既読にすらならなくなり いよいよ彼との終わりが見えてきた 踏ん切りと区切りをつけるため 再び女風ユーザーになった 彼と似た施術スタイルのセラピストさんを選んで 2回目に会ったときに 彼との違いがハッキリわかった 彼は色恋営業をすることで キチンとしたマッサージを省く 会ったセラピストさんは 2回目は

      • 決意させたひとこと

        数ヶ月前に予約したレストランの日 私との食事の時間は 彼にとってはムダな時間のようだ 彼は気づいてないかもしれない 私を見る眼差しがやっつけ仕事になっていることを。 食事が終わるころ 「まだ飲み足りないからBARに行かない?」 そう言って私の顔を見た途端 「今日は結構飲んだしBARはやめよう」 きっと、お客さんとの食事では その後、彼のBARに誘う流れなんだな… 私と認識しないで一緒にいるとわかり 虚しさでいっぱいになった 食事のあとホテルでの時間 「cotoはい

        • 私の変化

          仕事が忙しいこと 彼のほしいものが私で無くなったこと わかりやすいくらいの彼 彼をやめよう そう自分に言い聞かせていたけど 会えば決心は揺らぐ 会っているときは私に集中していたけど いつからか心はそこにないように感じてきた バレンタインデーの後のお泊まり 翌朝2人でお風呂に入っているときにみたニュース 「これから戦争が始まるな」 「2022年の今、戦争なんて信じられないね」 「こうして会えることも当たり前じゃないんだな」 「好きな人と一緒にいられるって幸せだね」 そ

        過去の出来事

          つかのま

          彼が感染症にかかってから2ヶ月後 私も同じ感染症で重症になり入院した 入院するまで気遣って連絡をくれ心強かった あまりにも重症だったから 正直また会えると思っていなくて 退院後に会えて嬉しかった その日は 彼と私がお気に入りのヘッドマッサージに行き その後ランチのデート たまたま入ったお店だったけど テラス席とおもてなしが気持ちの良いお店だった お料理が来て シャンパンで乾杯して少しすると 彼が急に改まった顔で 「これからも色々あるでしょう お互い頭おかしいし俺も

          つかのま

          終わりの始まり

          幸せな日から少しして 彼からの連絡がパッタリ来なくなった 私からの連絡に返信は来る きっと忙しいのだろう そう思っていても掌を返したような変化に戸惑った 私への言葉も変わった 「俺に1回で何十万円って使えないよね」 お金のことを頻繁に言うようになった たしかに大金は使えない しかし 私と一緒にいるときに彼の財布を見たことがない 食事、ホテル、コンビニ…全身脱毛代まで 私が支払っている 彼のお客さんとの違いは 会ってる時間にお金を払うか払わないか それだけだ お金を

          終わりの始まり

          幸せのてっぺん 後編

          独立して 新しいBARの開店準備して 毎日忙しい中でも連絡をくれて 彼にとっては気まぐれだったかもしれないけど 私には極上の幸せなことだった 会うのはもっぱら 彼のお客さんとお客さんの間の時間 もしくは 泊まりがないときの夜 ある日の連絡で "明日は久しぶりにホテルでイチャイチャしよう" ちょっと照れくさかった 彼とプライベートで会うようになって 初めてホテルに行く ホテルの空間に2人だけ 当たり前なんだけど これ以上ないほど幸せ 「俺ね、ずっとcotoと長くいら

          幸せのてっぺん 後編

          幸せのてっぺん 前編

          年が明けて私は仕事が忙しくて なかなか彼と会えなかった ある日、彼から連絡があった 「どうしても会いたい」 めずらしい… 2週間ぶりに会う 何かあったのかと心配だった 「ごめん。どうしてもcotoに会いたかったんだ」 きっと何かあったのだろう 理由なんてなんでもいい 彼が私を思い出してくれて 会いたいって会いに来てくれたんだ 別の日も 同じようなことが続いた 何か不安なことがあるのかもしれない… ある日 いつものように彼を現場から現場への送迎中 アップした動画を見

          幸せのてっぺん 前編

          泊まり明け 女風セラピストのプライベート

          新宿の高級ホテルでの泊まりが終わると 私の家に来ることがあった 次の仕事までの休憩を兼ねて会いに来てくれる 嬉しかった 少しでも一緒にいたくて車で次の仕事まで送った 車内での何でもない会話や時間が好きだった 「次は渋谷で取材」 「あ!この間のキャス、運営のミスでcotoの声が入ってて大変だったんだよ!!」 「え?声入ってたの?ごめん」 キャス中は息を潜めてたのに… 「cotoは悪くない。運営が悪い!お客さんからもショックですって連絡いっぱいきたし、掲示板でも俺の

          泊まり明け 女風セラピストのプライベート

          新しいお店の講習 女風セラピストのプライベート

          時系列がやっぱりぐちゃぐちゃだけど 頭に浮かんだことから書いていこう 新しくオープンするお店のセラピストの講習を頼まれた 私はやったことがないし 複数人の前で裸を披露できるほど自信がない 「裸にならないなら」 「それでも良いからお願い!」 彼の役に立てるなら 私ができることをしたかった 初めての講習は彼のお誕生日だった 皮肉だな… 付き合えない理由に "誕生日とか記念日に一緒にいられないから" そう言われてたのに その日、朝から体調が良くなかった なんだか熱っぽい

          新しいお店の講習 女風セラピストのプライベート

          イベント翌日 女風セラピストのプライベートな時間

          イベント翌日の夜 彼と食事をした 2日連続で会えるなんてすごい嬉しい!「イベントお疲れさまでしたー!」 乾杯をして昨日のイベントの話をした 「昨日、俺がシャンパン1番売上げたんだ!」 子どものようにはしゃぐ彼 「でもさ、ホスト初めてだから呼ばれても気づかなかったよ。お客さんいっぱい来るしさ」 「あのね、私、あなたとお客さん見ちゃった」 一瞬彼の表情が固まった 「うそだろー?セラピストのお客さんが重ならないようにしたはずだよ!」 「背の高いキレイな人のコート脱がせて

          イベント翌日 女風セラピストのプライベートな時間

          女風セラピスト 初めて彼のお客さんを実際に見た日

          「ねぇcoto、俺さぁ今度ホストやるんだよ! イベント来る?」 12月のクリスマスに近い日 新宿歌舞伎町のホストクラブを借りて 女風セラピストが1日ホストとして接客するイベント ホストクラブ にも行ったことがあるから 特に身構えずに行った 予約時間とはいえ彼はなかなか卓には来れない 今日はホストとして存在してるから仕方ない やっと卓に着くとヘルプに呼んだ他店のセラピストに 私の話をし始めた 「おととい結婚して昨日離婚した俺の嫁」 相当酔ってるみたい ゆっくり話すことも

          女風セラピスト 初めて彼のお客さんを実際に見た日

          独立 女風セラピストのプライベート

          「お店辞めたんだ」 ビックリした 忙しいのは、それに向けてもあったみたい 「お客さん寂しがったでしょう」 「ううん、cotoさんとお幸せにだって」 「ずいぶん理解のあるお客さんたちなんだね」 いつものように彼らしい冗談を言いながら いつ辞めたのか これからのことを話してくれた 私に話してくれた内容は本当の内容じゃなかった 自分でやっていくのに 知り合いのお店で働くって言ったり 私はきっと彼の現在のお客さんより信頼されてない そんな風に感じた いつものように私の仕事場で

          独立 女風セラピストのプライベート

          女風セラピストとのプライベート 隙間時間のデート

          「付き合ってない」 「俺の中でcotoの存在が大きくなってる」 相反することを言う彼に モヤモヤした気持ちを持ちながらも 彼との時間が私の中で最優先になっていた 私のこと、バカだなぁって思うかもしれないけど 毎日何回も、大好き、愛してる、会いた過ぎる なんて甘いLINEがきたら勘違いしちゃうよ その頃よく彼の仕事の移動を利用して会ってたの その日は新橋にお迎えに行って 次の渋谷の道玄坂までの移動時間がデートだった 車の中だけでしか会えないって分かってても 全身めいっぱ

          女風セラピストとのプライベート 隙間時間のデート

          女風セラピストを好きになって 幸せと苦しさ

          時系列がめちゃくちゃだ 本当は昔を思い出しながら書こうと思ってたけど 彼との思い出は幸せと苦しみがセットになってるから 苦しみも吐き出さないと 幸せだった気持ちを書けない 私は私のために書いてることを改めて理解して また書き続ける あるとき私は気づいた 彼は何も変わってないのかも…って。 変わったことは何? 自分に問いかけてうっすら気づいたことは 彼と一緒にいるときの自分が好きじゃなくなったそれに尽きる セラピストとして人気者の彼といる時間は楽しい しかし、素の部

          女風セラピストを好きになって 幸せと苦しさ

          幸せだったとき 女風セラピストのプライベート

          久しぶりに再会した日から 気まぐれで連絡が来るようになった 日を追うごとに連絡の間隔は短くなっていき なんだか普通のカップルみたいだった 世界的に流行した感染ものの影響で セラピスト業を休んでいた彼が そろそろ復活する少し前に会ったとき感じたこと もしかしたら本当に私のことを好きなのかもしれない 再会から半年後 彼は仕事の合間に私に会いに来るようになっていた たとえ次の予約が今いる場所に近くても 少しの時間があれば 私の仕事場まで足をのばして会いに来てくれた 仕事

          幸せだったとき 女風セラピストのプライベート