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新しいお店の講習 女風セラピストのプライベート

時系列がやっぱりぐちゃぐちゃだけど
頭に浮かんだことから書いていこう

新しくオープンするお店のセラピストの講習を頼まれた
私はやったことがないし
複数人の前で裸を披露できるほど自信がない

「裸にならないなら」
「それでも良いからお願い!」

彼の役に立てるなら
私ができることをしたかった

初めての講習は彼のお誕生日だった

皮肉だな…
付き合えない理由に
"誕生日とか記念日に一緒にいられないから"
そう言われてたのに

その日、朝から体調が良くなかった
なんだか熱っぽい
外に出るのも億劫だった
断りたい…

しかし
講習のために集まった人、借りた場所
それを考えると簡単には断れない…

約束の時間に待ち合わせ場所に行って
体調が良くないけどできる限りやると伝えた

「そっか」

私の話なんて聞いてない
彼の頭の中は講習とその後のキャスのことしかないみたい

今振り返ると
色々な場面で大切にされてなかったし
都合良く扱われていたってわかる

恋は盲目

良く言ったもんだ

あれが恋だったか…今はわからないけど

裸にならない私は
人への触れ方を伝えた

人によって触り方に差があるなんて初めて知った

それと
彼がセラピストの仕事を真剣に考えていることを知った

女性に対して
特に女性用風俗を利用する女性に対して
受け入れて
受け止めて
癒したい
そんな気持ちで仕事をしていることを知った

これは当時感じたことで
半年も経たずして
彼の仕事に対する基準は彼に対してどれだけのお金が使えるか?だと知った

初めての講習が終わり
その流れでキャスをすることになっていた

ぎこちないながらも
一生懸命に挑戦する彼の姿を見ると
やっぱり彼の役に立ちたいと思ってしまう

「絶対に声出さないで!女の影があるとキィーッてなっちゃうから」

キャスも講習も無事終了

都合の良い女の今回の役割も無事終了

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