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女風セラピストとのプライベート 隙間時間のデート

「付き合ってない」
「俺の中でcotoの存在が大きくなってる」

相反することを言う彼に
モヤモヤした気持ちを持ちながらも
彼との時間が私の中で最優先になっていた

私のこと、バカだなぁって思うかもしれないけど
毎日何回も、大好き、愛してる、会いた過ぎる
なんて甘いLINEがきたら勘違いしちゃうよ


その頃よく彼の仕事の移動を利用して会ってたの
その日は新橋にお迎えに行って
次の渋谷の道玄坂までの移動時間がデートだった

車の中だけでしか会えないって分かってても
全身めいっぱいのオシャレして行ってた
「かわいい」彼からの言葉は私には麻薬で魔法だった

「cotoは俺にとって癒やしだよ」
素直に喜べなくて
「お客さんにも同じこと言ってるでしょ」
ついイジワルを言ってしまう

「うん、そうだよ」
その答えが彼らしい

「でもさ、そんなこと言ったら俺はcotoに愛を伝えられないよ」

どこまで本気で言ってるのか分からない

「あのね、お客さんにはお金もらってるから言うし、お金もらってるから会うよ
でもcotoとはお金もらわなくても会うし
お金もらわなくても言う
そこは俺にとっては大きな違いだよ」


彼にとってはスペシャルなことを言ってるって感じたから素直に嬉しかった

でもさ、普通に恋愛だったらお金とか関係ないよね?
セラピストって職業だからなのか
彼の独特な感覚なのか


仕事が忙しい彼が
少しでも私との時間をとろうとしてくれた
何よりも嬉しかった

今振り返ってみて
この時期の
たとえほんの30分だったとしても
彼との隙間時間のデートが
1番楽しかったおもいでになってる



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