Koenigin
患者のダイバーシティが宝❗️
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患者のダイバーシティが宝❗️

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同じ「患者」というカテゴリーには、実に様々な人々が含まれる。

新生児もいれば、老人もいる。男性も女性も、LGBTもいる。病気の人もいれば、怪我の人もいて、完治する人もいれば、一生病気と付き合い続ける必要がある人もいる。そして、9割治る疾患で亡くなる人もいれば、1割も治らない疾患でも完治に漕ぎ着ける人もいる。

人生のどのステージにあっても、患者になる人はなる。

小児もいれば、中卒の成人も、博士の人もいる。コメディー好きもいれば、読書好き、アニメ好き、あんなりそういうのとは関わらず、黙々と携帯を使用している人もいる。他者と話すのが好きな人も、嫌いな人もいる。スポーツ好きも、スポーツとは縁遠い人も、実に様々な背景を持った人々が、実に様々な疾患に罹患する。

入院生活とは、こんなプライベートでは会って話すことが無いかもしれない人々が、同じ屋根の下で生活する環境だ。時には、水と油のような人が相部屋になり、退院する頃には親友以上の仲になることもある。

こんな多彩なコミュニティーが一言、「患者」と呼ばれている。

一人ひとりに人生があり、性格も感情も多彩な人間なんだけどな。それが随分と無表情な一言になってしまうのが、何処か悔しい。

各々の病気や怪我の専門の科の外来や入院病棟に行くため、待合室や病棟で会う他の患者さんも自分と似た境遇の人が多い。

まぁ、外来や病棟で他者と仲が良くなりやすいのは、ある程度長期間そこに通院・入院している場合が多いのかもしれない。

そして、怪我と病気は少し空気が違うことが多いらしい。怪我の場合、折れた脚は痛くて動かせずに不自由をしても、元々体育会系で入院中も全身状態が良い人が多いそう。

私は整形外科の病棟に入院していたわけではないので、他のスタッフの話やエレベーターで乗り合わせた際などの短時間の接触しかない。

明るい雰囲気でハキハキしている人が多かった。

他にも、基本的に明るい病棟もあれば、そうでもない病棟もある。

完治する病気もあれば、寛解する病気もある。逆に、寛解も改善もせずに慢性的に進行する疾患もあれば、急速に進行する疾患もある。死亡率が低い疾患から、高い疾患まで、実に色々疾患はある。

実に多彩な背景の人間が、実に様々な疾患を患う。

なので、向き合い方も人それぞれ。引き合う仲間も人それぞれ。

各々が精一杯生き、闘病や共病している。

たとえ、言葉では投げやりなことを言う人でも、皆精一杯生きて、病気とも人生とも、様々なそれに付随する状況にも向き合っている。

そんな中で、ふと思ったことがある。治った患者さんは、結構明るいことが多い。そして、希望や感謝に満ち満ちていることが多い。

では、完治や寛解していない疾患では違うのか?それは人それぞれだと思う。

大変な疾患ほど、今があるのが奇跡だからと、様々な状況でポジティブな人が多い気がする。

逆に、院内で他者と積極的に会話をし、友達が増える人は、根明の人が多いのかもしれない。

正直、何が患者同士を引き合わせるのかは明確ではない。必ずしも、同じ疾患ではないし、同じ治療とも限らない。年齢が近いこともあるが、逆に離れていることもある。

大きなイベントなく、病院という特殊な環境でなければ出逢わない人が出会い、会話し、友情が芽生えることも多い。

最初は、イビキが煩いとか、何か他の理由で同室の人と仲良くなくとも、話しているうちに多くのことを知り、お互いの境遇や背景を理解し始めることもある。

このように強制的に様々な非常に背景も性格も習性も違う人々が集団生活を送るのは、幼稚園や小学校くらいだろうか?公立中学も、昔はきっとそうだったのだろう。

今は受験で試験を受ける環境、学費を払える家庭環境、校風を好む家族と本人、より早期から似たもの同士の輪が出来やすい環境に社会が動いているように思う。

だからこそ、尚のこと、実に様々な背景を持った年齢も性別も違う多くの人々が共同生活を送る病院での出会いはとても貴重だと思う。

そして、そんな機会を通して、自分の視野が広がることも、仲間の輪が広がることも、様々な病気と格闘し、葛藤を乗り越え、それでも生きようと頑張っている人々と出会える入院病棟は貴重だと思う。

大部屋ならではの苦労と実りがあるだろう。そして、談話室ならではの出会いもあるだろう。

最近、談話室に行っても、他の患者さんと会話して盛り上がっている人は以前と比較するとめっきり減った。もちろん、新型コロナの影響は大きいだろう。しかし、携帯電話で家族や友人と電話をしている人が実に多い。

自分も、個室におり、談話室に行けないことも多い。そんな自分が、他者には談話室や相部屋の人と仲良くなった方がいいよ、などと言うのは勝手かもしれない。

過去には、私も相部屋の方や談話室で出会った方とお友達になったことも多かった。

病院に限らず、人生は一期一会。今を大切にし、その中での出会いを大切にして生きていきたい。

皆様も、ぜひふと会った方に挨拶をしてみてはいかがだろうか。おはよう! こんにちは! お疲れ様! 挨拶には魔法のパワーが込められている。

ひょっとすると、ひょんなことがきっかけの出会いから、多くを学び、貴重な友情が芽生えるかもしれない。

今を大切に生きよう!

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Koenigin
はじめまして! 私は中学生の時に希少難病を発病し、以来闘病しております。人工呼吸器で命を繋いだのは3回。機械が代わりに呼吸してくれた期間は数年に及びます。集中治療室に何度お世話になったか。奇跡的に回復。追記:急性期は動けないので、ある程度回復してから書いてます。