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●教壇から見えた世界●

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自分の経験をもとに、大切な教え子との時間を切り抜いてまとめたものたち。
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#日記

【日記】たまに教師みたいな顔してさ

【日記】たまに教師みたいな顔してさ

諸々の用事のために帰阪して、少し経った。

その中で、今回もたくさんの人に会うことができた。

週に一コマだけ持っていたクラスの、教え子たち。

その授業は、文章の表現力を身につけることが目的の授業だったので、本当にたった一コマ。
時間にして、一週間のうち五十分だけ共通の時間を過ごす。

そんな授業で出会った人たちと、卒業して何年も経つのに「会おう!」という話しになる不思議。

馬が合ったといえば

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【日記】雪と思い出をたぐる夜

【日記】雪と思い出をたぐる夜

天気予報は数日前から、雪の予報が出ていた。

朝起きたときは曇天くらいだったのだけれど、昼過ぎには雪が降り出した。今年初めての雪、何なら今シーズン初めての雪な気がする。

本当なら、傘が大嫌いな人間なので、こういう傘が必要になる日は全力で引きこもる。

ただ、今日はどうしても出なければならない用事があったので勇気を出して(何とたいそうな)、外に出てみた。

まあ、出たら出たで楽しいのよ、外界なんて

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【日記】晴れた冬のエモさ

【日記】晴れた冬のエモさ

「エモい」という言葉を使うと一定数、拒否反応を示す人がいるのはわかっているけれど、それでも「あはれ」というよりはニュアンスが伝わる気がするので使いがち。

そんな、晴れた冬の日。

今日は朝からネイルを直して、そのまま気分転換に外で作業をしていた。
安定のスタバ、周囲のざわめきがほどよくて落ち着く。

途中、考えていたことを横に置いて休憩。

頭が暇になったとき、油断すると思い返されるのは「ある日

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【エッセイ】夏を端まで食べきる

【エッセイ】夏を端まで食べきる

そんな気持ちになる週末を過ごした。

会いたいと心の動く人には、何としてでも会う努力をした。

人生にはいつだっていろんなタイミングがある。
私はそれを、この身を持って知っている。

この夏最後になる(多分)の、卒業生たちに会う予定を終えた。

卒業式から10年近くも経つと、相手もいい大人だ。私も変に大人ぶることなく「いち人間」として向き合うことが増えた。

それの、なんと誇らしいことか。

それ

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【日記】駆け抜ける7月

【日記】駆け抜ける7月

あれやこれやとやっているうちに、もう7月も最終日。

あっという間に時間が過ぎていく。
焦る気持ちもありつつ、それを自覚する度に「地に足をつけていけ」と自分を諭す。

急がば回れ。
千里の道も一歩から。
塵も積もれば山となる。

間違いない、先人の知恵を呪文のように唱えて、暑さの中をてくてくと歩いていくのです。

数日前に少し触れた、教え子との接点として置いているSNSに関する話し。

日々、あり

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 【日記】生きるということ

【日記】生きるということ

先に述べると、今日の記事はあまり明るい話題ではないと思う。

そのため、心が元気じゃないなあとか悲しい気分になりたくないなあという人は、読むタイミングを少し見て、自衛してもらえるとありがたい。

昨夜、私は何の気なしにTwitterを見ていた。

別に何か「見よう」と見ていた訳ではなかった。
推し界隈や、好きなゲーム界隈の情報をのんびり眺めるためのアカウントをのぞいて居た。

その際に、ひどくショ

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【思考】教え子の存在

【思考】教え子の存在

大切にしたいので、いつかしっかり書きたいなと思っているのだけど、私は今なお教え子たちの存在に大きく支えられていると思う。

卒業から何年も経とうというのに、彼らは今でも不意に連絡をくれる。
連絡の内容は何か大きな用事があるときもあるし、些細なことを伝えてくれるときもある。本当にその内容はさまざまで、私は都度タイミングの合うときにできるだけ早く返信をしたいと思っている。

結婚・出産の報告、仕事の悩

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