マガジンのカバー画像

読書

33
運営しているクリエイター

2021年1月の記事一覧

「ほんもの」だけを愛する人

「ほんもの」だけを愛する人

Facebookをスクロールしていたら、1月14日からスパイラルでやっている
向田邦子さんの没後40年特別イベント「いま、風が吹いている」
についての、婦人画報の紹介記事が出てきた。

もう、亡くなられて40年も経つのか、と思った。
台湾で航空機事故で亡くなられた時、私はいくつだったのだろうと、自分の年齢から40を引いてみた。
電話が鳴って、父が大きな声を出したのを覚えている。
当時、新聞記者だっ

もっとみる
心配は「揺り木馬」

心配は「揺り木馬」

気がつくと、同じことを繰り返し何度も考えていることがある。
ある本に、こんなことが書いてあった。

心理学者によると、平均的な人間は1日に六万個の思考を頭の中にめぐらせるそうです。残念なことに、この思考の95%はあなたが昨日考えたことの繰り返しなのだそうです。そしてそれは、そのまた前日に考えたことと同じです。要するに、あなたの頭の中にめぐっている思考のほとんどは、生産性がないおしゃべりで、なんの役

もっとみる
『豊かに生きる』という本

『豊かに生きる』という本

お正月の記事が、#絵でお知らせをいただきました。
読んでくださったみなさま、ありがとうございます。

お正月からのnoteを読んでいると、「生きる」というワードをよく見かけるような気がします。
コロナ感染が拡大する中で、生死について、否応なく考えるようになったのかも知れません。

お知らせをいただいた記事には、40代で他界した父について書きました。
やりたいことは、できたのだろうか・・・。
まだ、

もっとみる
苺パフェの季節

苺パフェの季節

苺パフェの季節だな、と思う。
今は控えておこうと思いつつ、「白洲正子ときもの」展の帰りに娘と食べて帰った、以前のことを思い出していた。

その年の1月14日は、雪がちらつく寒い日だった。
いつだったかを確かめるのに、日記や手帳ではなく、Facebookで遡る自分の行動に、これでいいのかしら・・・と思う。

今の時代、普通のことである気がするけれど、
どうも、丁寧さに欠けた生活をしているような気がし

もっとみる