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#闘病記
銀河の犬と水玉~曼珠沙華の伝言~(全文)
#1 あらすじ あなたに出逢う為に待っている犬がいますよ
あなたの準備が出来たら、逢えるそうです
気をつけて欲しいのは体調。
病気のことについて少し見えるからそこだけ気をつけて。
あるセラピストの言葉を聞いたのは二十代を終える頃だっただろうか。
その時は単なる犬好きとして、私に逢う為に待っててくれる特別な私の犬に逢えるのだとワクワクしていた。
それから
#19 銀河の犬と水玉~曼珠沙華の伝言~
第11章 生きること、死ぬこと注射の拒否
9月に入り、ご飯を食べなくて注射が打てない日も出てきた。
足は力弱く、前足は何度もガクッと崩れる事が増えた。
意地のようにお散歩を54分歩く事もあったが、左に寄って行きフラフラしていた。
注射への拒否反応は日に日に凶暴になり、注射を始めてキッチリ100日目。
ジュビ子は注射をしないと決めた。
断固として打たせない。近づかせない。
吠える、噛
#16 銀河の犬と水玉~曼珠沙華の伝言~
合併症の拾い物
有名な病院だから、大きな病院だから……そんな事に気を許して命を預けることがどれだけ愚かで恐ろしい事かを学んだ私は、どの病気に対しても、その専門的な知識をもち、自分の命を預けても良い人間か?失敗されてもこの医師なら仕方ないと思える程信頼出来る相手か?をよく吟味してから動くという大切な事に気づけたと共に、素晴らしい出逢いに導かれた。
合併症にさせた医師には「脳脊髄液減少症だ」と
#15 銀河の犬と水玉~曼珠沙華の伝言~
治療の為の準備
もう東京の病院へ通うしか無い。専門医じゃないと話にならない病気なのだと、やっとこの病気の重さを痛感した私であったが、まず、この身体ではもう東京へは行けない。
車椅子が必要だった。
そこで市役所に問い合せたが、障害者手帳が無いと何も出来ない。レンタルもやってない、と嘘をつかれた。
無料の貸出もあったのに、その時の電話でそう説明されたので、私は障害者手帳をまず取らねばなら
#14 銀河の犬と水玉~曼珠沙華の伝言~
地元の鍼灸院
ネットで検索すると病名を載せてる鍼灸院があった。
鍼灸なので、東京の病院と似たような治療だろうか?
とりあえず電話で確認した。
病名は知っているし治療法もわかっているとの事だった。
予約が必要だと言われて数日後の予約を取った。
運転も出来るはずもなく、バスはそこまで通ってなかった。
仕方なくタクシーを呼び、行先の住所と院名をメモして渡し、座位が保てない私は後ろの座席で
#13 銀河の犬と水玉~曼珠沙華の伝言~
サーカス
今度はパートタイムの仕事を探そう。
一週間に3日程で1日5時間位なら、続けられるんじゃないだろうか。
そんな仕事はハローワークでは無いと言われた。
しかも、亜急性甲状腺炎の診断書を出したので、それはもう治ったのか?と聞かれるので、治ってはいないが誤診で本当の病名がわからないと正直に言うと、その状態の身体で雇う会社は無い、と。
そりゃそうですよね。
人生そんなうまくは……