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【優先順位】英会話が続かない理由は英語力不足じゃない!?背景知識が英会話の影の支配者である理由

こんにちは、語学の裏設定のゆうです。

今日は、英会話が続かない原因は、英語力不足じゃなくて背景知識不足の場合が多いのでは?というお話です。

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英会話をしていて、こんな経験はありませんでしたか?

・ついていける話題とついていけない話題がある
・そして、ついていけない話題のほうが多い
・自分に英語力が足りないんだ、と自信をなくす

ポイントを3つにまとめると、

・単語や文法が分からないから、ではなく話題が分からないから
・うまく行かなかった会話の分析をして、話題力をつけよう
・関連記事を3本読めば、最低限の背景知識は付く


英語が話せないという問題を考える時、ついつい「英語力」という枠組みの中で考えてしまいがちです。

でも、本当の答えはそこにはありません。


会話とは、知の総合格闘技のようなものですから、
まず「知識」という「大枠」で問題を考えるのが先決です。
英会話はその1種目にすぎません。だから、小枠です。

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問題の見方が誤っていれば、出てくる答えも当然誤っています。

「英単語」や「英文法」の勉強にどれだけ時間とお金をつぎ込んでも、「背景知識」が抜け落ちていたら、「英会話」はできません。

算数の文章題を例に考えたらわかりやすいです。
問題文の解釈が間違っていたら、どんだけ頑張って計算しても、正解にはたどり着けません。

今日この記事を読めば、問題を正確に捉えられるようになり、英語が話せる自分に大きく近づけるでしょう。

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1.英会話は単語や文法よりも背景知識。


世間一般では英語ができる人であれば英会話はできると思われがちですが、実はこれはとんだ誤解です 。

英語ができても話せない場合が数多くあるのです。

というのは、次のような会話の大原則があるからです。

「知らないことについては話すことができない」


例えばもし私にプログラミングの知識がなかったら、十中八九、日本語で会話をしたとしてもプログラマーとは会話が成り立たないでしょう。

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文章を書く場合も同じです。

今私はこうしてブログを書いていますが、背景知識のないトピックについては書くことができません。

逆に背景知識のあるトピックについては書くことができます。

一つ例を挙げると一昨日、オーストラリアのリンゴ事情についてや、りんごの健康効果について書くことができたのは、私が4年間オーストラリアに住んでいたり、大学時代に食品科学を専攻していたりと、記事を書くのに十分な背景知識があったからです。

ちなみに雑学ネタとしては知っておくと面白いと思うので 、もしよかったらご一読してみてください。

もっとリンゴを尊敬したくなる記事


このように私は日本語で記事を書いていますが、 背景知識がなかったら日本語が完璧でも何も書けないでしょう。


書くということは考える時間が無制限に与えられているアウトプットですが、話すことが考える時間が非常に短いアウトプットです。

書く場合ですら背景知識が無いとこのザマですから、背景知識のない会話は成り立つわけがないと言えるでしょう。

そんなことから「英会話ができない」という場合、単語や文法の問題よりも、背景知識の問題の方が、占める割合が大きいのです。



こんなことを偉そうに書いている私ですが、実は数年前の私は背景知識の重要性を全然わかっていませんでした。当時私は大学生で、上述の通り食品化学を専攻していましたが、自分の専攻の何倍も何倍も英語が好きでした。だから食品科学は単位を落とさない程度に勉強しておき、日々英語の勉強だけに明け暮れていました。

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今思えば、痛恨のミスです。


授業中、日本語は分かるけども、日本語で語られている講義内容が何もわからない、 という本末転倒の状態になっていました。

仮に、背景知識が乏しくて、 言語としての英語だけできるような人材になってしまった場合、行き着く先は「話す内容がないつまらない人」です。

このことから、英語だけ仮にできても背景知識がなければ、英会話はできないという十分な証明になると思います。 

結局いちばん大事なのは、「優先順位」の付け方です。

「英語」か「背景知識」を比べるなら、

まず先立つべきは「背景知識」です。


2.うまく行かなかった会話の分析をしよう


英会話に背景知識が必要だということが分かったとしましょう。

ではそれに対してどう行動していけばいいか?

どのように背景知識をつけていけばいいか?

方法はたくさんありますが、
実践価値が高い方法を一つご紹介したいと思います。

それが、

ついていけなかった会話の復習を家でする方法です。


ここでも重要になる考え方は「優先順位」です 。

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プロテニスの松岡修造も言っています。

「大切なのは失敗しないことではなく、同じ失敗を繰り返さないこと」


つまり、

背景知識がつくまで英会話をしないという失敗を避ける考え方ではなく、たとえ背景知識が欠けていて英会話がうまくいかなかったとしても、次同じ失敗をしないように、家に帰ってから、欠けていた背景知識を補う。

という構築法が、即効性があり、悔しさや状況記憶などにより、記憶にも定着しやすいため、最も実戦価値が高いと思います。

背景知識は実践の中で磨いていけるので、背景知識が無くても、外に出ましょう。


3.関連記事を3本読めば、最低限の背景知識は付く


話をさらに具体的にして背景知識の強度を高めるお話をしたいと思います。

こちらはサブタイトル以上でも以下でもないのですが、少なくともそれに関連する記事を 3本読んでみることです。

もちろん読む本数は多ければ多いほど良いのですが、最低ラインは3本であると思っていただきたいです。

また3本かというと、無理なく実行できる数であり、最低限の知識がつく量でもあるからです。

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例えば私は決して要領が良い方ではないので、何かを説明されて一回では理解できなかった経験が多くあります。

2回目はというと、ぼんやりと理解はしているが、まだ不鮮明な点が残っていることがあります。

3回目くらいでようやく、自分の言葉で言い直すことが出来るくらいのレベルで理解しています。

鍵は「自分の言葉で言い直すことができるくらいの理解」です。


同じことであっても3通りの説明を受ければ、大体自分の言葉で理解できるようになっているはずです。

新しく得た知識をこのレベルまで昇華させることで初めて使える知識と呼べ、英会話でも使える知識と呼んでいいと思っています。


簡単に想像がつくように、英語での会話は、日本語での会話以上に難易度が高いです。そのため背景知識の理解が浅いと、日本語では話せるけども英語では話せないという現象が起きてしまいます。

これは背景知識の定着の浅さよるものです。

このようなことから、背景知識の最低限の深さを確保するために、3本読んでみることが大切だと思うのです。

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ちなみに、

 日本語で読むべきか、英語で読むべきかと言うと、

まず日本語で読むことをお勧めします。


なぜなら日本語で情報収集した方が理解が深くなるからです。
先ほどの優先順位思い出してみましょう。

単語や文法といった表現方法に先立つのは背景知識でした、
つまり、表現の方法よりも理解の深さが先立つべきなのです。

我々の母国語は日本語ですから、日本語の方がより深い思考ができます。

だから背景知識を付ける場合、日本語で読んだほうが良いのです。

その後に余力があれば英語で読むのも良いでしょう。 


まとめ

【1】単語や文法が分からないから、ではなく話題が分からないから
   
→話すものがなければ話にならない

【2】うまく行かなかった会話の分析をしよう
   →
実践度が高い背景知識構築術だから

【3】関連記事を3本読めば、最低限の背景知識は付く
   →最低限「使用できる」強度の背景知識になるから


いかがでしかた?

背景知識の大切さ、伝わったでしょうか?

本記事を読んで、今まで英語に苦しんでいたのは英語のせいじゃなかったんだと、気づけてもらえたら嬉しいです。

本記事がみなさまの英語力向上の糧になったことを願って、

それではまた!

PS

せっかく知識のお話をしたので、背景知識をつけることに対するモチベが上がる記事を紹介したいと思います。

知的な人はやはり年収も高い傾向にある、というのは実は調査によって明らかになっています。

増税が始まって、節約するより、今までより2%でも多く稼げるようになれるほうが幸せになれると思います。

増税対策は:知識を増やす→今までの2%以上稼ぐこと



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