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意味のストライクゾーン「英語の受動態は「~される」なのか?」
中学2年の終わり頃に英語の授業で受動態って習いますよね?
be動詞+過去分詞で「~される」って訳すんだよ、って習った記憶がある人もあるんじゃないでしょうか?
でも、不思議に思ったことないですか?
The window was broken by him.
ならば「その窓は彼によって壊されました」ですが、
The window is broken.
は「その窓は壊されている」のか「その窓は壊れ
「明日は買い物です」をGoogle翻訳するとどうなるのか?
前回の記事で「明日は買い物です」を英語にする際に、”Tomorrow is shopping."としてしまうケースが多いと言うことを述べました。
では、以前の記事で「私は納豆が苦手です」をGoogle翻訳にかけると”I am not good at Natto." という英文になってしまうということを述べましたが、今度は「明日は買い物です」をGoogle翻訳にかけたらどうなるでしょうか?
結果
「明日は買い物です」 ”Tomorrow is shopping"の闇
「明日は買い物です」
"Tomorrow is shopping."
「この水は飲めません」
"This water cannot drink."
こんな変な英語に遭遇すること、ありませんか?
本来なら
"I'm going shopping tomorrow." とか
”You cannot drink this water." ですね
このような間違いは日本語を単純に英語に置き換
「アレはどこだっけ?」「アレはそこですよ」が通じてしまうのはどんな時?
その前に"I don't like natto. "の続きから
さて、前回は「意味のストライクゾーンの違い」のために起こりがちなコミュニケーションの問題の例として、「私は納豆が苦手です」を英語にした時に、しばしば ”I am not good at natto. ” という訳されてしまうことがあることを挙げました。
これは日本語の「苦手」という言葉が「ストライクゾーンが広い」ために起きてしまう
「私は納豆が苦手です」を英語にすると?
私の職業は英語教師なのですが、英語を教える過程で生徒さんからいろいろと不自然な表現が出てくることがよくあります。
今日はそんな表現のひとつ「私は納豆が苦手です」を考えていきます。
さて、この日本語をGoogle 翻訳にかけてみてみると I’m not good at natto. という英語が出てきます。
「be good at +名詞または動名詞」という熟語が「~が得意だ、上手だ」という
コミュニケーションの様々な分断とその理由について①
復習ユニバーサルコミュニケーションスキルとは
前回の記事で、「ユニバーサルコミュニケーションスキルとは、言語、国籍、文化、年齢、性別、身体の状況、さらには人間かAIかなどの様々な違いを乗り越えて、人と人、あるいは人とAIがより良くコミュニケーションをすることができるようなスキルだ」という大雑把な定義をしてみました。
工業製品などに導入されているユニバーサルデザインは、人が何に困っていて、どのよう
ユニバーサルコミュニケーションスキル研究所へようこそ! てか、それ何?
私の職業は英語教師で、英語を教えてもう30年以上になります。
大先輩からすればまだまだですが、まあそれなりにキャリアを積んだ感じの年数になりました。
そんな私の口から「ユニバーサルコミュニケーションスキル」という言葉を聞くと、「ああ、英語での国際的なコミュニケーション能力のことね」と思われる方も多いかと思いますが、実は半分そうで半分そうではありません。もちろん英語が入り口ではあるのですが、もっと