
英語力ランキングと幸福度ランキングの不思議な相関
フィンランドは英語教育で非常に高い成果を上げているのと同時に、国民の幸福度が高いことでも知られています。
ちなみにフィンランドは英語を母国語としない国でのランキングで6位、そして幸福度ランキングではなんと6年連続で1位です!

逆に我らが日本は英語力ランキングは2011年の14位から2023年には80位にまで下がる一方で、幸福度のランキングも先進国では異常なほど低い。
安全で清潔でモノも豊かで教育もこんなに普及しているのに、なぜでしょう???
この二つが並べて論じられることはなかったかもしれませんが、僕はここに大きなリンクがあると思っています。
やっぱり日本っていつまでも高度成長期のメンタリティが捨てられていないような気がするんですよね。
特に自分みたいな団塊ジュニアは親の代の「どんどんモノが溢れて豊かになる」体験や自分の青春時代のバブル経済の熱狂を忘れられずにいつまでもその再来を期待しているような。
勉強していい大学に入り、いい会社に入るっていう20世紀の成功モデルが我々の潜在意識に入り込んでいるために、常に「何かになる」ために準備をし続け、「足らない足らない」といつか来る幸せな未来のために今を犠牲にしている、みたいな感じのような気がするんですよね〜。
バブル以降の失われた30年って、そんな感じで日本人の集合意識の波動が「足らないモード」になって結果そういう状態を引き寄せ続けちゃったのかなと。
英語教育もこれと同じなのではないかというのが、最近ますます確信を深めたところです。