はじめ先生 易者の英語指導室

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英語教師歴30年 易者歴30年 英会話スクール経営 指導者養成セミナー運営 英語だけに限らず、コミュニケーションそのものを掘り下げて、体系化されたスキルの構築を目指すと共に、考え方を変えることによって、英語力を劇的に向上させたり、人生を大きく好転させる秘訣をお伝えします♪

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    • 英語力ランキングと幸福度ランキングの不思議な相関

      フィンランドは英語教育で非常に高い成果を上げているのと同時に、国民の幸福度が高いことでも知られています。 ちなみにフィンランドは英語を母国語としない国でのランキングで6位、そして幸福度ランキングではなんと6年連続で1位です! 逆に我らが日本は英語力ランキングは2011年の14位から2023年には80位にまで下がる一方で、幸福度のランキングも先進国では異常なほど低い。 安全で清潔でモノも豊かで教育もこんなに普及しているのに、なぜでしょう??? この二つが並べて論じられる

      • 意味のストライクゾーン2 不定詞は本当に意味がたくさんあるのか?

        中学校で不定詞って習いますよね? to +動詞の原形で 名詞的用法  「〜すること」 形容詞的用法 「〜するための」 副詞的用法  「〜するために」 みたいに意味が分かれるんだよって習いますよね。 ところが高校に入ると、その枠に収まらない不定詞が出てきます。 例えば「結果を表す不定詞」 My grandfather lived to be 100. これなんかは中学校の時のように訳そうとすると、「私の祖父は100歳になるために生きた」なんておかしな訳になってしまいま

        • 意味のストライクゾーン「英語の受動態は「~される」なのか?」

          中学2年の終わり頃に英語の授業で受動態って習いますよね? be動詞+過去分詞で「~される」って訳すんだよ、って習った記憶がある人もあるんじゃないでしょうか? でも、不思議に思ったことないですか? The window was broken by him. ならば「その窓は彼によって壊されました」ですが、 The window is broken. は「その窓は壊されている」のか「その窓は壊れている」なのか? これ、そもそも英語に「~される」っていう概念が日本と同じよう

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          「明日は買い物です」をGoogle翻訳するとどうなるのか?

          前回の記事で「明日は買い物です」を英語にする際に、”Tomorrow is shopping."としてしまうケースが多いと言うことを述べました。 では、以前の記事で「私は納豆が苦手です」をGoogle翻訳にかけると”I am not good at Natto." という英文になってしまうということを述べましたが、今度は「明日は買い物です」をGoogle翻訳にかけたらどうなるでしょうか? 結果はなんと、というかやはりというか、"Tomorrow is shopping."

          「明日は買い物です」をGoogle翻訳するとどうなるのか?

          「明日は買い物です」 ”Tomorrow is shopping"の闇

          「明日は買い物です」 "Tomorrow is shopping." 「この水は飲めません」 "This water cannot drink." こんな変な英語に遭遇すること、ありませんか? 本来なら "I'm going shopping tomorrow." とか ”You cannot drink this water." ですね このような間違いは日本語を単純に英語に置き換えてしまう時に起こりがちなのですが、ある共通点があります。 それは「主語が適切

          「明日は買い物です」 ”Tomorrow is shopping"の闇

          「アレはどこだっけ?」「アレはそこですよ」が通じてしまうのはどんな時?

          その前に"I don't like natto. "の続きから さて、前回は「意味のストライクゾーンの違い」のために起こりがちなコミュニケーションの問題の例として、「私は納豆が苦手です」を英語にした時に、しばしば ”I am not good at natto. ” という訳されてしまうことがあることを挙げました。 これは日本語の「苦手」という言葉が「ストライクゾーンが広い」ために起きてしまう問題なので、よりユニバーサルな "I don't like natto." の方

          「アレはどこだっけ?」「アレはそこですよ」が通じてしまうのはどんな時?

          「私は納豆が苦手です」を英語にすると?

          私の職業は英語教師なのですが、英語を教える過程で生徒さんからいろいろと不自然な表現が出てくることがよくあります。 今日はそんな表現のひとつ「私は納豆が苦手です」を考えていきます。 さて、この日本語をGoogle 翻訳にかけてみてみると I’m not good at natto. という英語が出てきます。 「be good at +名詞または動名詞」という熟語が「~が得意だ、上手だ」という意味で、”He is good at tennis, but not good

          「私は納豆が苦手です」を英語にすると?

          コミュニケーションの様々な分断とその理由について①

          復習ユニバーサルコミュニケーションスキルとは 前回の記事で、「ユニバーサルコミュニケーションスキルとは、言語、国籍、文化、年齢、性別、身体の状況、さらには人間かAIかなどの様々な違いを乗り越えて、人と人、あるいは人とAIがより良くコミュニケーションをすることができるようなスキルだ」という大雑把な定義をしてみました。 工業製品などに導入されているユニバーサルデザインは、人が何に困っていて、どのようにしたらそれを使いやすくなるかをユーザーに直接聞いたりして試行錯誤しながら徐々に

          コミュニケーションの様々な分断とその理由について①

          ユニバーサルコミュニケーションスキル研究所へようこそ!  てか、それ何?

          私の職業は英語教師で、英語を教えてもう30年以上になります。 大先輩からすればまだまだですが、まあそれなりにキャリアを積んだ感じの年数になりました。 そんな私の口から「ユニバーサルコミュニケーションスキル」という言葉を聞くと、「ああ、英語での国際的なコミュニケーション能力のことね」と思われる方も多いかと思いますが、実は半分そうで半分そうではありません。もちろん英語が入り口ではあるのですが、もっと幅広くコミュニケーションそのものを考えていこうという、これから私が起こしていきた

          ユニバーサルコミュニケーションスキル研究所へようこそ!  てか、それ何?