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うつとの付き合い方(千里の道も一歩から)

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これは私の実体験に基づく観察日記、実験記録です、同じ悩みを抱えている方に参考になればと思い。書き綴ります。 うつ病発症より10年で寛解し、今年で寛解後2年を超えました。 記事も…
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#メンタルヘルス

うつとのつきあい方(42)抗うつ剤の減薬について

うつとのつきあい方(42)抗うつ剤の減薬について

病院で頂いた薬に効果があり、一定期間を過ぎますと、そろそろ減薬する次期に差し掛かります。

減薬に対してはお医者さんはすごく消極的に患者に接しているような感じを受けます。患者が症状が良くなったから減薬したいと言ってもなかなかOkを出してもらえません。

その当時は早く治りたいので減薬して欲しいという気持ちがあったのですが
今になってみるとお医者さんが減薬を渋るのはわかるような気がします。

なぜか

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うつとの付き合い方(41)「嫌われる勇気」の建前と本音

うつとの付き合い方(41)「嫌われる勇気」の建前と本音

「嫌われる勇気」という名前のアドラーの言葉を元にした本が一時期流行りました。私も題名に惹かれ読みました。

内容は他人の言うことに左右されず、自分をしっかり保って生きて行くということが大半でした。謳っている内容はいちいちもっともで、読みやすく共感し易い内容でした。

読んだあとの感想は「これを実践できれば、みな苦労はしない」し実践できたとしてもそれを良しとする自分のメンタルが持たない。ということで

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うつとのつきあいかた(40)コロナ禍でのコミュニケーション

うつとのつきあいかた(40)コロナ禍でのコミュニケーション

コロナで自粛を余儀なくされはや1年以上。最近では自粛疲れがでて、集まったり飲食したりといった記事もちらほら見かけました。

コロナ禍になってからうつ病を発症したり、自死の傾向が多くなっているという話も聞きます。

コミュニケーションを取る相手がいないと一人でいらぬことを考え、負のスパイラルになりがちです。後で考えたらこんな些細なことでなぜ悩むのかと思うことが多いはずです。

そんなときにはSNSの

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うつとの付き合い方(39)健全な体に健全な心が宿るというのは昔の話

うつとの付き合い方(39)健全な体に健全な心が宿るというのは昔の話

数日前からスポーツ会に大きなニュースが有りました。

テニスの世界では本人の実力もさることながら周囲から絶えず攻撃される環境もくつ返すことのできる強靭なメンタルが必要では無いかと常々思っていました。

大坂なおみさんは会見やインタビューの内容からしても、自分がNO1であり周りの意見に左右されないといった強靭なメンタルを待たないばかりか、周りに対し気を使い、自分の不甲斐なさに気を病む繊細な方ではない

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うつとのつきあい方(38)結婚は吉と出るか凶とでるか

うつとのつきあい方(38)結婚は吉と出るか凶とでるか

最近は結婚が高齢化しており、かつ、お一人様も珍しくない風潮です。
しかし、いい出会いがあれば結婚したいというのは自然の流れではないでしょうか

ここでうつ経験者からみた、結婚感とはどういうものなのかをお話したいと思います。

HSPの方、うつに罹患しやすい方は基本他人の言動に大きく影響を受けることから、相手の人格や言動の特性を熟知する必要があります。

恋愛モードの時は相手の言動より好き好きモード

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うつとのつきあい方(37)夜になると不安が押し寄せる

うつとのつきあい方(37)夜になると不安が押し寄せる

どれだけ昼間健康的で健全な生活をしていても、夜就寝で横になると、不安なことが頭の中から溢れ出てくることがあります。

そうなると途端に寝付きが悪くなり、何時間も悶々とするパターンをよく経験していました。

最近では少なくなりましたが、ストレスMAXのときは寝る前にこんな感じで寝てもやたらリアルな夢(それも仕事がらみ)を見てぜんぜん寝た感じがしませんでした。

寝る前になるとなぜ不安が押し寄せるので

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うつとのつきあい方(36)全集中で気持ちを切り替える。

西日本は梅雨入りしましたね。
コロナ禍の中、ストレス発散や気分転換に思うような外出ができない中、梅雨入りという、ますますお家時間を過ごすことが多くなってきました。

毎日のルーチンワークもマンネリ化してなんとか気持ちを切り替え、リフレッシュを図りたいと思う方も多いのではないでしょうか。

そこで世界一簡単な気持ちの切り替え方法をお教えします。

足の裏に気持ちを全集中してしばらく歩いてみてください

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うつとのつきあい方(35)君子危うきに近寄らず。

うつとのつきあい方(35)君子危うきに近寄らず。

「君子危うきに近寄らず」という故事を知っていますか?

賢人は危険なものには近寄らないとあります。

普段はあぁそんな有名な故事も聞いたことがあるよねで済みますが、うつ病患者の方はいつも気にかけておいたほうがよいと思います。

見聞きする情報は絶えず隠れた棘を持っているという事実から
心が健康状態であればなにも気にならない言葉も、神経質になっているため、いちいち意味を見出し自分自身を傷つけてしまい

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うつとのつきあい方(34)何でもオープンに話せる人が必要だが

うつとのつきあい方(34)何でもオープンに話せる人が必要だが

この病気、今では結構あちこちで聞くようになり、一般化されてきました。一昔前までは精神病と同じジャンルで周りから相当「引いた」目で見られていたと思います。今でも一部この病気に理解のない人から、特に仕事関係では「難点あり」とされています。

そういうこともあり、自分の機微なものに対しては話す人を選ばなければなりません。

ここでのポイントは自分の話すことを素直に受け止め、バイアスを掛けずに理解してもら

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うつとのつきあい方(33)苦しい時は神頼み

うつとのつきあい方(33)苦しい時は神頼み

近くに森林浴するところが無いといった方は神社を探してみまししょう。
境内に入ると外界と違った空気感があり、非日常感を感じることができます。

人気のない神社ならなおさらです。

少し症状が良くなってきたとき、近所を散歩する習慣ができました。いつもは通らない一本横の知らない住宅街を歩いてみたりしました。

散歩するようになってから気づいたのですが、一定の区間ごとに神社があります。有名な神社なら初詣や

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うつとのつきあい方(29)嗜好で状態がわかる方法

うつとのつきあい方(29)嗜好で状態がわかる方法

うつ状態はむだな考え方に脳のエネルギーを費やすことにより、絶えず栄養不足となります。手っ取り早く摂取したいため、甘い物が欲しくなります。この甘い物が欲しくなるというのが私にとって一つの状態を知る方法になります。当時はちょうどストレスと戦うチョコレートが新発売されていたこともありちょっとしたブームでした。

会社の売店で買ってよく食べていましたが、これでは間に合わず大量に買い込んで会社に持ち込んでい

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うつとのつきあい方(27)何もせずとも疲れるのはなぜ?

うつとのつきあい方(27)何もせずとも疲れるのはなぜ?

病気になって、服薬を開始し、それなりに生活を制限するようになりました。極力なにもしない休日も作りましたがなぜか疲れは取れません。
元々蓄積していた疲れを徐々に取り除くことが始まっているのかなとうっすら認識してはいたのですが、症状が酷くなった時に気づいたことがありました。

それは「人は通常の生活でも常に選択を迫られている」ということです。朝は何時に起きたほうが良いか?

服はどれを着たほうが良いか

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うつとのつきあい方(26)眠気について

うつとのつきあい方(26)眠気について

この病気が発覚する前から眠気にはすごく弱いほうで学生時だから授業中に寝ていたタイプでした。
社会人になってからも興味のない話になると頭の情報インプットが遮断してスリープモードになってしまうので自分でも厄介だなと感じていました。会議中でもよく先輩に足を蹴られていました(笑)

どこでも寝られるというのはある種特技にはなりますが、それも時と場所を選びます。

異常じゃないか?と感じたのはちょっとした空

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うつとのつきあい方(25)病院でもらった薬の話

うつとのつきあい方(25)病院でもらった薬の話

私が病院でもらった薬を紹介します。

■パキシル
寝る間に服薬
SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)の一種
速攻性があり、劇的に効きました。ネガティブな思考が元からなかったようなすごく自然な効き方です。ただし効果が強いゆえに減薬の副作用ががきついです。副作用についての経験はまた後日。
この薬は個人差があるようです。私は合っていたのか、みるみるうちに症状が良化しました。
https://ww

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