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【1分で読める健康習慣の科学23:運動習慣は○○日サボると脳機能が低下する】

 こんにちは(o・ω・o)カエルです。

人が1分で読める文字数は約600文字

 

 運動が身体と脳、そしてメンタルにとって様々な健康効果をもたらすことは一般常識。
 
 運動しないよりも、運動する方が絶対的に身体に良いことを知らない人はいませんよね?
 
 では逆に、
 
「運動習慣がある人が運動を一定期間サボると、どれくらい期間でデメリットが発生するのか?」
 
 
 を調べた論文がコチラ。

 論文タイトルを直訳すると、
『マスターアスリートの運動停止後の海馬と脳の血流』

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 50歳から80歳(平均年齢61歳)の9名の男性を対象にした実験。
 9名の男性は全員、

・15年以上の運動習慣がある
・週に平均で58キロは走る
・最大の酸素摂取量は同世代の男性にくらべて90%以上
・マラソン等のイベントにも参加歴がある

 そんな熟練のアスリートたち。
 彼らに、「運動をストップ」してもらうと、脳ではどんな変化が起きるのか?
 また、変化が起きるのはいつからか?
 
 を調べたものです。
 
 

■運動をしないとたった○日で脳力は低下する

 対象である熟練アスリート9名には「10日間だけ」完全に運動をやめてもらったとのこと。
 すると、

たった10日運動を休むだけで、
 

・脳の8つのエリアで血流が悪くなった
 
・口頭の流暢さパフォーマンスが悪化(ろれつが悪くなった)
 
・特に『記憶』と『学習』に関わる海馬の血流が悪くなった
 
・脳全体の機能を管理する部位『デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)』の活動も低下した

 
 という結果だったそう。
 
 ちなみに『デフォルト・モード・ネットワーク』は安静・休息時に活動している神経ネットワークのことで、「ぼーっとしている時」に機能している、いわば"脳のアイドリング状態"の時に機能してるネットワークだそう。
 DMNの関連部位として、

・前頭前野内側部(mPFC)
・後帯状皮質(PCC)
・楔前部
・角回
・側頭頭頂接合部(TPj)
・海馬(HF+)
・脳梁膨大後皮質(RSC)
・下頭頂小葉(plPL)

 などが『デフォルト・モード・ネットワーク』のネットワークを構成しているとのこと。
 実際の機能としては、 

・自己モニタリング(自分の頭の働きと行動を自分で知って調整する)
・内省・内観(自分自身の心のはたらきや状態をかえりみる)
・空想 
・過去の記憶 
・未来の想像 
・社会的認知 

 などを担っているとのこと。
 DMNの機能が低下したり、上手く活用できないと、
 
・過去のことをクヨクヨ考える
・無為に将来を心配する
・脳疲労状態になる

 こんなことにもなるみたい。

 
 つまり、運動をしない人、しなくなった人の脳は、
 
✅脳全体の機能低下

 が発生。特に、
 
✅ろれつが悪くなる
 
✅記憶力と学習能力の低下
 
✅脳が休息している時にネガティブ思考に陥りやすい

 こんなことになっちゃいます。
  
 

運動をやめる=脳の老化
 

 
 と認識した方が良いみたい(o・ω・o)
 
 健康に、自分のやりたいこと、自分の人生を楽しもうと思うなら、運動が必要ってことですね。
 
 やっぱり『食事・睡眠・運動』が生物の基本ってことなんですねー(o・ω・o)再認識しました。
 
 

 今回はここまで。最後に良かったら♡スキをお願いします。
 それではまた〜(o・ω・o)ノシ 


【参考記事】


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