![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/34942960/rectangle_large_type_2_6b52c92b61ca76c9da514373640ad7fd.jpg?width=800)
大切な人の為に観てほしい映画『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』公開初日観てきました(ネタバレ無しの感想)
こんにちは(o・ω・o)オタクです。虫圭です。
オタク語り回です。
十日前に「劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン公開だぁ~!!」って熱く語りしましたが、
9/18日、公開初日に無事観ることができました。
レビューでもないオタクの感想なんて需要が無いことは承知しているのですが、観終わった私が思ったことは、「多くの大人に観てほしいなぁ。アニメーションを普段、必要としない人たちにも観てほしいなぁ」
という感想だったので、私が発信できる範囲で多くの人に届けたい、と思ったしだいです。
もちろんネタバレはしません。
ネタバレ0なので、中身の話が少しフワッとしていますが、
3つの項で、興味を持っていただけたらな、と思います。
劇場版のサブタイトルは、
『愛する人に送る、最後の手紙。』
▪️お子さんがいる人に観てほしい
子供、可愛いですよね。
私にも中学生の娘がいます。
離れて暮らしているので、成長を間近で見れないのが悔しいのですが、すくすくと、本当に見るたびにすくすくと成長している彼女を見ると、『子供ってすごい。可能性の塊や!!』と思います。
また、そんな彼女が落ち込んだり悩んだりしていると、『俺に何かできることはないか、伝えれることはないか、与えてあげられるものは少しでもないだろうか』そう考えずにはいられません。(だからついつい口出ししてしまいます)
本作品も、原作小説、テレビアニメ版、劇場版外伝、それぞれで多くの子供が登場します。
何より主人公の女の子、ヴァイオレットが10~18歳の姿で登場しますから、幼い視点、無知な視点で『知らない世界』を体験して喜怒哀楽を感じ取っていく。
そんな物語が多く描かれています。
次の項でも語りますが、今回のメインストーリーに登場する男の子がいます。
予告版にも登場している眼鏡の子です。
https://youtu.be/PUFFMnuOF40
劇場版の大きなストーリーは、主人公であるヴァイオレットと、この男の子のストーリーの2軸で構成されています。
男の子のストーリーは、男の子とその家族や友人のお話です。
男の子が自分を取り巻く関係に何を思い、何を届けるのか。
家族は、友人は、彼に何を伝えるのか。
いま、子育てをしているすべての『親』に観てほしいのです。
▪️声優の本気の演技を知らない
人に観てほしい
男の子に声を当てているのは、女性声優の水橋かおりさん。
有名な役どころだと、『魔法少女まどか☆マギカ』の巴マミ
『物語シリーズ』の忍野扇
など。
アニメを観ない方はピンと来ないと思いますが、
演技力が高い声優
として有名です。
今回は男の子として役を演じていますが(声変わり前の少年は女性声優が演じることがほとんど)、
『少年特有の小生意気さ』や、『素直に本心を伝えたられない多感な時期』を、わずかな声の震えや息遣いで演じていたなぁ、思います。
また、ストーリーに大きく影響する、この男の子特有の設定がある訳ですが、その『非日常感』を声だけで表現するのは、さすがミズハス(水橋かおりの愛称)だなぁ!!
と、私はその演技力だけでも泣きました(限界オタク)。
『声優』にも色々な『個性』や『強み』があり、例えば旧ドラえもんの大山のぶ代さんのような『声質』だったり、アニメでも洋画の吹き替えでも有名な山寺宏一さんのような『多彩(多才)』であったり。
そんな一口に声優と言っても様々な性質が存在する中で、一際『演技力』に突出しているのが、水橋かおりさんだと私は思います。
実際に劇場で観ていただければ納得していただけると私は確信しますが、ミズハスの演技を体感するだけでも、今作を観る価値があると私は思います。
▪️大事な人がいる、そんな人たちに観てほしい
物語のもう一つのメインストーリーは、
主人公のヴァイオレット・エヴァーガーデンと、彼女が慕う陸軍少佐ギルベルト・ブーゲンビリアの関係性についてです。
テレビアニメ版を観ていなくても、劇場版だけでちゃんと解るように構成されているのは「さすが京都アニメーションさんやで」というところですが、こうして文字で語るにはさすがにある程度の世界観を知っておかなければならないので、興味が少しでも湧いた方は、私が以前書いたオタク語りを一読ください。
⇒【ヴァイオレット・エヴァーガーデンを語りたいオタク】
https://note.com/kwzreview/n/n3b0e9351e727
ヴァイオレットとギルベルトは、同じ陸軍内での上官と兵士という関係が根底にあります。
ヴァイオレットは軍を離れた後、『自動手記人形(通称ドール)』と呼ばれる代筆屋として働いているのですが、そもそも特殊なこの二人の結末が描かれているのが今作品です。
ゆえに、『愛する人に送る、最後の手紙。』というサブタイトルなんですね。
『愛する人』にもたくさんカテゴリーがありますよね。
恋人や伴侶、家族、友人、亡くなった人。
誰かを想う気持ちや、大切にしたい、と思う気持ちを一層強く意識させてくれる。
『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』そんなアニメーション作品です。
ジャパニメーションは、『世界では高く評価されているのに、国内で称賛されることが少ない』という、なかなか特殊なカルチャーです。
今でこそ『オタク文化』は市民権を得ましたが、一定の年齢層にはまだまだ『家で引きこもってる根暗な人が視てるもの』という先入観があるように思います。
(昨今のオタクのコンテンツにかけるアグレッシブさはアウトドア派を軽く凌駕してると私は思いますが)
私は、ヴァイオレット・エヴァーガーデンという作品は、それを払拭してくれるアニメーションなんじゃないかな、と思います。
事実、私の友人のお母様は、『アニメは観たことがない』という人でしたが、友人に推され一緒に観に行った『ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝』でヴァイオレット・エヴァーガーデンにドハマりし、一人で劇場版を観に行き、グッズや原作小説を買って読むほどにアニメーションのイメージを塗り替えられたそうです。
大人が観ても、『素晴らしい』と思えるアニメーション。
それがこの『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』という作品の一つの魅力ではないかと思います。
今回は真面目に推してみました(o・ω・o)
『劇場で観る価値のある作品』だと思いますので、ぜひ興味を持たれた方は、シアターに足を運んでみてください。
絶対に観に行ったことを後悔しない作品です。
最後に、もう一度、劇場版のサブタイトルを。
『愛する人に送る、最後の手紙。』
伝えたいあの人は、いまこの時にしかいないから。
予告編⇒
▪️追記
9/19、舞台挨拶のライブビューイングも観てきました。
登壇したのは、
ヴァイオレット役 石川由依さん
ギルベルト役 浪川大輔さん
テレビ版から引き続き主題歌を担当した TRUEさん
京都アニメーションより監督の石立太一さん
の4名
挨拶内容は省略しますが、石立監督が冒頭の挨拶で、感極まって涙ぐみ声を振るわせていた様子を見て、私が落涙。
他の鑑賞者からも鼻をすする音が。
事件を経て、作品が完成し、遂に公開されたことに対する想いは、皆一様に熱いものがあると感じました。
京都アニメーション大好きです。
この感想を見られた方は、ぜひ好奇心を持っていただき、『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』をシアターで観てほしいと改めてお伝えします。
お子さんがいる方は一緒に観てください。
大事な人がいる方もぜひ観てください。
きっと、何か発見があると思いますので。
2020/9/19
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?