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Kusabue/現代俳句 +AI
2020年6月14日 09:08
「 おなじ時代を 」~現代語俳句集~都市のゆたかさ村のゆたかさ夏祭ひとびとがうつくしいのは祭の夜はるかさよいまじんせいの夕涼み生きてふとたどりつくのが冷や奴那智の滝天地のものということか草笛よあしたへつづくじんるい史飛びたっておもたい尻のこがね虫ハンモックわかる地球の大きさがハンモック歳月というわすれものダイバーとひとつになった海は夏カクテルに沈んだ
2019年8月14日 09:46
「大花火」~現代語俳句集~おおぞらは太初のままか蝉しぐれとおくへとみみを澄ませば蝉の国島人らはためいている夏シャツよやわらかに日焼を洗いながす手よ大ぞらをひとっ飛びして夏期休暇おくじょうに出てより天地大夕焼うでくんでかんがえるひと立秋かひとり行く花野いつしか夢のなか赤とんぼどれも夕陽ののこり火かかお上げて銀河のはてへ一人一人◇大うちゅうにぽつんと家
2019年7月29日 19:02
「ひるがえれ」~現代語俳句集~ゆかた着てこころ遠くにある人よすれちがう衣更えの香するひととちんもくも言葉のひとつほたる籠あかん坊はまるごといのち天花粉選挙あとかみなり雨か梅雨明けかかお上げてながい沈黙梅雨明けるわらう子が世のまんなかにかき氷おんならが平和にする世日傘ゆくにっぽんがこころにひびく風鈴よ◇おおぞらの果てのはてより蝉時雨気高さのメロンが
2019年7月16日 19:46
「 夜もにぎやか 」~現代語俳句集~夜ぞらには星飾りつけたなばた竹にぎわってしずかなひと夜七夕竹たましいがいとおしいひと夕涼みたびびとにひろがる地球半ズボンおおぞらをしずめる嶺よ蝉しぐれ神鳴りと書いてますます恐ろしく音がない地球に一人キャンプの火かたりあうあの日この日よ時計草手を打ってあるきあるくよ蚊一匹うなぎ屋でとおす最後の最期まで◇ふるさとが
2019年6月17日 19:37
「 パリ祭 」~現代語俳句集~おおぞらをとおくきよめる風鈴よ灯ともしてひとりの家はほたる籠夕焼けてまるごと生きている地球登山杖こころはすでにくものうえ身ふるわす梅干しひとつちから玉ひきがえる雲が流れてゆくだけかかき氷きょうの大ぞら大うなばら◇ひとくちでしずまるこの世かき氷ひらくたびたびびと富士の絵扇よたましいをさきだてて行く炎昼よランナーにみちまっ
2019年6月7日 03:48
「 一 」~現代語俳句集~いちぞくとそらへだててぞ夕涼みなつかしむおおゆうやけの空の奥星のさいげつ人のさいげつ蛍とぶ人類のまつえい一人キャンプの火ひとり聴くきおくのはての風鈴屋もてなす日おおきくひらく冷蔵庫手にひらく白鳥いろのハンカチよむすめらがひらいていく世香水瓶◇一人一人背負って行くか梅雨の空傘さしておとふりしきる五月雨よひた歩くこころの氷河
2019年5月24日 18:44
「 銀閣 」~現代語俳句集~釣りびとが天地に一人すずしさよ島びとは島そのものよゆうやけ空満天の星のこどくよキャンプの火静心ひとりそだてるキャンプの火のれんかけて時ながれだす鰻屋よひとびとのあせでまぶしい大阪かかお上げて時がとまったままよ虹君が住むひかりのせかいレモン水◇富士見えるけしきもろとも夏料理すずしさのまんなかにたつ銀閣か見つづけてとおくなり