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大学受験【国語】

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#古文

国立2次:古文漢文の勉強法(高1から受験まで)

国立2次:古文漢文の勉強法(高1から受験まで)

高校1年生をモデルとして、古文漢文が出題される国公立大学を受験するときのタイムスケジュールと使用する参考書の一例を紹介します。

その前に、前提となるお話を3点します。

1.挙げた参考書はレベル感の参考に
参考書は、あくまでレベル感の参考とお考えください。自分のよく使っている参考書をもとに作成しているので、他にも良い参考書がきっとあると思います。ご自分で検討して、良いと思ったものを使ってください

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合格体験記 〜横浜国立大 慶応大 他〜

合格体験記 〜横浜国立大 慶応大 他〜

こんにちは。

今回は、大学受験生の合格体験記です。

中学3年生から3年間、ずっと継続してくれました。それまでに基礎づくりから徐々に問題演習をステップアップしていき、最終的には早慶の過去問にトライするまでに成長しました。

僕のほうが成長させていただきました。ありがとうございます。

それでは、どうぞ!

3年間国語をお任せして、難関大突破できました私立中高一貫校に通う息子が中3(2019年)の

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国語の取り組み方アドバイス

国語の取り組み方アドバイス

こんにちは。さきほど中学3年生のお子さんに国語と古典(中高一貫校で中学のうちから進めているようです)についての簡単な学習アドバイスをしました。

というのも、家庭教師のお申し込みだったのですが、曜日と日時が空いておらず、受けられなかったのでキャンセル待ちになってしまったのです。。

少しでも参考になればと思いまして。こちらにも共有させていただきます。

(2021年3月30日現在、木曜金曜の16時

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古文受験生の「意訳」との付き合い方

古文受験生の「意訳」との付き合い方

古文法を最初に学ぶ時は、たしかに文法どおりの直訳で学ぶほうがいいです。

しかし、入試レベルを解くのであれば、意訳も受け入れることを「レベルアップ」と捉えたほうがいいのかもしれません。

意訳とは、
・「本文の文法的な意味から大きく逸脱しない」
・「本文で表現したい内容を自然な現代語で表現している」
ものです。

この「本文の文法的な意味から大きく逸脱しない」は、文法的基礎が固まれば判断できるよう

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【高校生】実力がつく国語の授業例

【高校生】実力がつく国語の授業例

こんにちは。

今回は、僕が日頃どういう国語の授業をしているかをご紹介します。どんな参考書を使って、どういう流れで授業するのかをできるだけ具体的に。

基本的に、僕は『何でも屋』のオンライン家庭教師です。自分が学校で習った科目はすべて教えています。対象も小学生1年生から高卒生までなので、あいうえお表、小学生の理科社会、中学受験、中学生の補習、高校生の英語、数学、国語、小論文、大学の過去問・・・ほん

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古文法を最短で学習するポイント

古文法を最短で学習するポイント

こんにちは。

今回は助動詞の最短の学習方法について。
古文学習者にとって一番頭の痛い、けれど大事な分野です。。
しかしこれにも効率的な手順というものがあります。

ただ、ちょっと待ってください。
古文の文法は英語以上に、やる順番が大切です。

まずは・・・

助動詞をやる前に、「用言の活用が完璧であること」が前提となります。

動詞の9つの活用、
形容詞ク活用(シク活用は「し」をつければいいだけ

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中学生・高校生のオススメ古典問題集

中学生・高校生のオススメ古典問題集

古典の参考書、どれがいいでしょう?という質問がありました。

今回は「手っ取り早く」学ぶにはどれが効率がいいか、という点に絞ってご紹介します。「じっくり」学ぶ、だと他の参考書がいろいろと候補にあがってきます。

古文:中学生ではこれがよさそうです高校入試 とってもすっきり古文漢文 新装版 旺文社 https://www.amazon.co.jp/dp/4010216255/ref=cm_sw_r_

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センター対策古文:「もの思ひける人」をどう訳すか

センター対策古文:「もの思ひける人」をどう訳すか

古文の解説の一例をご紹介します。

次の文章は建部綾足『西山物語』の一節である。主人公の大森宇須美は恋人が死去したことで病におかされ、看病を受けながら弔いを続けている。次の問いに答えよ。

やうやう涼しき風吹出でて、月の影も清らなるに、すこし人心地出で来て、夜ばかりはせめて起きあがりつつ、しめやかなる火かき照らして、歌物語など読むに、我がごと【もの思ひける人】も昔より多かりき。さて寝られぬままに、

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古文・漢文にアレルギーがある人の受験勉強のはじめかた

古文・漢文にアレルギーがある人の受験勉強のはじめかた

古文・漢文にアレルギーがある人、多いと思います。

かくいうぼくも、高校生の時は古典が一番嫌いでした。

(「文系だから」という理由で15年くらい古文漢文を教えてきたので、さすがに今は大丈夫ですけど)

そういう人でも、文系だから、もしくは理系の上の方を目指すから、古文漢文の受験勉強を始めないといけない、、、という人は多いと思います。

今が高校1年生であれば余裕ですけど、高校2年生、もしくは高校

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高校一年生の模試で古文対策はどうするか

高校一年生の模試で古文対策はどうするか

「高校一年生になって古文をやらなければならない、いきなり模試を受けないといけない。でも古文の読解なんて練習できてない。どうしよう…」

という生徒さんは多いです。

ぼくの考えとしては、、、

古典文法って、英文法に比べれば楽勝で終わります。適切に、要領よくやれば夏休み、冬休み、春休みなどの短期集中で終わらせることも可能です。だから読解にも早い段階で進むことができます。

というわけで、高校1年生

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古文の主語を決めるヒント

古文の主語を決めるヒント

古文で難しいのは、主語が分からないことですよね。たとえば、次の文章「今鏡」の最初の文を読んでみましょう。これは俊敏な行動が有名な藤原成通(なりみち)についての話です。

宮内卿有賢と聞こえられし人のもとなりける女房に、しのびてよるよる様をやつして通ひ給ひけるを、さぶらひど も「いかなるもののふの、局へ入るにか」と思て、「うかがひて、あしたに出でむを打ち伏せむ」といひ、したくしあへりければ、女房いみ

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