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パチンコ屋の社員だった私が教師という仕事を選んだわけ③
好きだった仕事が苦痛に変わった。
なんのために働いているのかわからなくなった。
毎日陰鬱な気持ちで職場に向かった。
ある日、出勤途中で下校中の小学生を見かけた。
当時住んでいたマンションは、道路を挟んだ向かいに小学校があった。
今まで何度も目にしていただろうに、なぜかこの日は足を止めてしまった。
なにかすごく眩しいものを見た気がした。
無邪気というか。
陰一つないというか。
光の世界を感じた。
パチンコ屋の社員だった私が教師になったわけ②
社会人になって初めての一人暮らし。
見知らぬ土地で見知らぬ人と仕事をする。
慣れるのに数ヶ月はかかった。
1年が経つ頃には仕事にも職場の人間関係にも慣れた。
しかしあの事件が起きた。
東日本大震災だ。
その日は遅番出勤だった。
昼頃に起きて、仕事に向かおうと家を出た。
マンションのエレベーターを降りている時、一瞬すごい揺れを感じた。
エレベーターが止まらなかったのは幸いだったと思う。
外に出
パチンコ屋の社員だった私が教師という仕事を選んだわけ
学生時代にパチンコ屋でアルバイトをしていた。
単に時給が良かったからだ。
それまでパチンコなんてやったこともなかった。
当時、深夜のコンビニのバイトをしていた。
働いていた店が移転して、距離が離れて通いづらくなって辞めた。
同じぐらいの時給のバイトはパチンコ屋ぐらいしか見つけられなかった。
学費を自分でも払っていたため、高時給のバイトを探していた。
その後、大学を卒業するまで同じパチンコ屋で働いた