栗塾【学級経営力研究会】

小学校教師/

栗塾【学級経営力研究会】

小学校教師/

最近の記事

  • 固定された記事

パチンコ屋の社員だった私が教師という仕事を選んだわけ

学生時代にパチンコ屋でアルバイトをしていた。 単に時給が良かったからだ。 それまでパチンコなんてやったこともなかった。 当時、深夜のコンビニのバイトをしていた。 働いていた店が移転して、距離が離れて通いづらくなって辞めた。 同じぐらいの時給のバイトはパチンコ屋ぐらいしか見つけられなかった。 学費を自分でも払っていたため、高時給のバイトを探していた。 その後、大学を卒業するまで同じパチンコ屋で働いた。 大学3年生になって就活が始まった。 就活とは存外、金のかかるものである。 単

    • 平日の夜に集まれる仲間

      昨夜zoomでオンライン勉強会を行った。 日本中から熱のある先生方にお集まりいただいた。 今回で10回目となる。 今までで一番多くの方にご参加いただけた。 本当にありがたいことだと思う。 今回初めて参加される先生も多かった。 勇気を出して参加されたそうだ。 学級は教師の鏡。 教師が挑戦するから子供たちも挑戦する。 子供に「挙手しなさい」「発表しなさい」という教師に限って、職員室ではだんまりだ。 おかしな話だ。 今回覚悟をもって参加された先生は、確実に成長されたと思う。

      • 地球に来て◯年の生き物、それが子供

        学校にはいろんな子がいる。 それが公立小学校教師のやりがいだと思う。 ときにはなんでそんなことしちゃったかなあ、と思うこともある。 だって仕方がない。 彼らは地球に来てまだ◯年なんだもの。 ときにはなんでそんなこと言っちゃうのかなあ、と思うこともある。 だって仕方がない。 彼らは地球に来てまだ◯年なんだもの。 教育の完成とは教育を必要としなくなることだ。 彼らは未完成だから学校にきている。 だから私たち小学校教師は飯が食える。 ありがたいなと思う。 地球に来て◯年の生

        • いい教師とはどんな教師か

          いい教師とはどんな教師か。 この記事をご覧になっている親御さんがいるとしたら、どんな教師に担任になってほしいか。 考えてみてほしい。 子供のことを真剣に考えてくれる教師。 子供と一緒に遊んでくれる教師。 子供に勉強をしっかり教えてくれる教師。 どれも正解だと思う。 私は、 子供に好かれる教師だと思う。 なんだそんなことか、と思うわれるかもしれない。 いま子供達に好かれない担任が多い。 なぜか。 自分の身を守る教師が多いからだ。 それでは子供に好かれない。 子供とたくさ

        • 固定された記事

        パチンコ屋の社員だった私が教師という仕事を選んだわけ

          学校は、開店前のラーメン屋に客が入りこむぐらいおかしい

          勤務校の出勤時刻は8:30までに校内にいればよい。 出勤をしたらまず出勤簿に捺印する。 勤怠をハンコで管理する。 時代錯誤だと思う。 しかしここでは取り上げない。 勤務校は子供たちが早い子で7:50〜登校してくる。 この時刻は教師は勤務時間ではない。 しかしこの間に学校内でトラブルが起きれば、学校側に責任が問われる。 これは異常だと思う。 ラーメン屋でいえば、営業開始時刻前に客が来店している状態と変わらない。 10時に開店だとしても、当然、店員はそれよりも前にカウンターに

          学校は、開店前のラーメン屋に客が入りこむぐらいおかしい

          子供が忘れ物をしたらどうする?

          小学校。 子供が忘れ物をしたらどうするか。 結論。 私は貸せるものは貸す。 教師からすれば賛否両論あると思う。 しかし私は貸せるものは貸した方がいいと考える。 以下に理由を書く。 義務教育、子供たちはそもそも身一つで学校に来ればいいと思う。 様々な家庭のお子さんがいる。 中には学用品を用意してもらえない子もいる。 多くの教師がそういった可能性すら考えない。 子供が悪いと本気で思っている教師もいる。 例えば習字道具。 買ってもらえない子は週に1時間。 その時間に習字の学習

          子供が忘れ物をしたらどうする?

          家と職場の往復にならないようにする

          学校という世界は時が止まったような場所だ。 例えば運動会。 やる前に会議にかけられる。 ほとんどが例年通り。 教師はとかく変化を嫌う。 なぜか。 自分の知らないこと、自信のないことを教えられないからだ。 若い先生が4月に着任される。 その感性は尊重すべきだと思う。 しかし、経験を重ねている教師に意見が潰される。 そして新しい可能性が潰されていく。 学校で合理性や正論を述べても通りづらい。 周りと違うことをすれば叩かれる。 同調圧力の塊だからだ。 だから家と職場の往復に

          家と職場の往復にならないようにする

          パチンコ屋の社員だった私が教師という仕事を選んだわけ③

          好きだった仕事が苦痛に変わった。 なんのために働いているのかわからなくなった。 毎日陰鬱な気持ちで職場に向かった。 ある日、出勤途中で下校中の小学生を見かけた。 当時住んでいたマンションは、道路を挟んだ向かいに小学校があった。 今まで何度も目にしていただろうに、なぜかこの日は足を止めてしまった。 なにかすごく眩しいものを見た気がした。 無邪気というか。 陰一つないというか。 光の世界を感じた。 道路一本の隔たりがすごく遠くに感じた。 自分の今の仕事は、未来に何か残るのか

          パチンコ屋の社員だった私が教師という仕事を選んだわけ③

          パチンコ屋の社員だった私が教師になったわけ②

          社会人になって初めての一人暮らし。 見知らぬ土地で見知らぬ人と仕事をする。 慣れるのに数ヶ月はかかった。 1年が経つ頃には仕事にも職場の人間関係にも慣れた。 しかしあの事件が起きた。 東日本大震災だ。 その日は遅番出勤だった。 昼頃に起きて、仕事に向かおうと家を出た。 マンションのエレベーターを降りている時、一瞬すごい揺れを感じた。 エレベーターが止まらなかったのは幸いだったと思う。 外に出ると、おばあさんが地面に手をついていた。 駐車している車が明らかに跳ねているのを

          パチンコ屋の社員だった私が教師になったわけ②