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仕事。

仕事ってのは
ほんまに素晴らしいモノやと思うのですよ

嫌嫌行ってる人なり
苦痛なり
面白くないなんて人に
必要なのは
アルコールでも
ジャンクフードでも
ギャンブルでもない

その思考過程じゃないかな
と考えます

仕事を嫌嫌ながら行って
休日はそのストレス解消にお金と時間を使う

それ、いつまで繰り返すのでしょうか

時間は有限であり
命と同義です

その時間の使用は
我々個人に託されているのです

仕事というのは我々の背骨である。
というのはニーチェのセリフです
まさにその通りやと思います

人間として
大半の時間を費やす場所です

そこで我々は
はじめて何者かになれるのです

誰もが最初に働いた時に
感じませんでしたか?

その辺を歩いてる時は
自分はただの大衆の1人なのに

職場に着いて
ウェアに着替えたりして
現場に立てば
一気にそのプロとして扱われる

あの変化。

そう。
何者か、になった瞬間です

別に
メジャーリーガーとか
漫才師とか
モデルとか
バンドマンとか
そういうドキュメンタリーで出てくる職業だけじゃなくて

どの仕事でも
僕やあなたを
一瞬で大衆からプロに変化させるのは
同じことです

今僕は精神科病院で勤務してます

僕がただその辺で歩いてる時は
ただの1人の青年ってだけの話です
何者でもない

が、
同じように歩いてるだけでも
職場で歩くならば
周りは僕をプロとして見ます

なので、僕を見かけては
質問してくれたり
相談してくれたり
意見を求められたり
思考過程を知ろうとされたり
するわけです

改めて
それってすごい事やな
と思うわけですよ

僕が何者か。になっている瞬間です

この前三重県鳥羽の旅館に一人旅に行った時には
僕は何者でもない

もちろん精神関係の事で
何の相談もされません
何かをする権利もないし
もとめられもしません

むしろいきなり僕が
精神的な相談なり
公演なんかしたりしたら
変な人。でしょうね(笑)

そうなんです

精神科病院勤務してる時
専門学校外部講師やってる時
に、
僕はやはり何者かになっており
その場所達が
僕に価値を与えてくれて
僕に存在理由を与えてくれて
僕に生きる場所を与えてくれてると
感じるのですよ

それが
仕事。というモノ
職業。というモノ

感謝しかありません

普通、
他人の買い物を触れば
下手すりゃ逮捕される事象やのに
あなたがレジの仕事人ならば
それが許されるし
レジという場所は
あなた個人に託されるのです

スタッフさん
店員さん
事務員さん
は、どこ?
となる時
仕事、職業という存在が
あなたをその者にさせてくれるのです

それは貴重な経験です
ほんとに貴重な経験なのです

例えば
ほとんどの方は
精神科病院の中の構造やらを
知らないと思いますし
中で働くしか分からない、経験できない
鍵で頑丈に仕切られた世界を見ることはできないでしょう

そんな経験値すら
僕に与えてくれてるのが
仕事。

本来は
経験値ってのは
お金を支払ってする事が多い

旅行にせよ
水族館にせよ
映画館にせよ
遊園地にせよ
フルマラソンにせよ
スノボーにせよ

なのに
不思議。

自分に価値までつけてくれて
存在理由までくれて
まず見ることも聞くこともできない経験値までもらえて
それに加えて
お金までもらえるのが
仕事。

ほんと不思議なのです

これを当たり前。なんて処理するなら
そりゃいつまでもしんどいのは当然です

そこに気づかないのならば
恐らく
あなたに普段
降り掛かっているはずであろう
幸せにも
何も気づいていないかもしれません

幸せやら
幸福ってのは
やってくるモノじゃなくて
気づくモノですから

そして
仕事は心地よい疲労と睡眠までくれます

僕は仕事を愛してますし
生涯現役で生きてたいと考えてます
最後の最後まで
何者か。でありたいですね

OFFの日に
ストレス解消なんて発想になった事がないですし
OFFの日なんてのは
精神科や脳神経の勉強をする時間どすよ

それによってまた
職場で誰かの役に立てる可能性が上がるんですから

しかも
自分が選んだ世界が
精神科=脳の世界 なのですから
能動的なのも当然です

仕事は僕にとって全てと言えます

旅行に行くのも
いろんな趣味をやるのも
論文読むのも
文献漁るのも

すべては仕事の為です

僕の視野が、経験値が、視点が
患者さんとの話に使えるアイテムやからです

今日も
なんでもない自分が
何者かになれる事に
感謝を。









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