マガジンのカバー画像

リハビリ知識

226
リハビリの知識についてど素人ながらまとめています。
運営しているクリエイター

2022年10月の記事一覧

大腿筋膜張筋に疼痛を有する例

大腿筋膜張筋に疼痛を有する例

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

上記の症例で着目するべき点について

話していきたいと思います。

案外割と多い症例だと思いますので

私なりに書かせていただきますので

よろしくお願いいたします。

それでは始めます。

大腿筋膜張筋(TFL)の機能と構造

TFLは上前腸骨棘の外側から起始し、大転子の前方を通過して

腸脛靭帯に至り、Gerdy結節へ停止します。

そのため

もっとみる
評価=治療になるほど単純じゃない

評価=治療になるほど単純じゃない

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

評価は治療になる

について書いていきたいと思います。

これは理学療法士をやっていれば

よくいわれる言葉の1つだと思います。

ROMやMMTそのものが

筋力強化や可動域訓練につながるからです。

しかしこれは本当なのでしょうか。

私が思うに

タイトルの通りではありますが

評価=治療となるほど単純ではないと考えています。

なぜそのよ

もっとみる
インソールは歩行の介入ではない

インソールは歩行の介入ではない

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

インソールについて

話していきます。

私は現在バリバリの入谷式足底板を用いた

治療をさせていただいているわけですが

とんでもない私見ですが

私は

入谷式足底板は歩行への介入ではない

と思うようになりました。

なぜそのように思ったのか

私なりに書かせていただきますので

よろしくお願いします。

インソールは何の介入かまず私はイン

もっとみる
肩関節の真髄 ~機能解剖 Part1~

肩関節の真髄 ~機能解剖 Part1~

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

この記事では

肩関節についてひたすら書きます。

Part1と書いておりますが

今回は肩甲上腕関節と胸鎖関節中心に書きます。

よろしくお願いします。

それでは始めます。

肩関節の骨構造①上腕骨 関節軟骨に覆われた半球を上腕骨頭、その基部で浅くくびれた部分を解剖頚という。解剖頚を前方から見て、内側には小結節、外側には大結節があり、ここに腱板が付着し

もっとみる
結局早期離床がいい

結局早期離床がいい

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回も私見の話ですが

早期離床

について話していきたいと思います。

現在はクリニックで働いているため

あまり縁のない話かもしれませんが

勉強を続けていくと

結局早期離床がいいと思います。

というか安静という選択肢がは想像以上に

デメリットが多い気がします。

このように感じたきっかけは脳の勉強をしていたときです。

過去の記事で少し触れてい

もっとみる
水中ウォーキングは歩行練習にならない

水中ウォーキングは歩行練習にならない

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

水中ウォーキング

について書いていきたいと思います。

よく高齢者も行っていたり

歩行練習では負荷が高すぎる人が行ってたりします。

しかし残念ながら

ほぼ歩行には直結しない運動です。

なぜなのか

私なりに説明させていただきますので

よろしくお願いします。

それでは始めます。

水中運動と屋外運動の違い結論から言いますと

屋外歩行

もっとみる
OKCを再考する

OKCを再考する

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

OKCに関して書いていきたいと思います。

しかしまじめな内容ではなく、ただの私の今の考え方を羅列するだけです。

ご了承ください。

私は実はOKCの意義が最近までよくわかりませんでした。

なぜかといえば

ADLでOKCなんて存在しないからです。

正直運動の発達にOKCが役立つとは思えません。

例に挙げると、THA後の患者に対する股関節

もっとみる
ヒップヒンジは腰痛予防にはならない

ヒップヒンジは腰痛予防にはならない

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

ヒップヒンジ

について話していきたいと思います。

筋トレのデッドリフトでもよくいわれる

ヒップヒンジという動作ですが

この動作は腰痛予防としても

Stuart McGill先生も推奨しています。

実際にこの動作は脊柱への負担も少ないので

腰痛予防には効果的ではあると思うのですが

私が思うにこの動作は

根本的な解決にはなっていない

もっとみる
治療法を体系化するのには無理がある

治療法を体系化するのには無理がある

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

治療法の体系化

について話していきたいと思います。

筋膜マニピュレーションやAKAなどといったような手技や

腰痛の理学療法、股関節痛の治療法といったように

この理学療法は

さまざま体系化されています。

しかしタイトルからもわかるとおり

この体系化にはとても無理があります。

なぜそのように思うのか

私なりに書かせていただきますので

もっとみる