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リハビリ知識

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リハビリの知識についてど素人ながらまとめています。
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記事一覧

徒手療法と運動療法のそれぞれの重要な指標

徒手療法と運動療法のそれぞれの重要な指標

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

重要性の高い評価

について書いていこうと思います。

これは私の独断と偏見感が強い記事になると思いますが

何卒よろしくお願いします。

それでは始めます。

徒手療法的な視点で重要なのは

どこが痛いか

ということです。

バイオメカニカルな観点がすごく強い考え方では

ありますが

これがわかるだけで

結構うまくいくことが多いです。

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急性腰痛および頸部痛に対するオピオイド鎮痛:ランダム化プラセボ対照試験

急性腰痛および頸部痛に対するオピオイド鎮痛:ランダム化プラセボ対照試験

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

オピオイド

の論文の要約の翻訳をしていきます。

久々の海外論文の翻訳になりますので

よろしくお願いいたします。

それでは始めます。

https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(23)00404-X/abstract

背景
オピオイド鎮痛剤は急性の腰痛や

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安定的な不安定

安定的な不安定

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

安定と不安定

について少し触れていこうと思います。

PRIのセカンダリー講習を受けた方なら

ご存知だと思うのですが

インピンジメントとインスタビリティ

というものがありますよね。

セラピスト界隈だと

あまり響きのいい単語ではありませんが

ただロンハラスカは

この表現を肯定し、どちらも必要なものと言っています。

私の意見ではあり

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得意な技術を持つことのデメリット

得意な技術を持つことのデメリット

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

得意な技術

について書いていきたいと思います。

みなさん、セラピストには

得意な技術があると思います。

機能解剖的アプローチやPNF、

内臓マニピュレーション、入谷式足底板、

私の場合は筋膜マニピュレーションですね。

得意な技術があるのは

武器になりますし

それを売りにして集客もできます。

メリットは結構あるのですが

やっぱ

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「疼痛の悪化」は悪いことではない

「疼痛の悪化」は悪いことではない

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

疼痛の悪化

について書いていきたいと思います。

実は

最近自費リハビリにて、クライアントを悪化させてしまい

口コミでほぼ名指しでクレームをいただきました。

そのため、めちゃくちゃに落ち込んでたのですが

2年前ぐらいから入っている

Medical Emergence Group

にて

ATCの川尻さんと八スポの穐山さん(expla

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エコーで「ヒト」は視えるのか

エコーで「ヒト」は視えるのか

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

超音波エコー

について書いていきたいと思います。

大して参考にならない内容なので

暇な人だけ読んでください。

また大多数の人に喧嘩を売るような内容になると

思いますが構わず書きますので

よろしくお願いいたします。

それでは始めます。

最初に言っておきますが

私はエコーは使えません。

いや使っていたのですが使わなくなりました。

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「患者が治らないのは自分のせい」というのは傲慢っていう話

「患者が治らないのは自分のせい」というのは傲慢っていう話

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

自責思考

について書いていきたいと思います。

何かトラブルがあった際に

自分に何か問題がなかったかを内省できるのは

非常に重要です。

特に臨床家は患者の痛みが治らない際に  

自分の技術不足

というように捉えます。

これについて私見ではありますが

非常に傲慢だと思うのです。

なぜそう思うのか

私なりに書かせていただきますので

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疼痛はメカニカルストレスによるもの?

疼痛はメカニカルストレスによるもの?

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

痛みとメカニカルストレス

について書いていきたいと思います。

運動器の痛みにおいて

メカニカルストレスは重要視されている印象が強く

例えば

膝蓋下脂肪体の痛みは下腿外旋、

鵞足炎は膝外反

といったように

特定部位に負荷がかかり続けることが

痛みを引き起こすと考えられています。

実際臨床ではそのような例が非常に多く

このメカニ

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エビデンスにもできないことがある

エビデンスにもできないことがある

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回も独り言です。

私は

Medical Emergence Groupの影響を

多分に受けて臨床に取り組んでいるのですが

そこで圧倒的に認識させられたのは

人間が複雑系である

ということです。

これは理論ではなく

原理原則だと思うのですが

なかなか浸透させるのが難しい概念も思っています。

その一つに

エビデンス

というものが確立さ

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なぜPRIに興味を持ったのか

なぜPRIに興味を持ったのか

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回はただの独り言なので

暇な人だけ見てください。

私なのですが

現在PRIの講習会に行っており

セカンダリー講習の

インピンジメント&インスタビリティ

まで受講しました。

絶賛どハマり中なわけですが

なぜ受講に至ったかというと

運動療法を極めたいと思ったから

というのは表向きの理由ですが

今年は運動療法の引き出しを多くしたい

と思

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肩峰下インピンジメントは肩甲骨の位置と関係はない

肩峰下インピンジメントは肩甲骨の位置と関係はない

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

肩峰下インピンジメントと肩甲骨の位置

について書いていきます。

PRIのインピンジメント&インスタビリティ

の講義にて

阿部さゆりさんが興味深いシステマティックレビュー

を紹介してくれたので

ここで要約の翻訳を書いていきたいと思います。

よろしくお願いいたします。

それでは始めます。

背景 肩甲骨の向きと動的制御の変化、特に前傾

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Frohse アーケードとは

Frohse アーケードとは

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

Frohseアーケード

について書いていこうと思います。

上肢疾患を見たことある人はもしかしたら

聞いたことがあるかもしれませんが

割と臨床で使うので

情報整理するために書かせていただきます。

よろしくお願いいたします。

それでは始めます。

概要

Frohseアーケードとは

回外筋浅層の近位辺縁部に形成される線維性のアーチ1)

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PRIがもたらした価値観

PRIがもたらした価値観

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

PRIの価値観

について書いていきたいと思います。

もちろん、PRIについて書くわけではないですが

多くの身体の専門家にとって

重要な価値観を教えてくれたので

ここで私なりに書かせていただきたく思います。

PRIを知っている前提で書いていくので  

ご了承いただければと思います。

よろしくお願いいたします。

それでは始めます。

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腰痛に対する特定の筋肉の活性化が活動制限、疼痛、仕事への参加、または再発に及ぼす影響:システマティックレビュー

腰痛に対する特定の筋肉の活性化が活動制限、疼痛、仕事への参加、または再発に及ぼす影響:システマティックレビュー

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は

腰痛患者に対する筋アクティベーション

について書いていきたいと思います。

今回はシステマティックレビューの要約の翻訳ですので

よろしくお願いいたします。

それでは始めます。

Effects of specific muscle activation for low back pain on activity limitation, pa

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