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リハビリ知識

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リハビリの知識についてど素人ながらまとめています。
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2021年12月の記事一覧

円背の骨盤後傾は治してはいけない

円背の骨盤後傾は治してはいけない

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は円背の患者さんの注意点について話していきたいと思います。

我々理学療法士は高齢者と接する機会が多いわけですが

円背を呈している患者さんがほとんどではないでしょうか。

なかには過度な胸椎後弯(円背ということ)で

体幹前傾位に常になっている人がいます。

これらの患者さんは高確率で

骨盤後傾位になっているわけですが

持論ではありますが

個人

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膝のスペシャリスト、治療ができない説

膝のスペシャリスト、治療ができない説

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は理学療法士の専門性について話していきたいと思います。

私は整形外科病院に勤めているのですが

整形外科という区切られた分野ですら

よく「肩のスペシャリスト」「膝の治療が得意」

など関節ごとに専門性が分かれています。

こういわれるとかっこよく感じるものですが

私はこのような言われ方をする理学療法士は

はっきり言って

本当の治療ができていな

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膝を内側に入れるなは最悪の指導

膝を内側に入れるなは最悪の指導

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は運動指導について話していきたいと思います。

運動指導は理学療法士であれば誰もがするものですが

この指導方法の重要性に気づいている人は

割と少ないのではないのでしょうか。

今回は運動指導の注意点に関して

knee in toe out を呈している患者さんへの指導

を例に挙げて話していこうと思います。

よろしくお願いします。

それでは始

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日本の文化、体に害悪すぎる説

日本の文化、体に害悪すぎる説

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は日本の文化がもたらすものについて話していきたいと思います。

礼儀や作法などやけに他人に対して

気をつかわなければいけない文化にいらいらしたため

この記事を書かせていただきます。

特に

①正座
②椅子に座っている姿勢

にしぼっていきます。

よろしくお願いします。

それでは始めます。

正座はクソ「礼儀正しい」の代表といえるような姿勢が

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ボトムアップの限界

ボトムアップの限界

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は治療の考え方にある

ボトムアップとトップダウンについて

話していこうと思います。

結論からいうと

ボトムアップは現実的ではない

といえます。

この考えに至った理由を

自分なりに解説していこうと思いますので

よろしくお願いします。

それでは始めます。

トップダウンとボトムアップとはトップダウンは

まず現在の病態や動作を把握してから

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トレンデレンブルグ徴候は中殿筋の筋力低下では起こらない

トレンデレンブルグ徴候は中殿筋の筋力低下では起こらない

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は「トレンデレンブルグ歩行」について話していきます。

理学療法養成校の学生ですら耳が腐るほど聞いたことのある

異常歩行の一つですが

教科書的には

「トレンデレンは中殿筋の筋力低下によって起こる」

という通説がありますよね。

実はこれは大きな間違いであると

私は考えています。

こう考える理由を話していきたいと思いますので

よろしくお願い

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MMTの結果のみで筋トレをするな

MMTの結果のみで筋トレをするな

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は評価でよく使われる「MMT」

について話していきたいと思います。

この検査は養成校でも習うような

超絶オーソドックスな検査です。

おそらく理学療法に関わっている人で知らない人はいないでしょう。

このMMTは筋力を図る検査ですが

私の意見ではありますが

この検査結果のみで運動療法を処方してはいけないと思います。

どういう理由なのか

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FBSは転倒リスクの指標にならない

FBSは転倒リスクの指標にならない

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回は Functional Balance Scale について話していきたいと思います。

タイトルにもある通り、

正直この検査では転倒リスクを推測できません。

なぜそのように考えているのか

私の見解を述べていきたいと思います。

よろしくお願いします。

では始めます。

FBSとはまずFBS(ファンクショナルバランススケール)とはなんでしょう

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治療におけるOKCの意義

治療におけるOKCの意義

こんにちは。理学療法士のこうやうです。

今回はOKCについて話していきたいと思います。

リハビリでは膝伸展や股屈曲運動などの

OKCをよく行う風景を見たことがある方が多いのではないでしょうか。

いったい何を目的に行っているのか

私なりの見解を述べていきたいと思っております。

よろしくお願いします。

でははじめます。

OKCとCKCの違いまずこれらの運動の違いはなんでしょうか。

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