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lily
2022年1月15日 18:23
「初花(はつはな)」とは、その季節に最初に咲く花のことをいいます。「常初花(とこはつはな)」とは、初花のようにいつまでも若若しく、つねに新鮮な美しさのある女性のこと。若々しさを保つには、いつまでも好奇心に目を光らせてありとあらゆるものに感動を見出すフレッシュな心が大切なのではないでしょうか。またこの言葉にはいつもはじめて見た花のように、会うたびにその美しさに感動して
2021年12月28日 16:56
「にほふ」という古語が好きです🌸もともとは、美しさがその場にあふれんばかりに輝いているという、視覚的な意味をもつ言葉でした。それがいつしか、嗅覚の意味をあらわす言葉になったようです。現代でも「匂い立つような美しさ」という言い方をします。内側から色香があふれ出していて、思わずその魅力に引き寄せられてしまうような人。そこに存在しているだけでその場が明るくなって、芳しい香
2020年10月18日 16:32
儚く終わってしまった恋の相手を、大和言葉で「泡沫人(うたかたびと)」というらしい。そうか、あの人もこの人もみな泡沫人だったのだ。泡のようにキラキラと光りながら、わたしの前を流れて消えていったのだ。泡沫人といえば、どの人も美しく思える。美しく儚い夢だった。
2021年3月21日 10:20
春の雨の一日ですね。大和言葉には、雨をあらわす言葉がたくさんあります。今日の雨をさまざまな角度から、大和言葉であらわしてみたいと思います。こちらでは霧のようにきめ細やかな雨、小糠雨(こぬかあめ)が地上に降り注いでいます。音も立てずにさらさらと、この世界のすべてを優しく潤し包み込むように降っている。なんて優しい光景でしょう。雨をよーく見てみると、とてもほそい線
2020年12月6日 20:59
30代になると、女子力ではなく女性らしさを磨きたいと思う。わたしがなりたいのは、「たおやか」な女性。たおやかは「たわむ」からきている大和言葉。風に吹かれたり雪に降られても枝が折れることなく、しなやかに曲がるさま。それが「たわむ」たおやかな女性とは、どんなことがあってもめげることなく柔軟にかわす強さのある人。そして、そんな美しい姿勢に優雅さと品を感じさせる人。
2021年3月19日 23:10
木の芽が萌え出す今頃の季節を「木の芽時(このめどき)」といい、精神的なバランスを崩しやすい時期といわれます。植物や動物だけでなく人間も新たに成長したいという期待や不安を胸に抱く、そんな季節ですからね。芽がウズウズし出して、知らず知らずのうちに焦ってしまいます。自分だけではなく周りも動き出すから余計に不安になる。気ばかりが急いで心とからだが追いつかず、