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国家公務員と民間企業の管理職(その2)

なぜ、こんなタイトルでコラムを書いてるかは↓こちらを読んで頂きたい。

【キャリア】国家公務員と民間企業の管理職のこと等https://note.mu/koremochi/n/n74000981fed1

ちなみに、今回はその管理職へどのようになるのかや業務ぶりをざっくりと書きたい。

民間企業の管理職、例えばコンサルであれば、

→アナリスト
→コンサル
→シニアコンサル
→マネージャー
→シニアマネージャー
→パートナー(出資者・共同経営者・経営陣)

という順番で出世して上にあがっていき、マネージャー以上が管理職となる。
大抵は経験/実績、売上成績のハードルを超え、どんな資格をもっているかといった外観的なハードルも超え、皆の総意で問題なしと判断がなされた比較的に仕事が出来る人が管理職となっていく。
さらに、コンサル会社によっては、論文やプレゼンを課せられてそれらのハードルをくぐっただけの強者だけがなれるポジションだ。

(若手が他業種から転職する場合、アナリストやコンサルの地位で入社してくる人が多いが、勿論、即戦力を見込んで転職してくる人は、いきなりマネージャー以上の地位で入社してくる人もいる)

アナリストやコンサルから入社した場合、マネージャーになれるかどうかが、コンサル会社に残るか去るかの分かれ道になるケースが多いと思う。
※ちなみにマネージャーはマネージャーでバジェットと稼働率をクリアし続けないと当然去っていくことになる。

40歳台で、シニアコンサル、シニアスタッフのままで留まる人も少なからずいるが、大抵は去る人の方が多いのではないかと思う。

40歳台のシニアコンサルが不必要だと言ってるわけではなく、これからの時代は特に、プロフェッショナル職として、そしてダイバーシティの意味合いでも必要だと思う。年齢は意外と重ねることに意味があることもある。

年齢は記号みたいなものだと若き16歳の頃のアリーヤは''Age Ain't Nothing but a Number''で歌ったが、仮に、今彼女が生きていたとして、同じ歌を歌えるだろうか。違う解釈の歌を新たに出して歌っていると思う。というのも、今生きていれば40歳、人口比で一番多い世代だ。メッセージが世に受け入れられるかどうかは、要は影響度&多数決だからだ。

話はそれたが、

一方で国家公務員は、管理職への道が非常に硬直化している。

まず、恐ろしいことに、総合職(キャリア)採用の人を一般職採用が抜かすことはまずない。入り口が全てである。
※敢えて、上に民間企業(コンサル企業)の出世の段階を書いたみたいに、平職員から事務次官までの道は書きません。webで調べれば載ってるので。

ということもあり、選民意識のようなものが高い。
ダイバーシティ・インクルーシブも真っ青である。

キャリアの中で、同年次であれば管理職になるタイミングはほぼ同じである。省庁により多少前後することもあるが、滅多になく、ごくまれである。

ごくまれなため、例えば、キャリアが他の省庁に出向して、出向先で年次が逆転し、年次が低いキャリアが管理職になり、年次が高いキャリアが非管理職ということも、まれではあるがあるはある。こんな状態に遭遇すると、やたら皆がギクシャクする(笑)。

総合職(キャリア)採用をここまで、特別扱いするのであれば、いっそのこと、民間企業経験がある本当のキャリアしか、採用しないようにしたらどうかと思う。

あと、業務の仕方であるが、、

民間企業の管理職であれば、プレイングマネージャータイプが多いと思う。
そして、残業しても残業代金がでないからこそ、単価が高いからこそ、周りからはもっと働け的な目線でみられるし、マネージャー自身も部下を残業させることで、プロジェクトの収支が悪くなることを恐れ、コストを圧迫しない自身の定時以降の時間を業務に充てる人も多いと思う。要は収支の調整を自分のサービス残業でカバーしてる人が多い。

一方、国家公務員の管理職は、国会対応以外では、はっきり言ってさっぱりと定時か、定時付近に帰る人が多い。しかも、部下の進捗報告も受けずに帰る人が多い。その概念もない人が多いかもしれない。

管理職が遅くまで帰宅しないと部下が帰りづらくなるという古い感覚をもっているようだ。部下が帰りづらいかどうかは、上司の在席時間というよりも、マネジメント能力によるものが多いのだけど、マネジメントという概念も稀薄なため気がついてない。
PMBOKが万能だとも思わないし、TQC、ティール組織を知ることが必須とは想わないけど、マネジメントは学んでほしいものだ。

頭のいい人どうにかしてください❗️

このままでは本当に政府がだめになり、日本がだめになっていきます。

いま既に相当数いる民間経験者や、国家公務員を一度経験して、民間で鍛えられた人を戻すなど、施策はあるかと思います。

※国会議員及びその関係者等の人は、このコラムを国会質問等の情報源にしないで下さい。
(もっとも、出所不明なこのレベルの話を取り扱うハズも、真に受けるハズもないと思いますが、、)

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