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#8-2 やっと、諦める、明らめる。《冷却期間・5月後編》

↑前回投稿

いよいよ核心に迫ってきて、
変わるための準備が始まった。

「私が私を幸せにする」
「いなくても生きていけるけれど、
いたらもっと楽しい」
「自分の感情をタイミングよく&うまく表現する」

という私らしい望みを大切にしていくべく

変わりたいと決意したあと、
そのために何を変えるべきか


について整理していきたいと思う✏️



✳︎このnoteは、大好きな彼に別れを告げるしかなかったことに後悔した女子大生が、気持ちの整理がついたこのタイミングで振り返りをするnoteです!
1人の人間の恋愛訓を読むような気持ちで読んでいただけるのがベストと思いまーす🙌





自分の中へ深く潜る、5月

私は私でしかなく、
彼は彼でしかない。

私は彼じゃないし、
彼は私じゃない。

私の気持ちは他でもない私のものであり、
彼の気持ちは他でもない彼のもの。

だから、彼の気持ちは私のものじゃない。

彼の気持ちのオーナーは彼なのであり、
彼だけが、自由に決めていい。

#8-1 「気持ちを伝えるということ」より


ずっと「重くなりたくない」と思っていたのが、かえって重さを生んでいたことに気づいた私。

しかしそれでも、このストッパーはなかなか外れなかった
まだまだ自分の気持ちに正直になることに抵抗を覚えていたのだ。

ちなみに余談だが…

前回の投稿で当時の心境を綴っていたとき、
当時の自分に向けていた言葉のあまりの鋭利さに思わず泣いてしまった私。

なんと見事に、翌日体調を崩した。

朝目覚めた時にはすでに胃腸が大荒れしていて、食事どころか水分も取れないくらい酷かった。
ベットから動けたのも昼を過ぎてようやくで、ここまで体調を崩したのは久しぶりだった😓

心と身体は繋がっている。
当時は心の不調がピークだったので身体には現れなかったのかもしれないが、
あんな鋭利な言葉は普通なら耐え難い。
改めて、攻撃的でなく、
自分自身に対してもアサーティブになりたいと感じた休日だった😌



ありのままの私の行方

まず、私のポリシーについてお話ししておきます。それは、
ありのままの自分はまず自分が愛そう
という風に考えていること。

上の記事は、私が大学生向け掲示板プラットフォーム「Dtto」に綴っていた頃に初めてたくさんの共感をいただいたものです。
これが、私の礎になっています。


ありのままの自分を愛してもらいたくて
路頭に迷うくらいなら、
まずは自分で愛でる。
愛情を自給自足できる力がついて初めて、
誰かのことも愛することができる
のではないか。

そんな風に考えていたのですが、
今回の交際ではこれについて
もう一度向き合うことになったんです。

それはなぜなら、ありのままの自分が
必ずしも肯定的な側面ばかりとは限らないことに気づき始めたから。
自分でも好きになりきれなかったり、
愛したいのに愛せない部分があったりすることに気づいたから。
(これとどう向き合うかについては↓で考えてみています)


なので、
ありのままの自分は誰にも愛させない‼️」というスローガンがいつのまにか、

ストレスに晒され自信を喪失し
フラットな思考からかけ離れていく中で、

ありのままの自分なんて
誰からも愛されるはずがない


みたいなとんでもないすり替わりが行われていました。だから、欲が出てしまった。


ありのままの私でいたい。
ありのままの私を、彼には愛してほしい。


そう思った結果が
涙ながらに電話するという行動に
現れてしまった気がしています。
素直になれなかったツケが回ってきた。
馬鹿だったなあと思います。😌

なので当時の私は
彼の前でありのままでいようとし、
そしてそれでうまくいかなかった、
だから別れるしかなかった
のだ
と考えていました。
(というか、半ば言い聞かせていた。
そう考えないと、隣に彼がいないという現実を飲み込むことができなかった。)

けれど、
「ならば次は、ありのままの私を受け入れて愛してくれる人を探せばいい‼️
とはならず。
それはなんだか、安直過ぎて違う気がしました。

それって他力本願すぎない?
運ゲーだよね、なんか。
路頭に迷うし、もったいないよ。
人生一回きりなのに。
運命の人探しで振り回されるの、
私は御免だよ?

恋愛体質は私には向いていませんし、
これから色んなことを学んでいきたいと思っているところです。なので、
恋愛や男女の情事で自分の世界を染め切るつもりは、更々なかった。
メスではなく人間であり続けたかった。
(もちろん、メスの私が嫌いという意味ではない。むしろ結構気に入っている。)

けれど、
ありのままの自分のことは、
やはりずっと秘密の部屋の中で、
ひとりこっそり愛でることしか
許されないのだろうか。

そんな葛藤を抱いていた時、
川代咲生氏のエッセイに出会いました。


ありのままと素直

「素直」「素」は混同されがちである

川代咲生『私の居場所が見つからない。』より
以下同上


この一説に衝撃を受けました。

私のいう「ありのまま」は、
川代氏のいう「素」を指しており、
素であるということと
素直であるということは
違う。
そう彼女は言うのです。

「素直な態度で人と接する」のと、「ありのままの自分を見せる」というのは、言葉の感じは似ているけれど、実際の態度はまるで違います。

同上

「ありのまま」とか「素」っていうのは、あくまでも自分に対して使う言葉であって、他人との関係のなかで使う言葉ではない

同上

この感覚も、川代氏と私は似ていました。
「ありのまま」というのは自己の中で留めておくのが安全な言葉だと私も思います。
ありのままの自分というのは、
生身の自己であり、
ある意味とても繊細で傷つきやすくもある。

そんなわけで私は、川代氏のアイデアを取り入れていくことにしました。

「自分、駄目で嫌いなところもたくさんあるけど、他人は他人、自分は自分。人と自分は違うのだ」と認められれば、肩の力を抜いて素直に、より楽しく生きていけるんじゃないかと思っています。

同上

ありのままの自分を認めるということ。
そして、ありのままを愛するというのはそう簡単なことでないということ。
けれど、素直な自分でいることはできるということ。

私は、そんな階層構造に気づくことになりました。


素・ありのまま
ーーーーーーーーー
素直
ーーーーーーーーー
素でない「いい」私

素直は中庸なのかも。

ありのままの自分は自分がまず愛すること。
それが自信につながる。

素直であることは自他共に恵みをもたらすから、努力する価値がある。

「いいOO」であろうとすることは、
かえって相手に窮屈を感じさせてしまうし、
自分の首も締めすぎてしまって
結局破綻する。
自己嫌悪から逃れられなくなる!

2023.05.07

当時の私は、
彼の前での私には
「ありのままの私」と「背伸びした私」
の2択しかないと思い込んでおり、
そんな2つをブレンドした「素直な自分」という存在に気づいていなかったようです。

自分の気持ち・本音を
蔑ろにすることなく、
自分にとっても相手にとっても
気持ちの良い「私」でいることは
可能なのかもしれない。

ついにアサーションの存在に気づき始めました。


ご機嫌でいるため「距離感」

また当時、
自分で自分の機嫌を取ることに嫌気がさしていたことについても、
同時並行で深掘りしていました。

結論としては、自分のために自分の機嫌を取ることが大切なのであり、
彼のために取ろうとしていたからややこしいことになっていたのだと。


「彼と距離を置きたい。」


そう思ってる自分を認めたいけれど、
彼にぶつけるのは違う気がするし、
でもこんな状態では会いたくない

2023.02.20

当時の私にとって、距離を置くというのは別れる前の最終手段のようなものであり、
その先には別れしか待ち受けていない、
だったらもう別れてしまうしかないだろう。
そんな思考回路を持っていました。

けれど、色々深掘りして調べていく中で
どうもそうとは限らないらしいということがわかってきました。


「だって不快な思いするなら、
距離置けばいいでしょ?」

イライラしたときは彼氏の相手をしない。
あなたが彼氏の相手をしたくないと考えるのなら、
彼氏の相手なんてしなくていいのです。



なんで彼のために私が機嫌良くいないと
いけないんだよおおお!🤮
と思っていたのは、
彼に対して異論があったから
なのかもしれない。
そしてそれを、
「いい彼女」という分厚い皮の中
押し込んでしまっていたのかも。

私が彼と付き合ったのって、
"居心地の良さ"があったから。

居心地の良さ。歩調。ペース。
これを調整し合えるように
私が私の"ありのまま"を受け止めて、
素直な私に昇華させていこう!

好きなwebコラムから引用しながら書いた日記
2023.05.07


とくに、私にとってバイブル的存在のエッセイには、葛藤していた当時もしたようです。


誰かを好きになったら、
あえて少し距離を置こう。
たとえどんなに好きだとしても。


好きだからと言って
あまりにも近くで、その人とすべてを共有して一緒に過ごさなければならないと思わないこと。

いつも一緒にいたいと思うと、
かえってつらくなり、
その人のことがときどき恨めしくなってしまう。
そうするとあなたはひとりでまたガマンすることになって
相手を嫌いになってしまうだろう。

ずっとそばにいようとせずに
遠くから一緒にいる練習をしてみよう。

距離を置くこと。

その人のことが憎いからではなく
ぶつかり合いを減らすために、
ひとりだけを見つめて
待ち続けることに疲れてしまわないように、
距離を置くことが大切だ。


人間関係に疲れたときは
距離を置いてみよう。

その距離が
きっと心に余裕をもたらすだろう。

2022.02.19
『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』
を引用した日記


そうか。距離は置いてよかったんだ。

あの頃は、距離を置きたいのに
置いたら別れを示唆してしまいそうで、
そのまま別れてしまいそうで怖かった。
けれど、自分がご機嫌であるために距離感を測るのは、相手を試すわけでも別れを示唆するわけでもない。
心のゆとりを持つための、
自分のためにご機嫌でいるための手段
だったのです。
(別れる前に気づいてたかったーーー😓)


しかし。


…なんか違う。

距離を置けばよかったのかー!ではスッキリしない何かがあると、そう感じました。

私の本音はどこだ。

もしかして、
「会えなくて寂しいな」
「会いたいな」

だったんじゃないのか…?


私が当時、本当に言いたかったことはおそらくこれ。
それを見つけた一方で、
まだ「重くなりたくない」ストッパー
かかったままでした。
「会いたい」も「寂しい」も当時の私の中では「重いワード認定」を受けていたので😓

本音を見つけても、
そんな自分を重いと認めたくない自分がいる。

自己受容の壁にぶち当たりました。


新しい解釈、そして涙。

けれど、前回の投稿(の「気持ちを伝えるということ」)でも書きましたが、
試したり重いと感じるのには
そこに負荷が存在するからであり。

冷静になって考えた時、私なら
「会えなくて寂しい。会いたいな。」
と好きな人に言われれば嬉しくなるよな、と。

「重いワード認定」にも偏向があるように私は感じました。

そんな時、とあるサイトが私に新しい解釈を教えてくれました。

彼女から会いたいと言われた時の彼氏の本音(男性心理)

・彼氏に会いたいと言うと、嬉しいと思う彼氏は5割以上の割合!ポジティブに捉える男性は7割弱もいる!

「彼氏に会いたいと言わない方がいい」は嘘!彼氏に会いたいと思ったら、素直に会いたいと言ってほしいのが男性心理

・ 会いたいのに会いたいと言わない彼女が男性心理ではめんどくさい


2. 会いたいと言わない彼女への彼氏の本音(男性心理)

・ 会いたいと言わない彼女は愛されてる実感がない
・ 会いたいと言わない彼女には、毎回彼氏が会いたいと言わないといけないからめんどくさい

彼女から会いたいと言う方法と、彼氏は嬉しい?
ウザい?我慢した方がいいの?問題


ちゃんと数えてたわけじゃないし、
別れて時間が経ってるので、
過去の解釈が変わっている可能性もあります。

けれど、
私よりも彼の方が「会いたい」と言ってくれていた数は多かった気がする。
その度に、私は嬉しくなっていたから。


「会いたいな」
くらい
言えばよかったな。

そうやって持ちつ持たれつでいればよかった、と。
それが「ふたりなりの納得いく関係」ってやつだったのかも、と。
これに気づいた時、思わず涙が出たのを覚えています。

しつこかったり遠回しだったり、
急だったり機嫌を損ねたりして
負荷を生じさせるから重くなってしまうのであって、そうでないなら
「会いたい」「話せなくて寂しい」は
立派な愛情表現の一つ
なんだと。

「重くなりたくない」の意識が強過ぎて、
大事なことを見落としていたことに、やっと気づくことになりました。


会いたいな。
寂しかった。
会いたかったよ。


こんな一言たちについて、ものすごい誤解をしていたことがわかりました。


彼氏に会いたいと思ったら、
伝え方を考えた上で会いたいと伝えよう

基本的に「会いたいという気持ちを我慢し過ぎないようにしよう!」と伝えたい。

彼氏に会いたいと思っても我慢した方がいいの?


もう一度
誰かを愛するチャンスを得た時には、
こんな素直な気持ちを伝えられる
自分でありたい。
もう自己嫌悪から抜け出せなくなって、
強引に別れを告げるようなことはしたくない。
これ以上、好きなまま別れる人の数を
増やしたくない。
「一緒にいる術」に無知であるがために
別れるしかないという、
そんな消去法はもうしたくない。


方向は定まった。

ありのままの自分との向き合い方も、
「重くなりたい」という本心との向き合い方も、
掘り下げていくうちに同じゴールに辿り着くことになりました。


素直でありたい。

自分の本音を蔑ろにしたくない。

相手のことも考えて
伝えられるようになりたい。

ありのままの自分のことをちゃんと
受け止められるようになりたい。

自分のためにご機嫌であれる自分でいたい。



こうして私は、
素直であるためにできること、
素直な伝え方、素直な捉え方を
学んで自分のものにすべく、
アサーションを学び始めます。

次回、《5月・アサーション編》!

magazineから全部読めます🙌

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