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トイ・プードル・インザドリーム
昼下がりの雲は、トイプードルの形をしている。
揚々と空を闊歩するその姿は、未来への希望に満ちていた。
しかし数分経つと、もうトイプードルの姿は跡形もない。
海の藻屑のような残骸があるだけだ。
何もかもが、絶えず変化する。
永遠に美しいものなんてどこにもないから。
だから私たちはいつも、大きな力を持つ誰かの手の中で踊らされているだけに過ぎないのではないかと思う。
すべては夢だ。
雲のように頼
大喧嘩した翌日の日記より抜粋
FRIDAY TUNING
DATE:とある金曜日の夕方
心のチューニングを合わせたことってある?
これを言葉にするのは難しい。
自分の心がいったい今、どんな音楽を求めているのか、クラシックなのかロックなのか、あるいはブルースなのか。そういうあくなき探求を続ける、っていうのが一番近い表現かもしれない。
具体的に言うと、Apple Musicのシャッフル機能を使って自分のライブラリに入ってる
マイスイートメモリーズ
甘い痛み、という言葉がある。
しかしこれは、甘く熟れた果実ほど、猛毒になり得るというだけの話に過ぎない。
甘さは痛みに変わる。
むしろ、痛みを伴わない甘さなど存在しない。
これは、
人間が愛する人と出会い、かけがえのない時間を過ごし、そして別れるというこの世界にあまりにもありふれたその事象ーーそのものの話だ。
もう戻れない過去について。
私は愚かにも、それがもう戻らないものなのだと気づく
3年前、2年前、7ヶ月前
ここに文章を投稿し始めて、5年目になる。
1年勤めた銀行を辞めた記念に憂さ晴らしとして一筆書いてやろうと思っただけなのに、なんでも気楽に書ける自由帳のような形式にはまってしまい、それ以降もたくさん小説やら詩やらを書いた。自由律俳句は恥ずかしくて消した。
言葉を自由に紡ぐことは、楽しかった。ただ、ただ。
最初のほうを遡ってみると、筆が乗っていたのか結構な頻度で投稿している。
銀行員からライタ
ブラッドオレンジジュース、ワンモア
彼女はアルコールが飲めないから、いつもブラッドオレンジジュースを頼んでた。
だけどきまって火照ったような頬してさ、それは東京の街に酔っていたからなのかなって、
今なら少し、思い当たる節もある。
彼女は東京を恨んでいたわけじゃない。
ただ少し、不器用だっただけだ。
昨日まであったコーヒーショップが今日はもうレコードショップに代わっているような場所さ。
他人に期待するのは不毛だってこと。
いい
失われたときを求めて
お元気ですか。
で、始まる手紙が好きではない。
だいたいそうやって誰かに手紙を送ろうとする人間自体元気とは程遠く、まずは自分の心配をしたらどうだという話なのだ。
しかも相手は、否が応でも元気だと答えざるを得ない。そして「あなたもお元気なら良いのですが」などとご丁寧に付け加えなくてはならない。
人は誰しも元気な時があればそうじゃない時があって、しかし元気じゃないからと言って他人に心配されなく
雑記 人は孤独である
最近、死んだ人のことについてよく考える。
尾崎と、高野悦子さんと、デヴィッド・ボウイ。
うそ。デヴィッド・ボウイのことを考えたことなんて、一度もない。どうして今、彼のことを思い出したんだろう。
とりあえず、この3人には共通したものがある。彼らは皆、人は孤独であるということを知っていた。
デヴィッドだってきっと、知っていたさ。今日は彼の歌を聴いて眠ろう。
おやすみ
#日記