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詩について語る。

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詩に関する周辺を書いた記事をまとめています。
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2021年7月の記事一覧

職場の先輩に詩を添削していただいた話。

職場の先輩に詩を添削していただいた話。

「きれいですね」「素敵ですね」って言葉を自分なりに表そうとすると、
私はたまに「美味しそう」という表現になります。
なんででしょうか、不思議です。

こないだ空を見上げた時、薄く透き通った夏空があまりにもきれいだったので、私はふっとこんなことを思いました。
「ソーダ水みたいな空だな」と。

別にお腹を空かせているわけではありません。
そりゃパフェが食べたいなぁとか、ラーメンや唐揚げが食べたいなぁと

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何者でもない私

何者でもない私

・何者にもなれなくても

「ここではないどこかを求めて」読書にのめり込んでいった私ですが、
「ここではないどこか」はいつもそばにありました。

マンガや本という形態をとってすぐ、そばに。

受け手としてその体験は幸せなものでした。
そして、表現者として物を書くというのも幸せなことです。

・ただのオバさんの威力
大学時代、ほのかに書店員や編集者の仕事に憧れていた
私はマスコミ講座を受けていました。

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詩を創る「わたし」とは。

詩を創る「わたし」とは。

・詩を書こう
6年ほど前から、私は「詩」を書き始めていました。
今思えば恥ずかしいことですが、「実験的詩作」と名付けて、
意味のわからないものを書き連ねていました。
その時のコンセプトは「抽象画のような詩を書きたい」といった、
初心者の域を出ないものでした。

それでも詩の先生に拾われて、
少しずつ「詩」という表現の仕方を覚えていきました。
noteに上げているオススメの詩人たち、の方々は
私の心

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創り手への入り口

創り手への入り口

・詩歌の入り口文系の高校生活。決して楽しいことばかりではなかったです。
それでも司馬遼太郎の「竜馬がゆく」全八巻を通学中に読破したりして、
読書体験は豊富に降り積もっていきました。

そんな時、高校の授業で「俳句」を自分流の訳で
表現してみようという時間がありました。

即興で教科書に載っている人たちの俳句を自分なりに解釈していくのは、
すごく刺激的なことでした。
長文を書くのは苦手だけど短い文章

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