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地域を豊かにするエネルギー自給、人口877人、オーストリアの山村の挑戦。 大規模集中から小規模分散へ
これまでのエネルギー供給は、火力・原子力・水力ともに、巨大な発電所を作り、たくさんの電気を作って売る、というものでした。
再生可能エネルギーであっても、メガソーラーや巨大な風力発電は、同じように電気の大量生産・販売を目的としています。
果たして、それは本当に「エコ」なのでしょうか。
地域に経済効果をもたらし、豊かにするものでしょうか。
これからのエネルギー供給は、大規模集中から小規模分散目指す
下水サーベイランス事業について
下水サーベイランス事業とは、下水中のウイルスを検査・監視することで新型コロナなど感染症の今後起こり得る感染のピークや傾向を把握しようというものです。
全国の地方議会で下水サーベイランス事業の実施を求める意見書」が提出されており、青森市議会でも令和5年9月の議会でも提出され、賛成多数で可決となりましたが、私は反対しました。
この意見書では、地域の「見えない感染を見える化」するために、この事業を全国
【視察レポ】広島県呉市 軸のある街づくりを見習いたい
呉市は戦前、戦艦大和などを作った軍港都市として栄えました。敗戦間際の激しい空襲で街は壊滅状態となったものの、戦後は造船産業を再興して、最盛期には人口40万人を数えたとのことです。
現在も複数の造船会社の工場や、自衛隊の立地があり、まちづくりの中心となるとともに、市民の誇りとなっているとのことです。しかし一方で、今年9月には大規模な事業所の一つが閉鎖になるなど、一つの産業に依存した構造に課題も多いと
大都市圏の街に対して青森市の魅力をどう差別化するか(10月視察レポ)
千葉県船橋市・市川市に視察に行きました。流山市にも足を伸ばしました。
関係者の皆様ありがとうございました。
東京のベッドタウンになっているこれらの街は、ある意味、青森に若い方を引き留めよう、戻ってきてもらおうと思うと、競争になる市ともいえます。
今回の視察では、視察テーマの個別の事業についてはもちろん、東京大都市圏である船橋市、市川市や流山市の雰囲気や特徴を捉えた上で、これからの青森市はどん
(令和5年9月議会予算委員会)市営バスを活用した若年層への支援
(要旨)市営バスを活用した若者への生活支援について質疑します。青森市は、特に若い世代の人口流出が著しく、一度青森市を出ていってしまうと戻ってこない状態が長く続いています。そもそも子供を産み育てる若年層の絶対数が少ない状態では、少子化対策を実施しても効果は限定的です。全ての分野で、若者が暮らしやすい街を目指していく必要があると考えます。令和4年度の市民意識調査では、10代後半と20代の市民は、青森市
もっとみる(令和5年9月議会予算委員会)新型コロナウイルスワクチン接種副反応に市独自の救済給付を
(要旨)2020年にはじまった新型コロナウイルスへの対応も、今年の5月に感染症法上の位置付けが5類相当となったことで、ひと区切りを迎えました。一方で、これまでの行動制限や各種イベントの中止などにより経済活動や市民の活動は大きな影響を受けました。また、ワクチン接種には多額の税金が投入されており、こうしたコロナ対策の是非に関する検証も今後必要であると考えます。ワクチン接種に関しては、当初「ワクチンを打
もっとみる(令和5年9月議会予算委員会)青森市総合計画策定事業について
(要旨)青森市総合計画策定事業について質疑します。総合計画はまちづくりの最上位指針であり、企業でいうと中期経営計画にあたる非常に重要なものです。元々総合計画は1969年(昭和44年)の地方自治法改正をきっかけに全国の市町村で策定されるようになったもので、右肩上がりの時代に増えていく予算をどのように配分するかを決めることが目的でした。しかし、現在、地方自治体を取り巻く状況は様変わりしております。財源
もっとみる(令和5年9月議会決算委員会)上下水道事業決算について
(要旨)上下水道事業の決算について質問します。人口減少は公共インフラの維持という点でも大きな困難をもたらします。水がなくては人は生きていけませんので、水道・下水道は、最も重要なインフラと言っても過言ではありません。しかし、水道・下水道料金の値上げ実施や検討が全国で相次いでいます。
青森県内でも、今年8月に、弘前市は上下水道料金を令和7年度、令和10年度、令和13年度の3回に分けて、標準的な家庭で
(令和5年9月議会決算委員会)基金残高について
(要旨)令和4年度の青森市の決算については、地元紙で「青森市 黒字51億円」とする見出しで報道されました。見出しの51億円は実質収支額のことで、市民の中には「青森市には使えるお金がまだまだたくさんある」と受け止めた方もいらっしゃったようです。実質収支額は、家計でいえば、年度末に財布の中に残っている金額のようなものです。よって、借金や預貯金の状態までは示しておらず、実質収支額が多いから財政に余裕があ
もっとみる(令和5年7月議会予算委員会)青森市中世の館について
(要旨)現在、世界は急速な変化の只中にあることは間違いありません。未来を生き抜く子供達にとって、自ら立つ自立の精神と同時に、迷った時に立ち戻れるよう、ふるさとへのあふれる郷土愛を育むことは非常に重要だと考えます。
さて、今回は郷土愛の育成を公共施設の管理という観点から見ていきたいと思います。今回は、浪岡地区にあります青森市中世の館についてお伺いしたいと思います。中世の館は、青森県を代表する中世城
(令和5年7月議会予算委員会)青森市の公共施設管理の計画について
(要旨)
引き続き公共施設に関連して、次は、公共施設全体の計画などについてお伺いします。
西市長は、先の青森市長選挙において棟方志功記念館、青森市立図書館跡、中央市民センター等、文化的資源を擁する松原地区のまちづくりビジョンの策定を掲げました。この市議会でも大いに議論しております志功記念館は当然として、中央市民センターも建設から相当の年数が経過しており、このビジョン策定は早急に進めるべきと考え
(令和5年7月議会予算委員会)環境に配慮した農業の推進について
現在の日本は、化学肥料原料のほとんどを輸入に依存しており、窒素は国産4%、リンとカリウムはほぼ全量を輸入しております。近年の円安や運送コストの上昇により、化学肥料の価格が高騰しており、農業経営が圧迫されています。地域の農業を将来にわたって維持していくためにも、耕畜連携などの取り組みを今後も推進し、未利用資源を活用することで、輸入に依存しない農業のあり方を目指すことは大変重要です。
昨年施行され
(令和5年7月議会予算委員会)再造林の推進について
近年、森林を持続可能な地域資源として捉え、地域活性化に役立てようという動きが日本各地でなされるようになりました。例えば、山形県白鷹町では「森林(もり)とつながる暮らしビジョン」を定め、森林の保全や木材利用、森林学習と川上から川下まで総合的に森林・林業・木材産業の活性化を図っています。本市も、民有林の人工林の面積は1万ha以上あり、また八甲田や青森ヒバの森など観光資源ともなり得る天然林も有すること
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