木村淳司

参政党 青森市議会議員 議会での質問や、政治活動全般についてまとめています。

木村淳司

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マガジン

  • 再エネ

    再エネに関する議会活動や政策をまとめました

  • 林業

    林業に関する議会活動や政策をまとめています

  • 農業

    農業に関連する議会活動や政策展開です

  • コロナ関係

    コロナ関係の議会活動や政策展開をまとめました。

  • 予算特別委員会質疑

    青森市議会R4.12-木村淳司が予算特別委員会で行った質疑のまとめです

最近の記事

地域を豊かにするエネルギー自給、人口877人、オーストリアの山村の挑戦。 大規模集中から小規模分散へ

これまでのエネルギー供給は、火力・原子力・水力ともに、巨大な発電所を作り、たくさんの電気を作って売る、というものでした。 再生可能エネルギーであっても、メガソーラーや巨大な風力発電は、同じように電気の大量生産・販売を目的としています。 果たして、それは本当に「エコ」なのでしょうか。 地域に経済効果をもたらし、豊かにするものでしょうか。 これからのエネルギー供給は、大規模集中から小規模分散目指すべきと考えています。 例えば、小水力発電。 既存の農業用水路などに、小型の水

    • 農業に優しくない税制の改正を。「乗用草刈り機」
税率引下げを
求める意見書

      農業の継続支援のため、不公平な農業機械に関する課税を是正することを目的にした意見書です。所属する会派「創青会」で令和5年9月の青森市議会に提出し、全会一致で採択となりました。 農業機械の軽自動車税は ①農業用トラクター、スプレイヤーなど:2000円or2400円 ②乗用草刈り機:農地で使用するものでも5900円 となっており、 →乗用草刈り機だけ他の農業機械に比べて税額が2倍以上 →取得価格が50万円-100万円程度の乗用草刈り機の税額が一般的な軽自動車に近い軽自動車

      • 下水サーベイランス事業について

        下水サーベイランス事業とは、下水中のウイルスを検査・監視することで新型コロナなど感染症の今後起こり得る感染のピークや傾向を把握しようというものです。 全国の地方議会で下水サーベイランス事業の実施を求める意見書」が提出されており、青森市議会でも令和5年9月の議会でも提出され、賛成多数で可決となりましたが、私は反対しました。 この意見書では、地域の「見えない感染を見える化」するために、この事業を全国展開することを求めていました。 そもそも私は過剰な感染対策は健全な経済・社会活

        • 青森市公式SNSを活用した広報宣伝について(青森市議会・R5年第4回定例会予算特別委員会質疑)

          (質疑要旨) 近年、民間でも、自治体などの公的機関であっても、インターネット、とりわけ、YouTubeやFacebook、Instagramなど、ソーシャルネットワーキングサービス、SNSを利用した広報宣伝活動は、日に日に重要性を増しています。  青森県でも、宮下知事の就任以降、SNSでの情報発信により力を入れることとし、10月17日、動画投稿サイト「ユーチューブ」上に県政情報を発信する新たなチャンネル「青森県知事の新時代ちゃんねる A-Tube(エーチューブ)」を立

        地域を豊かにするエネルギー自給、人口877人、オーストリアの山村の挑戦。 大規模集中から小規模分散へ

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        • 視察レポート
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        記事

          新型コロナウイルスワクチン接種事業について(令和5年第4回定例会予算特別委員会質疑)

          2020年にはじまった新型コロナウイルスへの対応も、今年の5月に感染症法上の位置付けが5類相当となったことで、ひと区切りを迎えました。ただ、新型コロナウイルスワクチンの接種は、無料、つまり公費負担での実施が今年度一杯続きます。  さて、本年10月27日に開催された、第98回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会の資料によると、因果関係が不明とされたものも含めてですが、ワクチン接種後に亡くなった死亡報告が2,121人、重篤な副反応報告が27,938 人となっ

          新型コロナウイルスワクチン接種事業について(令和5年第4回定例会予算特別委員会質疑)

          【視察レポ】広島県呉市 軸のある街づくりを見習いたい

          呉市は戦前、戦艦大和などを作った軍港都市として栄えました。敗戦間際の激しい空襲で街は壊滅状態となったものの、戦後は造船産業を再興して、最盛期には人口40万人を数えたとのことです。 現在も複数の造船会社の工場や、自衛隊の立地があり、まちづくりの中心となるとともに、市民の誇りとなっているとのことです。しかし一方で、今年9月には大規模な事業所の一つが閉鎖になるなど、一つの産業に依存した構造に課題も多いとのことでした。 視察レポ①観光振興 呉市は戦艦大和などを作った軍港都市の歴史に

          【視察レポ】広島県呉市 軸のある街づくりを見習いたい

          大都市圏の街に対して青森市の魅力をどう差別化するか(10月視察レポ)

          千葉県船橋市・市川市に視察に行きました。流山市にも足を伸ばしました。 関係者の皆様ありがとうございました。 東京のベッドタウンになっているこれらの街は、ある意味、青森に若い方を引き留めよう、戻ってきてもらおうと思うと、競争になる市ともいえます。 今回の視察では、視察テーマの個別の事業についてはもちろん、東京大都市圏である船橋市、市川市や流山市の雰囲気や特徴を捉えた上で、これからの青森市はどんなまちづくりを目指すかヒントにできればと考えました。 当たり前ですが、鉄道や商

          大都市圏の街に対して青森市の魅力をどう差別化するか(10月視察レポ)

          (令和5年9月議会予算委員会)市営バスを活用した若年層への支援

          (要旨)市営バスを活用した若者への生活支援について質疑します。青森市は、特に若い世代の人口流出が著しく、一度青森市を出ていってしまうと戻ってこない状態が長く続いています。そもそも子供を産み育てる若年層の絶対数が少ない状態では、少子化対策を実施しても効果は限定的です。全ての分野で、若者が暮らしやすい街を目指していく必要があると考えます。令和4年度の市民意識調査では、10代後半と20代の市民は、青森市が「住みにくい」と思う理由の2番目としてバスや鉄道が利用しづらく、通勤・通学に不

          (令和5年9月議会予算委員会)市営バスを活用した若年層への支援

          (令和5年9月議会予算委員会)新型コロナウイルスワクチン接種副反応に市独自の救済給付を

          (要旨)2020年にはじまった新型コロナウイルスへの対応も、今年の5月に感染症法上の位置付けが5類相当となったことで、ひと区切りを迎えました。一方で、これまでの行動制限や各種イベントの中止などにより経済活動や市民の活動は大きな影響を受けました。また、ワクチン接種には多額の税金が投入されており、こうしたコロナ対策の是非に関する検証も今後必要であると考えます。ワクチン接種に関しては、当初「ワクチンを打てば感染が収束する」との言説のもと、接種推進一辺倒で展開してきました。しかし、ワ

          (令和5年9月議会予算委員会)新型コロナウイルスワクチン接種副反応に市独自の救済給付を

          (令和5年9月議会予算委員会)青森市総合計画策定事業について

          (要旨)青森市総合計画策定事業について質疑します。総合計画はまちづくりの最上位指針であり、企業でいうと中期経営計画にあたる非常に重要なものです。元々総合計画は1969年(昭和44年)の地方自治法改正をきっかけに全国の市町村で策定されるようになったもので、右肩上がりの時代に増えていく予算をどのように配分するかを決めることが目的でした。しかし、現在、地方自治体を取り巻く状況は様変わりしております。財源も不足、多様化する業務に対して職員も不足、また人口減少に代表されるような、単純に

          (令和5年9月議会予算委員会)青森市総合計画策定事業について

          (令和5年9月議会決算委員会)上下水道事業決算について

          (要旨)上下水道事業の決算について質問します。人口減少は公共インフラの維持という点でも大きな困難をもたらします。水がなくては人は生きていけませんので、水道・下水道は、最も重要なインフラと言っても過言ではありません。しかし、水道・下水道料金の値上げ実施や検討が全国で相次いでいます。  青森県内でも、今年8月に、弘前市は上下水道料金を令和7年度、令和10年度、令和13年度の3回に分けて、標準的な家庭で水道料金・下水道使用料合わせて千円程度の値上げを実施する、とした内容を弘前市上下

          (令和5年9月議会決算委員会)上下水道事業決算について

          (令和5年9月議会決算委員会)基金残高について

          (要旨)令和4年度の青森市の決算については、地元紙で「青森市 黒字51億円」とする見出しで報道されました。見出しの51億円は実質収支額のことで、市民の中には「青森市には使えるお金がまだまだたくさんある」と受け止めた方もいらっしゃったようです。実質収支額は、家計でいえば、年度末に財布の中に残っている金額のようなものです。よって、借金や預貯金の状態までは示しておらず、実質収支額が多いから財政に余裕があるとは言えないものと考えます。この実質収支額に関しては一般質問でも質問があったと

          (令和5年9月議会決算委員会)基金残高について

          (令和5年7月議会予算委員会)青森市中世の館について

          (要旨)現在、世界は急速な変化の只中にあることは間違いありません。未来を生き抜く子供達にとって、自ら立つ自立の精神と同時に、迷った時に立ち戻れるよう、ふるさとへのあふれる郷土愛を育むことは非常に重要だと考えます。  さて、今回は郷土愛の育成を公共施設の管理という観点から見ていきたいと思います。今回は、浪岡地区にあります青森市中世の館についてお伺いしたいと思います。中世の館は、青森県を代表する中世城館「国史跡浪岡城跡」から出土品の展示を中心とした展示室と文化ホール、さらに研修室

          (令和5年7月議会予算委員会)青森市中世の館について

          (令和5年7月議会予算委員会)青森市の公共施設管理の計画について

          (要旨)  引き続き公共施設に関連して、次は、公共施設全体の計画などについてお伺いします。  西市長は、先の青森市長選挙において棟方志功記念館、青森市立図書館跡、中央市民センター等、文化的資源を擁する松原地区のまちづくりビジョンの策定を掲げました。この市議会でも大いに議論しております志功記念館は当然として、中央市民センターも建設から相当の年数が経過しており、このビジョン策定は早急に進めるべきと考えます。と同時に、この松原地区の街づくりビジョンが策定された場合、青森市全体の公共

          (令和5年7月議会予算委員会)青森市の公共施設管理の計画について

          (令和5年7月議会予算委員会)環境に配慮した農業の推進について

          現在の日本は、化学肥料原料のほとんどを輸入に依存しており、窒素は国産4%、リンとカリウムはほぼ全量を輸入しております。近年の円安や運送コストの上昇により、化学肥料の価格が高騰しており、農業経営が圧迫されています。地域の農業を将来にわたって維持していくためにも、耕畜連携などの取り組みを今後も推進し、未利用資源を活用することで、輸入に依存しない農業のあり方を目指すことは大変重要です。  昨年施行された、みどりの食料システム法でも、「地域農業の持続的発展のための取組」として環境負

          (令和5年7月議会予算委員会)環境に配慮した農業の推進について

          (令和5年7月議会予算委員会)再造林の推進について

           近年、森林を持続可能な地域資源として捉え、地域活性化に役立てようという動きが日本各地でなされるようになりました。例えば、山形県白鷹町では「森林(もり)とつながる暮らしビジョン」を定め、森林の保全や木材利用、森林学習と川上から川下まで総合的に森林・林業・木材産業の活性化を図っています。本市も、民有林の人工林の面積は1万ha以上あり、また八甲田や青森ヒバの森など観光資源ともなり得る天然林も有することから、森林資源を活かした地域の活性化が可能と考えます。今回は、人工林の循環利用に

          (令和5年7月議会予算委員会)再造林の推進について