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映画レビューまとめ。

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2022年11月の記事一覧

映画#63『キングコング:髑髏島の巨神』

映画#63『キングコング:髑髏島の巨神』

キングコング、ってよりかは『髑髏島の冒険』?
『キングコング:髑髏島の巨神』。

2014年公開『GODZILLA ゴジラ』を起点とする「モンスター・バース」シリーズ、その2作品目。アメリカを代表する怪獣「キングコング」の復活だ。

早速、簡潔に感想を言うと……これをキングコングの映画と言っていいのかな?って感じ。

冒頭でも言ったけど、舞台が「髑髏島」っていう化け物勢揃いのモンスターアイランドで

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映画#62『ジョーカー』

映画#62『ジョーカー』

「生きて苦難を乗り越えたら、人は……イカれちまう」
『ジョーカー』、開演。

アメコミヒーロー「バットマン」の宿敵・ジョーカーのオリジンを描いた今作。

先に言うと私はこの作品が大好きだ。「この監督が好きだから」というフィルターを除けば、今作が個人的に一番好きかもしれない。

従って、その理由を語り尽くそうものなら、それはそれはとんでもない文字数になることだろう。ということで細かい感想を知りたい方

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映画#61『ダンケルク』

映画#61『ダンケルク』

「兵士たちよ、戦うな、逃げろ」。
『ダンケルク』作戦開始。

第二次世界大戦中に実際に行われた「ダンケルク大撤退」こと「ダイナモ作戦」を描いた今作。

『プライベート・ライアン』や『1917』に代表される、数ある戦争映画の中でも異質とされる今作。その理由とは、今作は「撤退作戦」を描いた作品であるからだ。

「勝利のため」ではなく「故郷に帰るため」に奔走する兵士たちの姿は、生々しく、陰鬱で、それこそ

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映画#60『すずめの戸締まり』

映画#60『すずめの戸締まり』

新海誠、今年も涙を回収しに参上。『すずめの戸締まり』行ってきます。

2019年『天気の子』以来の新海誠最新作。今年も満を持してやってきましたよと。

全体的な感想として、やっぱり映像が半端ないぐらい綺麗。まるで実写と見間違えてしまうぐらい。アニメーションも非常に滑らかで……これに関しては、マジで期待を裏切らないな新海誠。って感じ。

そんでもって音楽も壮大で、美しくて、でもどこか切なさを孕んでて

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映画#59『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』

映画#59『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』

監督の「I LOVE GODZILLA」が溢れまくり。『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』。

2019年当時、私が映画館で観た作品の中で涙を流すぐらい大興奮した映画。いやもうほんとにね、かっこいいんすよ、怪獣全員。

そう、今作の目玉は歴代『VSゴジラ』シリーズで出てきた怪獣たちが目白押しであるということ。デカさも強さも今までのシリーズとは比べ物にならない、そんでもって大迫力。多分ゴジラファン

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映画#58『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』

映画#58『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』

「フェーズ4」を締めくくる、継承の物語。『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』。

(今作が作られた意図が意図なだけに、文章がかなーり長くなってしまいそう。ご容赦ください。)

2016年公開『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』より初登場のキャラクター「ブラックパンサー/テイ・チャラ」を演じたチャドウィック・ボーズマン。彼が2020年8月、持病の悪化により亡くなってしまったという訃報は、

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映画#57『プレステージ』

映画#57『プレステージ』

どうやら私はとんでもない映画に出会ってしまったらしい。
奇術と復讐が絡み合うサスペンス映画『プレステージ』ご照覧あれ。

昼間が暇だったんで、家でじっくりと映画を観ようかなと。って訳で私が敬愛するクリストファー・ノーラン監督の作品を観ることに。丁度無料期間が終わるギリギリってのもあったんで。

簡潔に感想を言い表すと「これはとんでもない映画」といった所か。とにかく展開が我々の予想の斜め上をいくもの

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映画#56『GODZILLA ゴジラ』

映画#56『GODZILLA ゴジラ』

2014年当時、小学5年生の私が初めて劇場で目にしたゴジラ映画。『GODZILLA ゴジラ』でごぜーます。

いわゆる「ハリウッド版ゴジラ」と呼ばれるもの。一応1998年にローランド・エメリッヒ監督が撮ったゴジラもあるが…..あれはまぁ、うん。

ハリウッドが作り出したゴジラは良く言えば筋肉質、悪く言えばぽっちゃり気味。だが特撮ではなく、モーションキャプチャーを使用して描かれるゴジラは、まさに大迫

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映画#55『ホビット 決戦のゆくえ』

映画#55『ホビット 決戦のゆくえ』

「ホビット」三部作、最終章。『ホビット 決戦のゆくえ』いざ参る。

スマウグの脅威は去り、無事故郷を取り戻したトーリン。だがその膨大な財宝は中つ国の多くの種族を魅了し、更にトーリンは財宝の魔力に取り憑かれ別人のように変貌してしまう。ここに、中つ国最大の大合戦が勃発した。

『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』よりも、更にハイスケールな大戦闘。映像も綺麗になっているおかげで迫力もマシマシに。

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映画#54『ホビット 竜に奪われた王国』

映画#54『ホビット 竜に奪われた王国』

邪悪な竜がついに目覚める……続編『ホビット 竜に奪われた王国』でございます。

やっぱり前作と同様、世界観が更に広がっていく感覚、本当に観ていてワクワクする。スカイリムに出てきそうな街も出てきて無性に叫びたくなったようなないような

ビルボ一行も遂に旅の終着点に到着。果たして無事、祖国エレボールを取り戻すことができるのか。

そこに登場するは、エレボールを滅ぼした邪悪な竜「スマウグ」。こいつがまぁ

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映画#53『アムステルダム』

映画#53『アムステルダム』

『RRR』同様、ふと映画館でポスターを見かけ「うわ、面白そう、観よ」となった映画。国家の陰謀を巡る群像劇『アムステルダム』。

この映画、とにかくキャストが豪華すぎる。クリスチャン・ベールやマーゴット・ロビーを始め、登場人物のどれもが著名な俳優ばかり。

あらすじとしては「ある事件の濡れ衣を着せられた男女3人が、知らず知らずの内に国家の陰謀に巻き込まれていく」というもの。真実の片鱗に触れた彼らは、

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映画#52『ホビット 思いがけない冒険』

映画#52『ホビット 思いがけない冒険』

『ロード・オブ・ザ・リング』を完走したってことで、こっちもしっかりと観ていくぞい。ってことでまずは『ホビット 思いがけない冒険』から。

『LotR』では見られなかった物語、世界観、それが今作で一気に広がる感じがたまらない。ファンタジーモノのこういうとこ、大好物です。

「ドワーフ12人とホビット1人、偉大な魔法使い1人」という特殊なパーティ編成(?)だけれどそれもまた良し。

あとまぁ映像が綺麗

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