見出し画像

映画#55『ホビット 決戦のゆくえ』

『ホビット 決戦のゆくえ』
(The Hobbit: The Battle of the Five Armies)

監督:ピーター・ジャクソン
原作:J・R・R・トールキン『ホビットの冒険』
出演:イアン・マッケラン、マーティン・フリーマン、リチャード・アーミティッジ、エヴァンジェリン・リリー、リー・ペイス、ルーク・エヴァンズ、ベネディクト・カンバーバッジ、他
配給:ワーナー・ブラザーズ
公開:2014年12月13日(日本)12月17日(米国)
上映時間:145分
製作国:ニュージーランド、アメリカ合衆国

Wikipediaより引用

「ホビット」三部作、最終章。『ホビット 決戦のゆくえ』いざ参る。


スマウグの脅威は去り、無事故郷を取り戻したトーリン。だがその膨大な財宝は中つ国の多くの種族を魅了し、更にトーリンは財宝の魔力に取り憑かれ別人のように変貌してしまう。ここに、中つ国最大の大合戦が勃発した。

『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』よりも、更にハイスケールな大戦闘。映像も綺麗になっているおかげで迫力もマシマシに。

ただ俺は一つ言いたい……あの大ミミズとやらは何だったんだ!?くろがね山のドワーフの力を示唆するもの、ただそれだけだったんだろうか…..どうせなら戦場で大暴れして欲しかった所ではある。


あとこのシリーズのラスボス的ボジションである邪竜スマウグ……前作の後半部分にて満を持して登場。前の記事でも言ったけど私はこの狡猾で高尚でTHEドラゴンな見た目のスマウグ様が大好きなのだ。

港町を灼熱の炎で焼き尽くし、大勢の命を無慈悲にも奪っていく…これこそまさしく「邪竜」たる御姿……と思った矢先、なんと我らがスマウグ様は序盤の数十分で撃沈してしまうのである。

てっきり私は「黒い矢に弱点を貫かれる→スマウグ撃退→戦争中にブチギレ状態だけど弱ってるスマウグ乱入→戦場がヤバいことになる」なんていう展開を期待していたのだが……これではあまりにも呆気なすぎるような。


んでまぁ何だかんだで戦争は終結し、ビルボは無事故郷に帰れたんだけど……何だろう、ラストなのに上手く感動できない。

『ホビットの物語』は『LotR』の前日譚だから…..ってのもあるだろうけど。あんなにも壮大な冒険物語だったのに、何だか肩透かしを食らったような気分だ。


というわけで……個人的には今作はビミョーな感じ。三部作しっかりと観たハズなのに。何だろう、この不完全燃焼感は。一番面白かったのは『竜に奪われた王国』かなぁ、個人的に。

観終わった後の私はきっとこんな表情を浮かべていただろうと思う。

ここまで来たならドラマ『力の指輪』の方も観なくちゃーね。
私の中つ国の冒険の旅はまだまだつづーく。

この記事が参加している募集

#スキしてみて

527,222件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?