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映画#61『ダンケルク』

『ダンケルク』(Dunkirk)

監督・脚本:クリストファー・ノーラン
出演:フィン・ホワイトヘッド、トム・グリン=カーニー、ジャック・ロウデン、ハリー・スタイルズ、アナイリン・バーナード、ジェームズ・ダーシー、バリー・コーガン、キリアン・マーフィー、トム・ハーディ、他
配給:ワーナー・ブラザーズ
公開:2017年7月21日(英国、米国)9月9日(日本)
上映時間:106分
製作国:イギリス、アメリカ合衆国、フランス、オランダ

Wikipediaより引用

「兵士たちよ、戦うな、逃げろ」。
『ダンケルク』作戦開始。


第二次世界大戦中に実際に行われた「ダンケルク大撤退」こと「ダイナモ作戦」を描いた今作。

『プライベート・ライアン』や『1917』に代表される、数ある戦争映画の中でも異質とされる今作。その理由とは、今作は「撤退作戦」を描いた作品であるからだ。

「勝利のため」ではなく「故郷に帰るため」に奔走する兵士たちの姿は、生々しく、陰鬱で、それこそ敵に勝利した時のような「華やかさ」なんてものは存在しない。だからこそ、今作の戦争の描写の現実味は非常に強烈。

個人的に印象に残っているのは、兵士が装備を脱ぎ捨て波に自ら飲まれていくのを、黙って見ている兵士たちのシーン(画像参照)。まさに当時の戦時中の鬱蒼とした絶望感を真に体現したシーンだと思っている。


そんな今作を監督したのは『ダークナイト』や『インターステラー』などの超大作を手がけた私が敬愛してやまないクリストファー・ノーラン。

今までの作品の例に違わず、今作もまた一見分かりにくいストーリー構成を作り上げている。視点を「陸・海・空」の視点に分け、バラバラの時間軸での出来事だと思わせつつ最終的には集合させる。そんなスタイルだ。

「陸」は敵の攻撃から必死に逃げる兵士たちを、
「海」は国からの指令で兵士たちの救助に向かう国民を、
「空」は敵を撃ち落とす空軍を、
それぞれ描いている。

ノーランのどの作品にも言えることだが、物語のまとめ方が本当に上手い。それに一言に難解と言っても、物語内でのセリフが少ないというだけで構造自体は比較的単純。(『プレステージ』とか『TENET テネット』とかの方がよっぽどムズイ気もする)


んでこれは非常に個人的……というかここに書くべきことじゃないような気もするけど、本編の7割ぐらいを電車の中で観たというのもあってあんまり中身が入ってきてない、というのが本音…。

トム・グリン=カーニーに「なんだって?」って言われてるような……。

時間空いたら、今度家でじっくり観ようかなと。最近、珍しくリアルが忙しいもんで…..

これで配信されてるノーラン作品は全部観たかな?あとは『インソムニア』とか『フォロウィング』とか観れば全制覇じゃ。いつかレンタルビデオ屋にも寄ってみようかな。

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