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映画#56『GODZILLA ゴジラ』
『GODZILLA ゴジラ』(Godzilla)
監督:ギャレス・エドワーズ
原作:東宝『ゴジラ』
出演:アーロン・テイラー=ジョンソン、渡辺謙、エリザベス・オルセン、アンディ・サーキス、ジュリエット・ビノシュ、サリー・ホーキンス、デヴィッド・ストラザーン、ブライアン・クランストン、他
配給:ワーナー・ブラザーズ(米国)東宝(日本)
公開:2014年5月16日(米国)7月25日(日本)
上映時間:123分
製作国:アメリカ合衆国
2014年当時、小学5年生の私が初めて劇場で目にしたゴジラ映画。『GODZILLA ゴジラ』でごぜーます。
いわゆる「ハリウッド版ゴジラ」と呼ばれるもの。一応1998年にローランド・エメリッヒ監督が撮ったゴジラもあるが…..あれはまぁ、うん。
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ハリウッドが作り出したゴジラは良く言えば筋肉質、悪く言えばぽっちゃり気味。だが特撮ではなく、モーションキャプチャーを使用して描かれるゴジラは、まさに大迫力の一言。
上手くは言い表せないものの、この映画におけるゴジラの存在感は「未知の脅威、地球に仇なす超巨大生物」と言った感じだ。
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ここのシーンも「人類の救世主」ではなく「地球の真なる支配者」と言った印象を受ける。
だが物語が進むにつれ、徐々にゴジラは「自然を調和する者」としての側面を持ち出し始める。「ゴジラは人類の希望ではない」ということを諭すのが、渡辺謙演じる芹沢博士、というのが何ともニクい。
それでいて、ゴジラの真の特徴とも言える「核の脅威が具現化した、ある種の空想的存在」というのを、オープニングで十分に表現していた点は評価されるべきだろう。
![](https://assets.st-note.com/img/1668222369981-kjIKqrMvK7.jpg?width=800)
だが、言ってしまえばそれだけなのだ。ゴジラの登場シーンはあまり多くない(ゴジラと敵対する怪獣・ムートーの方が恐らく長く登場している)し、「怪獣映画」ってよりかは「怪獣に立ち向かう米軍の映画」って感じ。
正直、別にゴジラを主役に添える必要は無かったのでは??と言った印象を受けてしまうのが私の本音だ。今作の唯一の不満点を挙げるとすればそこだろうか。
(まぁ、今作で不足した「ゴジラっぽさ」を過剰なほどぶち込みまくった、ゴジラガチオタ監督が撮った続編が、5年後に公開されたんだけどね)
改めて観て気づいたんだけど、ゴジラとムートーが戦ってるサンフランシスコに、フォードたちが上空から突入するシーン、あそこのすっげぇ不気味な音楽って『2001年宇宙の旅』にも使われてたような気が。
調べてみたらリゲティ・ジェルジュって作曲家の『レクイエム』って曲なんだそう。ここでする話じゃないような気もするけどキューブリックの他の作品にも色々音楽が使われているそうな。
ちなみに記事の一番上に載っけた予告編にも流れてたりする。
と、先程言った不満点は見過ごせないけど、大迫力な怪獣バトルは見れた(ちょーーーーっと暗すぎて見えない部分もあったけれど)し、蛇足になりがちな人間ドラマも丸く収まってたし、満足ではあるかなって感じ。
↓画像の出典↓
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