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映画#53『アムステルダム』

『アムステルダム』(Amsterdam)

監督:デビッド・O・ラッセル
出演:クリスチャン・ベール、マーゴット・ロビー、ジョン・デビッド・ワシントン、クリス・ロック、テイラー・スウィフト、ロバート・デ・ニーロ、他
配給:ディズニー
公開:2022年10月28日
上映時間:134分
製作国:アメリカ合衆国

映画.comより引用

『RRR』同様、ふと映画館でポスターを見かけ「うわ、面白そう、観よ」となった映画。国家の陰謀を巡る群像劇『アムステルダム』


この映画、とにかくキャストが豪華すぎる。クリスチャン・ベールやマーゴット・ロビーを始め、登場人物のどれもが著名な俳優ばかり。

個人的にロバート・デ・ニーロの圧倒的威圧感というか迫力というか貫禄というか…
思わず「あ、格が違ぇ」と心の中で呟いてしまった。特に演説のシーンとか。


あらすじとしては「ある事件の濡れ衣を着せられた男女3人が、知らず知らずの内に国家の陰謀に巻き込まれていく」というもの。真実の片鱗に触れた彼らは、様々な人々を巻き込みながら国家の秘密を解き明かしていく(これ、実際にアメリカで起きた実話なんだそうな)。

この仲良し3人組、見ていてとてもほのぼのする。

一見スパイ映画のようなシリアスな雰囲気を想像するかもしれないが、タッチは意外にもコメディ寄り。音楽も軽快で、何だか軽いノリで物語が進んでいく感じ。「さて、いっちょ俺らでかましてやりますか」的な?


アクション要素はほぼなく、その代わり物語は会話劇によって進んでいく。アクション大好きな私はもしかしたら飽きてしまうのでは…と一瞬思ったが全くそうではなく、むしろずっとスクリーンから目が離せなかったほど。

登場人物も比較的多く、だがごちゃっとしておらずそれぞれ個性が際立っており、そんな彼らが織りなす会話はテンポの良さも相まって非常に耳に入りやすい。


地元の映画館ってのもあるだろうけど、見に来ている人がかなり少ないのが個人的に意外だった。こんなにもゴージャスな映画、中々無いのに。

私も中々こういったジャンルには触れないもので、とっても新鮮な気分。飽きると思いきや全くその逆だったので非常に満足です。

(欲を言えば、主人公3人組の仲良しシーンというか、アムステルダムでの日々をもう少し掘り下げて欲しかったかも。すごい仲がいいってのは分かるけど、その度合いというかもっと深い部分がイマイチ伝わりづらい感じ。)


最後に一つ、言わせてくれ。
マーゴット・ロビー、美しすぎた。

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