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住吉界隈いま・むかし[34]【浅澤神社】

『住吉界隈いま・むかし』は、1918(大正7)年生まれの白井伊之助さんが記憶と想像で描いた昔の「住吉界隈」(住吉区の西半分と住之江区の東半分 ※ 住之江区は1974(昭和49)年7月22日に住吉区から西部を分離して成立)と、同じ場所で撮った1980(昭和55)年(古くは明治時代)と現在の写真を見比べて移り変わりを見てみようとする企画です。
阪神沿線×タイムスリップ写真館」を見て我が町でもやってみようと思い立ちました。

これまで33回に亘り、次のスポットの移り変わりを見てきました。

住吉界隈いま・むかしの第34弾は、浅澤社(上住吉2丁目11番21号)を紹介します。『住吉いま・むかし』P.36~37からの転載です。

浅澤社は、住吉っさん(住吉大社)境外末社で、芸事、作法、美容を願う神社です。女性の守護にあらたかな神・市杵島姫命イチキシマヒメ(弁天さん)を祀ることから俗に「住吉さんの弁天さん」とも親しまれいます。

2022-05-03

42年前の写真と今の写真を見比べてみると、大きく変わっているのは右側の電柱が無くなっていることです。代わりにろうそく石のようなのがあります。

2022-05-03

今日もお参りに来られた方が多めでした。

私も時よりお参りをします🙏


2022-05-03

浅澤社の右(北)側には、大きな石燈籠がありますが、

夜には点灯します~

2022-05-03
2022-05-03
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浅澤社は、カキツバタが群生する沼池にある島に祀られた神社で、古く万葉集には、

住吉(すみのえ)の浅沢小野(あさざわをの)の杜若(かきつばた)
衣(ころも)に摺(す)りつけ着(き)む日(ひ)知(し)らずも

万葉集

と詠まれ、住吉の浅沢はカキツバタの名勝として知られていました。5月~6月頃に、浅い水辺から50cm~70cmの丈を伸ばし深みのある鮮やかな青色の花を咲かせます。今がこの季節です。尚、カキツバタは住吉区の花に選定されています。


#この街がすき #住吉界隈いま・むかし #浅澤社 #タイムスリップ  

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