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オリンパスのm4/3に別れを告げたわけ
【自分史の切片としてのカメラ機材 #7 】 オリンパスのカメラとのつき合いは、父が買ったオリンパスペンFTから始まる(#1)。独創的なデザインとアイデアのある構造。ペンタ…
デジタルのメイン機材は変遷した
【自分史の切片としてのカメラ機材 #6 】 2005年前後だったか。仕事上でおつき合いがあったオリンパス社の決算説明会を見学させていただいた。そこに登壇したいまは被告人と…
中判フィルムカメラたちは奇妙な縁でやってきた
【自分史の切片としてのカメラ機材 #4 】 41歳で転職した。米国系の企業から中小企業的な古めかしさを残した日本の会社へ。戸惑うことが多かった。 入社して間もなくのある…
フィルム時代のコンパクトカメラたち
【自分史の切片としてのカメラ機材 #3 】 写真やカメラに対する興味を失っていた30代から50代にかけての30年間、他の何を楽しみにしていたか。書いても詮ないことながら、自…
Z fc持って高知を東へ西へ
きれいじゃないか。湿度が低いヨーロッパで撮ったような透明感。12月初めの晴天が続いていた高知県の空気がヨーロッパのそれのようだったのだろうか。NIKON Z fcと発売されたばかりのNIKKOR Z DX18-140 f/3.5-6.3 VR の性能によるのだろうか。それはわからないが、その両方が関わっているのは間違いない。
選んだ画像はRAWからPhoto shop(PS)で撮影時の自分の記憶を
オリンパスのm4/3に別れを告げたわけ
【自分史の切片としてのカメラ機材 #7 】
オリンパスのカメラとのつき合いは、父が買ったオリンパスペンFTから始まる(#1)。独創的なデザインとアイデアのある構造。ペンタプリズムではなく、横向きのミラーでファインダーまで光を導き、それで一眼レフを成立させている。そんなカメラはペンFTだけだろう。ガラスのプリズムがないだけ軽量になる。普及型の一眼レフにもプリズムでなくミラーを使っている機種がある。それ
中判フィルムカメラたちは奇妙な縁でやってきた
【自分史の切片としてのカメラ機材 #4 】
41歳で転職した。米国系の企業から中小企業的な古めかしさを残した日本の会社へ。戸惑うことが多かった。
入社して間もなくのある日、社屋裏のバックヤードを通り抜けようとしたら、カゴの中にカメラや交換レンズがゴチャゴチャと放り込まれているのを見つけた。こんなカメラを使うのは自分が所属している広報部以外に考えられない。部下の一人に「あれは何だい?」と問いただした
フィルムカメラの時代に
【自分史の切片としてのカメラ機材 #2 】
就職して給料を得るようになっても、おいそれと高級カメラを買う余裕はなかった。初任給から家計費を負担しなければならなかったから。それでもなお欲しかったのはクルマとカメラだ。クルマははるかに手が届かない。カメラならなんとかなる。
ちょうどニコンF2が発売された頃だ。しかしF2は高すぎる。買ったのはニコマートFTn。お定まりの50mm F1.4付。会社で仕事に使