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海外で子育て: フランス🇫🇷教育事情

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若い時の苦労は、買ってでも“しなくていい”

若い時の苦労は、買ってでも“しなくていい”

映画『Taxi』を最初に観た時、主人公のエミリアンが実家でお母さんに作ってもらっていた1週間分の食事のタッパー容器を受け取って帰るシーンで「え?マザコン?」ってびっくりしたけど、

過保護なわけじゃない…って、息子がパリでひとり暮らしになって気づいた。

フランス🇫🇷では24時間営業のコンビニはないし、買い出しや配達もままならない。日曜は休みのところが多いし、時間もお金も限られた生活をしている

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小さな贅沢:ひとり暮らし男子にオリーヴの木べら

小さな贅沢:ひとり暮らし男子にオリーヴの木べら

息子ひとり暮らし開始(から早くも3週間経過)。グランゼコールなので、8月後半から既にプログラムは始まっている。

家具付きワンルームだけれど、メザニンもついていて居心地よさそう。前の住人は7年間住んでいたというのも納得、な空間と立地。ジムもいいところが見つかって、健康管理もうまくいっている様子(高校までの体育の授業と陸上クラブの練習がなくなるわけなので)。

大家さんもいい方達で、マットレスも調理

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フランス🇫🇷の母親と息子の空気感満載な名コマーシャル(私にとっては、ね)

フランス🇫🇷の母親と息子の空気感満載な名コマーシャル(私にとっては、ね)

写真も映像も、大好きな作品は何度でも見返したりするけれど、テレビコマーシャルも、そう。

結末が分かっている小説を、読み返すたび感動するけれど視点が変わっていることに気がつくように、映画も見直す度に自分の年齢や立場が変わっていたりするから、誰に感情移入しているか、もしくは、どう俯瞰しているかによって印象が変わったり、見えなかったものが見えてきたり…

IKEAのこのコマーシャルも、最初に見たときに

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『食育』は息子がしてくれた

『食育』は息子がしてくれた

この夏休み、7月後半になってのランチはファミレスみたいな献立が続く。

…というのも、息子がまもなくひとり暮らし開始なので、彼のために小分けして冷凍しておいたものを、せっかくなので全部食べてもらいたいけれど、カレーとミートソース連日続けるわけにもいかないので、カレーうどんになったり、ドライカレーになったり、ラザニアになったり。

そう、我が家の食卓には、フランスの家庭料理と同じかそれ以上に和食や(

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大國魂神社と七五三と自転車と

大國魂神社と七五三と自転車と

13年前、満5歳の一時帰国の夏はジリジリと暑かったけれど、ずっと楽しみにしていた息子なので七五三をすることにした。(11月には来られそうになかったので)

伊勢丹で予約していた貸衣装を着せてもらい、軒続きのフォーリスの美容院で髪を整えてもらい、再び伊勢丹の写真館へ。

そうして、横断歩道を渡って大國魂神社の鳥居をくぐり、「参道は真ん中を神様が通るのだから、人間は端を歩くのよ」と教えながら本殿へと向

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