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コンプレックスという武器

人はある年齢(これには個人差がありますが)に達すると、一種の「開き直り」、言い換えれば「悟りを開く」生き物だと思っています。

若い頃、自分でも嫌で嫌で仕方のなかった部分を、好きに思える日が、きっと来るのだと思います。

皆さんにも、自身の外見や内面で「ここは好きじゃない」とか「生まれ変わったらこうなりたい」とか、あるんではないでしょうか?

私にもあります。山のように(笑)。

いや、正確には「ありました」です。年齢を重ねるうちに、ポジティブな意味で、感情は鈍化していきました。

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私は、かるーいコンプレックスで言えば「福耳」ではないのが嫌でした。

貧乏人」とからかわれた過去もあります。さらに言えば、上部が尖った形状なので、通称「悪魔の耳」と云われる形状なのですが、これがコンプレックスに拍車を掛けました。

こういった名称をからかうのって、常套手段じゃないですか。「悪魔の耳=この悪魔野郎が!」的な流れも必然だったりします。

皆さんも、そういった事例ってないですか?

あのときあんなこと言った(言われた)けど、あれって何だったんだろう?」的なやつですね。外見があだ名になった方もいるのではないでしょうか?

余談ですが、私の中学のあだ名は「おじさん」でした。今なら、まんま過ぎて(40歳なので)あだ名ではなく肩書と言っても良さそうです(笑)。(由来は雑学が好きで、どうでもいいことを知っていたので、「耳年増=おじさん」という流れです。)

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耳の上部が尖っている印象があるものを指します。このような耳の場合、頭の回転が速く、的確な判断力を持つとされます。計算力や語学力に長け、知能的な仕事に向いています。人をまとめたり、率いることに優れているはずです。人の配置が上手くリーダーシップを発揮して、大きな業績が残せます。物質面での豊かさを求める傾向にあります。人の言いたいことを理解するのが早いとされます。知識などは豊富なのですが、それをひけらかすことはないようです。洞察力に優れ、人やモノの本質や関係性を見抜くことに優れています。

上記は「悪魔の耳」の検索結果の一例です。恥じることなんてなかったのです。

悪口だと思っていたのは、私の知識が足らなくて自らそう感じていただけで、当時から調べていれば、なんてことはなかったな…というのが現在の感想です。

また、もっと根が深ーいコンプレックスもありますが、こちらの詳細は割愛します(笑)。

ですが、どんなに根が深くても生きていれば慣れるものです。そして、慣れたのであれば、活かす方向に舵を切ることができます。

私の20代の口癖は「死にたい」でした(怖えっ)。

次から次に訪れる困難に、耐えられなくなっていました。

変われたのは、見方を変えたからです。そのためには、自分を見つめて変化していくだけの時間が必要でした。

結果、ポジティブな今がありますし、しんどい経験があるから人に優しくなれるし、自分のやりたい道に進む覚悟と勇気を手に入れました。

世の中に出回っている「適性診断」的なモノは、「社会性」と「ホスピタリティ」が私の特性だと示します。

ですが、これは後天的なモノであり、生きてきて培ってきた「才能」なんだと思っています。

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今、もし、あなたがコンプレックスをお持ちなら、それはきっと、あなたにとってかけがえのない武器になります。ただ、時期が来ていないだけなのです。

周囲の環境や、なにより自分自身を、ゆっくり時間がかかってもいいので、俯瞰して視られるようになった時、あなたはきっと、素敵になっているはずです(*^▽^*)。

ということで、今回の投稿は以上です。

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