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営業力とか、そんな指標は存在しない #163

“営業力”という言葉、言語化できますか?

大した営業成績ではないのですが、曲がりなりとも4年間営業職をやってきた気づきを書きます。

※この考え方は、かなり個人的な主観が入ってます。

営業って職種、勘違いされやすい職種だと思っています。具体的にいうと、「営業力という言葉が曖昧すぎて、よくわからない」ということです。

例えば、ITエンジニアであれば〇〇の言語が出来る。施工管理職であれば、〇〇の資格を持っている。医者であれば、医師免許が必要。他の職種でいえば、こういった「目に見えた資格や指標」があります。

対して、営業職。会社の中での営業数字はありますが、これは、置かれている環境によっていかようにでも左右されます。定量化されているように”見せかけている”だけで、蓋を開けると環境や商品にかなり影響されるものです。

例えば、業界シェアナンバー1の定期的にニーズがある商品を、既存のお客様に向けて販売する営業。対して、数千万円単位の投資用不動産を飛び込みで販売する営業職。どちらの環境で予算達成をした人が、”営業職”としての能力があると思いますか?

また、商談の”やり方”にも得意不得意が出てきます。データをもとに、ロジカルな提案が得意な人。人の気持ちに入りこむのが得意で、仲良くなって受注する人。どちらの人が、”営業職”としての能力(商談力)があると思いますか?

こんな格好で、「結局のところ、営業力ってなに?」という話になります。この問いについて、自分なりの解がでました。

■”営業力”って、存在しない。覚悟があるかないかというだけの話。

断言しますが、全ての人に気に入られる営業パーソンなど存在しません。世界中の人と友達にはなれないですよね。それだけの話です。

”営業力”という言葉で片付けるから、歪むんだと思います。やり方なんていかようにでもあり、自分なりに取り組めればいい。

ただ、一つだけいえるとするならば「どんな方法であれ、”覚悟”がなければNG」ということです。数字が全ての世界なので、「〇〇の目標を絶対やりきる」という覚悟が必要です。

極論、それさえあれば成り立ってしまいます。人よりも仕事が2倍遅いなら、3倍の時間をかければいい。受注率が悪いなら、単価をあげたり、逆に数をこなせばいい。”覚悟”があれば、できますよね。

こうやって考えていくと、仕事における答えってとてもシンプルなものに思えてきました。きっと、本質的には能力の差ではじゃないんでしょうね。

「覚悟があればなんでもできる」※猪木風



ニコラス

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