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久々に邦画を見た【"旅立ちの唄~十五の春"】
1日中雨が続く中、
時間を持て余してるボクは
Abema TVを開いて無料公開中の映画でどれを見ようか迷っていた。
そんな時にふと目についたのがこの映画だ。
※2024/06/23時点、7日間だけ無料で視聴可能。
沖縄の南大東島を舞台にした、中学卒業後の高校入学と同時に親元を離れることになった10代の男女を描いた映画である。
偶然Abema TVで見かけたので再生ボタンをポチッと押してみたわけだが、これが意外にも良かった。
・ビビッドすぎない控えめな色合いが見てて疲れないこと
・BGMがうるさすぎない、全体の8割近くがBGMなしで物語が展開している
・近年のTV番組やインスタ・tiktokといった動画Platformではやってる縦動画、大物Youtuberの動画にありがちな全編テロップや猥雑な効果音など不必要な要素を省いたミニマルな映像表現・過度に盛り上げすぎない物語の起伏や展開、リアリティを損なわない映像表現。
※特に不必要な性描写や暴力的な描写を映さないところに制作陣の人間性というか想いが込められてる感じがあっていいなと思った。
そう!見てて疲れないことやリアリティ溢れる人間ドラマや演じる役者の現実味が漂う感情表現が印象に残った。
その他にも個人的には各シーンごとにおいて役者にピントが合ってる部分や背景をうまくぼかしてるところに魅力を感じた。
見てる中で
「あぁ〜これはF2.8の望遠レンズで撮ってるんかな」
「背景を強くぼかす辺り、何となく単焦点レンズで撮ったのかな」
「機材は何を使ったのかな」
などなど、
写真と映像制作について今も独学で学ぶ人間としてこの辺はスゴく気になる部分でもあった。
「カラーグレーディングはどういう風に編集してるんだろか」
「LUTは何を当ててるんかな」的な感じで細かい部分が気になるというか
単純に「こういう風に編集すれば表題の映画に近い風合いを再現できるかな」みたいな感じで思うことが何度かあった。
いずれにせよ、昔の10~20代と今とでは映画を見る上での感性であったり見る上で魅力的だと感じるポイントは大きく変わった。
今までの経験であったり、ダイレクトに感じたことやこれまで視聴してきたアニメやマンガ・邦画と洋画ともに「どんな演出と音楽が好きか、どんな人物表現に魅力を感じるか」など色々見てきた中で積み重なってきた経緯・結果が影響してるのかもしれない。
というわけで今回は久しぶりに邦画を見て良いなと思ったことを忘れない内に綴ろうと思い、こんな感じの記事を載せることにした。
その時その時の思いであったり、感想というか純粋に良いなと感じた出来事には賞味期限があるので、この思いが消えない内に言語化するというか文字に起こすことが大事だと感じた。
やっぱり日本の映画って、えぇな~~~!!!!!!!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
追記:主人公の母親役を演じた大竹しのぶの安定感というか母親としての表情がとてもリアリティがあって印象的だった。
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