メタル君の「今日の精神医学豆知識!」(441)-(445)
皆様、こんにちは。鹿冶梟介(かやほうすけ)です😆
今週が終われば皆様、いよいよGWですね!
今年は4月30日、5月1日、2日で有給を取れば、なんと9連休....!!!
こんだけ休みを取れれば国内旅行どころか海外旅行も...なんて思いますが、小生はどこにも行けません...😭
病院のオンコールが所々ではいっており、とても遠出なんて出来ませんがな...✈️
ということで今年のGWはnoteとワイン三昧になりそうですね(これはこれで好し)!
メタル君の「今日の精神医学豆知識!」は、X(旧: twitter)で毎朝8時にアップしております。
X(旧: twitter)民の皆様も、X(旧: twitter)では語りきれなかった【メタルのおまけ】がございますので、ご興味があれば本記事を是非お読みください!
【今日の精神医学豆知識集!(その89)】
【メタルのおまけ】
嘘発見器は1935年に米国の発明家レナード・キーラーによって開発されたよ。なので最初のタイプの嘘発見器を"キーラーポリグラフ(キーラーの嘘発見器)"と読んだそうだよ。ちなみにかつて同性愛者をあぶりだすために嘘発見器が多用された歴史があるそうだよ。
↓嘘発見器って、アマゾンで購入できるんですね!
【メタルのおまけ】
空想虚言者は最初自らの自己愛のために嘘を繰り返すけど、その嘘にリアリティを持たせようと自ら"これは本当の話"と自己暗示をかけちゃうんだよ。要するに自分の嘘を自分で信じ込む病気だね。10年以上前にバイオロジーの世界で大きなスキャンダルがあったけど、あれは研究員が空想虚言者だったのでは?という噂もあったよ。
↓あの事件はあの人が空想虚言者だったと小生は思います…。
【メタルのおまけ】
精神病質とは今でいうパーソナリティ障害のことだよ。ドイツの精神医学者Kraepelin Eは欺瞞者を虚言症と含めて、Kraepelinは虚言・欺瞞者と分類したけど、いまでいうと演技性パーソナリティ障害に該当するかな。
↓詐欺師の映画と言えば、キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン!
【メタルのおまけ】
詐病精神病に似たケースで、Kraepelin Eが報告した症例は興味深いよ。ある妄想患者が皆が自分を騙して精神病に仕立てようと企んでいるので、自分が健康であることを証明するために精神病の真似をして入院した...、と言ったそうだよ。このケースは本当はどっちなんだろうね(健康だったのかな)?
↓未読ですが、面白そうですね🤔
【メタルのおまけ】
純粋詐病よりも部分詐病は結構いると思うよ。ヒステリー性の性格傾向を持つ人は身体疾患が生じると、その症状をとても誇張することがあるよ。この状態をヒステリー性加重(hysterical overlay)と呼ぶことがあるよ。
↓これは「詐病」に関して最も詳しく書いてある、和書だと思います!
【メタル君の考察】
今回は「詐病」に関してツイートしたよ!
詐病は病気を装った詐欺行為で、病気として振る舞うことに何らかのメリットがあることなんだよ。
一方、何のメリットもなく病者のふりをすることを虚偽性障害というけど、こちらの方は病気として扱うべきかと個人的には思うよ。
鹿冶さんも詐病の患者さんを見たことがあるけど、それはまた別の機会に話してくれると思うよ!
これからもガンガンとマニアックな精神医学ネタを提供するぞ!
↓GWはこの水筒をもって、近くの公園にお出かけしようかな?
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